見出し画像

今週の急成長スタートアップ: KaryaKarsa, Kudos, Stylo, Expatfile, Upheal

Headlineグループでは、いくつかのデータソースを利用して急成長しているスタートアップをデータに基づいて探し出す検索エンジン「EVA」を自社開発しています。この記事ではHeadline USのNicolas von Blottnitzが毎週EVAを通じて発見したスタートアップについてまとめている記事の翻訳を紹介します。原文はこちら


私たちは毎週約5,000社のスタートアップ企業を見ています。この記事ではHeadlineがトレンドのテック企業についてどのように考え、新しい投資機会を追跡しているのか、その一部を紹介したいと思います。この記事では、過去1週間以内にシードラウンドを調達したトップテック企業にスポットを当てています。

KaryaKarsa

HPのスクリーンショット

EVA Growth Index

EVA

プロダクト
東南アジア全域のファンに向けて、クリエイターが書籍、コミック、オーディオコンテンツを販売できるオンラインプラットフォーム

リード投資家
Sketchnote Partners

調達総額
$500K

比較対象企業
Wattpad, Patreon

コメント
クリエイターが作る本物のコンテンツを求める消費者がいることが、主要なマーケットで証明されている。EVAのトラフィックを見ると、KaryaKarsaはクリエイターとそのオーディエンスをつなぐ素晴らしい仕事をしていることがわかります。

Kudos

HPのスクリーンショット

EVA Growth Index
N/A

プロダクト
購入時にリアルタイムで特典をシュミレーションし、どのカードで購入すべきかを判断するスマートウォレット

リード投資家
Patron

調達総額
$7M

比較対象企業
MaxRewards, CardCurator

コメント
これは、クレジットカードに精通した消費者であれば、誰もが導入する可能性のあるサービスです。どのカードでフライトやホテルの部屋を購入するのが最適か考える必要がなく、Kudosに魔法をかけるだけの世界を想像してみてください。特に、AppleやGoogleのペイと統合して、Kudosが自動的に最適なカードを選んでくれるようになれば、最高です。消費者がすることは、携帯電話をタップすることだけです。

Stylo

HPのスクリーンショット

EVA Growth Index
N/A

プロダクト
ケアが必要な顧客とそうでない顧客の見極めを実現するAIを活用したカスタマーサクセスソフトウェア

リード投資家
Matchstick Ventures

調達総額
$3M

比較対象企業
N/A

コメント
ここ数年の自然言語処理の進歩により、この作業はソフトウェアによって大規模に自動化され、CSは必要な顧客のみに集中することができるため、CSのリソースを効率化することができるようになりました。

Expatfile

HPのスクリーンショット

EVA Growth Index

EVA

プロダクト
全世界のアメリカ人納税者のためのe-Taxファイリング・ソフトウェア

リード投資家
Undisclosed

調達総額
$1.3M

比較対象企業
KeeperTax, TurboTax

コメント
米国のパスポートやグリーンカードを持っていれば、あなたは世界のどこにいても無期限に、税金を納めなければいけません。従来の確定申告ソフトではカバーしきれない様々な規制があり、リモートワークが加速する中、注目すべきプロダクトの一つです。

Upheal

HPのスクリーンショット

EVA Growth Index
N/A

プロダクト
安全なビデオ通話、分析、自動プログレスノートを搭載するメンタルヘルスの臨床医向けスマートプラットフォーム

リード投資家
KAYA

調達総額
$1M

比較対象企業
N/A

コメント
オンライン・カウンセリングは非常に増えていますが、こうしたデジタル・セラピー・セッションを推進するツールは、まだ非常に時代遅れなものです。Uphealは、デジタルセラピストにとって必須のツールのように思えます。


Nicolas von Blottnitz

HeadlineのSFオフィスでSeinior AssociateをしているNicolas von Blottnitzです。Consumer、Fintech、SaaSを中心に2018年の入社以来、Grin、Trellis、Solid、Polygon、Flockjay、Tabnineへの投資をリードしてきました。

EVA Growth Indexとは
EVA Growth Indexは、企業のウェブサイトのトラフィックを中心に、サードパーティのデータソースを統合したものです。インデックスの数値が向上するにつれグラフの色が薄い青から濃い青、そして薄い赤から濃い赤へと変わっていきます。

前回の記事はこちら↓


Headline Asiaについて

Headline Asia(旧称:Infinity Ventures)はアジアを中心に4つのファンドで累計270億円を運用する、グローバルな独立系ベンチャーキャピタルファンドです。国内外に幅広いネットワークを有し、このネットワークを最大限に活用して、ベンチャー経営・投資において成功実績を持つメンバーが投資案件の発掘などの情報提供や出資先の経営支援を行い、出資先の企業価値の最大化を目指します。代表的な投資先として、直近IPOしたfreee・WealthNaviをはじめとして、ジモティ、17LIVE、GROUPON、Yeahka、FARFETCH、36krなどがあります。
2021年5月に、10年間にわたりグローバルにユニコーンを発掘する協力関係にあった、アメリカ・ヨーロッパで投資活動を行うe.venturesとともに、Headlineへリブランディングを行いました。Infinity VenturesはHeadline Asiaとして、これからも日本を中心としたアジアへの投資戦略に焦点を当ててまいります。


EVAについての質問や資金調達のご相談はHeadline Asia アソシエイト西島(isamu@headline.com / Twitter)までご連絡ください!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?