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【BMWキーローター誕生の経緯】

BMWのバイクでは、R1250GSAなどで採用されているキーレスキーとR18専用のキーレスキー。RniteTなどで採用されている物理キーの3種類のキーの形状があります。
現在BMWのディーラー数店舗で、キーレスキーケースの現物を手に取ってもらえるように展示販売させていただいていますが、ディーラースタッフの方からこんな声をいただきました。

「RniteTのキーは物理キーなので、キーホルダーなどを付けてバイクに乗ると、タンクに干渉して傷がついてしまうというオーナーが少なくないんですよ...
しかも走行時にはこれが暴れるのでガンガンタンクに当たるそうです。
この事象を解決するようなケースってできないですかね...」

展示しているバイクをまじまじと見てみると、確かにキーにキーホルダーなどを付けた状態で差し込んでみるとタンクの前の方に干渉しますね...
自分では知ることができない、このようなオーナーが抱えているちょっとした不安要素を、レザーを介して解決できるのでは?という想いでBMWキーローターの制作を初めることになりました。

どのようにキーを収納するかが課題

携帯性と利便性、さらには保護性やデザイン性など、さまざまな課題を念頭にどのような形にしていくかを模索していきます。
そんな中一番に頭に浮かんだのは、現在Heads Leatherのラインナップにある「キーリングロータ」でした。
https://heads-leather.com/lineup/keyring_rotor.html

ネジ式の真鍮製キーポストで留める仕様のキーリングローター
小ぶりなサイズ感で、複数のキーを収納できます

これは家の鍵など収納できるもので、使う時にはくるっと回転させる仕様になります。複数収納できるし、リングも備えているのでいろいろなところに取り付けることも可能です。
素材は革と相性のよい真鍮金具を採用しているので、使い込んでいくいと徐々にエイジングして愛着も湧いてきます。
この仕様を参考に実際の物理キーを用いて、原寸のモックアップを作りトライアンドエラーを繰り返し、ブラッシュアップしていきました。

ペーパーモックアップを作ってからサンプル作成していきます
表裏を張り合わせてか裁断することで、ズレの生じない断面ができます
革色と縫糸色の組み合わせで、さまざまなバリエーション展開できます
キー本体をゴムパッキンを挟んで留めることで、程よいテンションでキーをホールドします

他の物理キーへの横展開

BMW専用キーローターなので、BMWの物理キーのサイズにあわせていますが、この仕様を他のバイクキーへ横展開したのが、ドゥカティとトライアンフです。
各バイクごとに微妙にキーの長さやサイズ感、取り付ける箇所の仕様が異なるので、それぞれのキーに合ったキーローターを展開しています。

ドゥカティ パニガーレなどで使用されている物理キーはBMW用よりも若干長めですが、金具を取り付ける穴がセンターにあるので同じ仕様で展開できました。

ドゥカティ用キーローター
BMWと同じ、ネジ式の真鍮製キーポストで留める仕様です

トライアンフに関しても、ドゥカティの物理キーと比較的同じ形状なのでこちらの展開できました。ただし金具を取り付ける穴が若干小さいので他の金具を用いた仕様で展開できました。
※こちらはディーラーオリジナル商品として、ノベルティー展開しています。

トライアンフ用は物理キーの仕様上、留具を変えた仕様です

さまざまなアイテムをオーダー制作いたします!

ホームページに掲載してるラインナップでは、お好きな革色や縫糸色を選んでオーダーいただけます。またブログやインスタ、ピンタレストなどでも情報発信していますのでご覧ください。

【Heads Leather】
URL:https://heads-leather.com/
Blog:http://blog.heads-leather.com/
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