私の愛しき人への...告白文

今回は, ヘッドホンのちょっとした恋愛観について, 具体的に, けれども相手の情報は極力出さないようにしながら, 説明してみましょう!

1 恋とは突然

私は今までに, 一人の女性とお付き合いを, およそ5年くらいさせてもらったことがあり, 今はその人とはすでにお別れし, 別の女性に恋をしているわけであるが, この両者に共通することがあった. それは, 私が恋をしたくてした相手ではないということだ.

どういうことか. これは例えば, あー, 僕は彼女が欲しいなー, だから誰でも良いやー, という気持ちではないということである. むしろ, 今までは普通に友人として会話していたのだけど, 相手はともかくとして, 自分ではとっても話しやすいなーと思っている人に, 突然的に好意を自覚するということなのである.

例えば, お付き合いをさせてもらった女性については, もともと, その女性には付き合っている男性がいて, けれどあんまり仲が良くなくて, という相談をなぜだかうけるようになり, その相談やらなんやらを会話する形で, 突然に恋したのである. もはやむかしすぎて, どちらから告白したとか, 告白の言葉がなんだったかとか, そんなものは覚えていない.

また, 今, 私が恋をしている女性も, 実は境遇的に似ているのである. 私のかつて付き合っていた女性に. つまり, その女性にも当時付き合っている男性がいて, けどなんかうまく行ってないんだよね, みたいな相談を受けていたのである. もちろんその話だけではなくて, アニメの話やら, 勉強の話やら, 好き勝手に話し, 話されていたと想起する.

2 私の恋は憐憫に始まる

今のところ, わずか24歳ほどしか年齢を重ねていない私であるが, 私はどうも, 恋のきっかけとして憐憫という感情があるらしい. 憐憫とは何か. それは, 哀れみの気持ちである. 簡単に言えば, 可哀想な状況に置かれているというふうに私がその人について思っていること, それが憐憫である.

もちろん, 他のきっかけがあることは事実である. 例えば, その二人はとっても愛らしい(ここについてだね, どちらがより愛らしいのか, とか, それは客観的にみてもそうですか, などという無粋な問いを投げかけるものがいないことを, 私は切に願っているぞ★)のは間違いないし, その二人はとっても, 正直であるのは間違いないし, その二人はとっても誠実であることは間違いないし, その二人はとっても頑固であるのは間違い無いのである.

しかし, ここに挙げた原因ならびにそれ以外に言葉になっていない原因があったとしても, それらは全て二次的なものであるように私には思われる. 私の恋のスタートは憐憫なのである. これが社会的に認められた精神医学などにおいて健全なものなのか否か, 私はそれを知らない. しかし, 精神医学によって私の恋のスタートがことどとく, 健全でないと判断されようが, 知ったことでは無い. 私は恋をしたし, 私は恋をしている. これは私にとっては事実なのだから!

3 私の元カノならびに, 私の恋する相手は元気かな?

私の元カノは, 元気に過ごしているのだろうか?そうであるのならば「別に良い」のである. つまり, 私は幸せなのである. 私の恋する相手(この相手には, 告白をし, こっぴどくフラれたものだが, それでも交流関係は維持してくれているという, もう, これでどうして嫌いになれようか, いやそうはなれないよね★ってくらいに愛おしい人である)は元気に過ごしているだろうか?そうであるのならば「別に良い」のである.

私は私の恋する相手を独占したいという心があることを正直に認めよう. 私は私の恋する相手に性的欲情をしていることがあるという事実を正直に認めよう. 私は私の恋する相手と常に一緒にいたいと思う心があることを正直に認めよう.

しかし私の本心はこれでは尽くされない. 私は私の愛おしい人に. ただ, 一緒に, その人の邪魔にならないタイミングにおいて, いて欲しいのである. 私の愛おしい人には, どうか幸せになって欲しいのである. 恋とは残酷なものである. それはかつて友人関係だったものの恋愛においては成功すれば良いが, 失敗すると悲惨なことになりやすいからだ. 私は失敗した. それは告白に対して振られたからだ. けれど私は失敗していない. それは今も友人関係でいてくれるからだ.

4 恋とは生きること

私は別に, 四六時中, 私の愛おしい人を想っているわけでは無いし, そんなことはむしろ欺瞞であると想っている. 思いついたときに好きだなーと思うこと, これが人を愛するということなのだろうと思うからである. さりとて, 人は人以外まで含めれば常に恋をしているのである. それは人はなんらかに対して心奪われているからである.

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