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面接でうまくいく受け答えとは?

ご無沙汰しています!ヘッドハンターちゃんです。

もう10月も終わりそうですが、まだまだ暑くて「一体地球はどうなっているの?!」って感じですよね。
地球の心配しつつ、先日は暑すぎて昼間エアコンをつけてしまいました。。。ごめんなさい、地球さん。

さて、今回は面接での受け答えに悩んでいた候補者さまがいらっしゃったので、面接でのコミュニケーション方法について書いてみたいと思います!
エージェントによっては、面接前に一緒に練習をしてくれるところもありますが、内容はまちまちだったりすので、ヘッドハンターちゃん流の手法を大公開したいと思います!!(大袈裟w)
みなさんの参考になれば嬉しいです。

(注:中途採用向けの内容になります。)


そもそも面接ってどんな感じで設計されているの?

面接を通過するためには、面接内でのコミュニケーション方法を考えるのも大事ですが、そもそもその面接では何をみられる面接なのか?を意識して準備+臨むことが大事になります!

一般的に面接は複数回で設計されていることが多く、少ないところだと2回程度、多いところだと5回など結構企業によって幅があります。
面接内で確認したい要素が多いほど、面接も多く設計されています。
ただ、最近は人材獲得競争が激化しているため、よっぽどレベルが高いポジションやブランド力がある会社以外は、大体2-3回で設計している企業が多い印象です。(選考期間が長いとその間に他社から内定が出て、候補者をロストするリスクが高まるため)

今回は3回の面接で設計されている企業を例として考えると、大体下記のようなフローで設定されている企業が多いかなと思います。

<面接フロー>
一次面接:採用担当人事(リクルーターと呼ばれます)との面接
二次面接:部門責任者(Hiring Manager)との面接
三次面接: 社長 or そのほかSenior Managerレベルとの面接

各面接での目的についてざっくり説明すると、
まず採用担当人事との面接は、基本的なスクリーニングを目的とされるケースが多いです。スクリーニングで確認されるポイントは下記が一般的だと思います。

志望動機(会社と応募するポジションへの志望動機)
基本的なスキルセット(過去の経験やポテンシャルの有無)
人物的確認(パーソナリティ、組織フィット、カルチャーフィット)
希望年収や入社可能日など条件面の確認

人事は、入社後にすぐ辞められたり、問題児となるケースを一番避けたいので、まずは全体的にマッチしているかどうかスクリーニングを行なっているケースが多いです。つまり、どんなにスキルセットが良くても志望動機が明確でないと落とされる可能性は高くなりますし、志望動機がどんなに熱いものだったとしても、スキルやポテンシャルを感じてもらえなければ落とされてしまいますので、バランスよくアピールする必要があります。
なお、条件面についても、あまりにも採用予算とかけ離れている年収を伝えてしまうと、その段階でNGとされるケースがあります。ここはエージェント経由であれば事前に予算を確認してもらうなどして、希望年収と乖離がありすぎないか確認しておきましょう。
ちなみに、一番ベストな言い方は「現年収はXXXなので、現状維持、もしくはできれば上げたいと考えていますが、御社に魅力を感じており、仕事内容など含め総合的に考えたいと思っています」という回答をおすすめしています。(これで角が立ったケースは過去ないので、安心してください!)
たまに、年収を上げたい方で理由を聞かれた時に、「転職すると10%あがると聞くので」などという根拠のない回答をお伝えされる方がいるのですが、これは嫌がられるケースが多いので絶対に言うのはやめましょう。(真顔)

次に部門面接では、特にスキルマッチとチームへのフィット感などをメインに確認されるケースが多いです。主な項目は下記です。

志望動機
キャリアビジョン(今後どんな風に活躍していきたいか)
スキルセット詳細(過去の経験と今後のポテンシャル)
人物的な確認(その人のモチベーションの根源や、カルチャーフィットがあるかどうかなど)

特にスキルセットについては、人事面接よりも深掘りされるケースが多いので、端的に、でも具体的に回答できるように準備しておくことをお勧めします!ここは自分の実績をアピールできる場でもあるのですが、一方で自己主張が激しいと見られるのも良くないので、チームと協力して成し得た仕事内容などもエピソードとして準備しておくのが吉です。

最後の最終面接では、中長期的に会社で活躍してもらえそうか、大きな懸念などはないか、など確認の面接になっているケースが多い印象です。

志望動機 
キャリアビジョン
過去の経験
人物面の確認

特にキャリアビジョンについては、入社後どのように活躍していきたいかをざっくりでもいいので言えるように準備しておくと良いかと思います。社長やシニアレベルの方からすると、採用は大きな投資です。採用して短期で終わりというわけではなく、中長期的に活躍してもらいたいと考えています。双方の期待値に大きな乖離はないか、採用が双方に取って良い縁になるかどうかという観点でいくつか質問がくるケースは多いです。
(極端な例で言うと、入社後1年したら自分で独立したいという方がいて、一方で会社としては3-5年は活躍して欲しいと思っていると、双方にギャップが出てしまいますよね。。)
自分はその会社に入ってどう貢献していきたいのか、あたらめて言語化しておくと良いかなと思います!


聞かれる要素はわかったけど、どうやって効果的にコミュニケーションしたら良いのか?

面接毎に聞かれるポイントなどはご想像いただけたかと思いますが、じゃあ実際どうやって伝えたら良いのか、コミュニケーション方法をお伝えしたいと思います。

面接は時間が決まっているのと、面接官も効率よく話を聞きたいと思っているので、端的に、でも具体的にお話しをしていく必要があります。
Closedクエッションと呼ばれるYes or Noで答えられる質問は、YesもしくはNoで答えれば良いのですが(例:「東京在住ですか?」→「はい、現在東京に住んでいます。」)、Openクエッションと呼ばれる回答が変動的で、説明が必要な質問には「結論+STARで補足説明」でお話しするのをおすすめしています。

STARというのは有名なフレームワークで、

Situation:状況
Task:どのようなタスクを持っていたか
Action:どのような行動を取ったか
Result:結果

を表しています。この通りに話を進めると、すごく相手に伝わりやすいので、結論を言った後は、この順で詳細をお話しできるように練習してみてくださいね!

面接でよく聞かれるOpenクエスションの例としては、「現職で一番の実績は何ですか?」、「ご自身がリードしたプロジェクトで、成功したプロジェクトはどのようなものですか?」などといった質問です。
上記の回答方法を使うと、一番目の質問例にはこんな感じで答えることができます。

一番の実績は、20xx年に担当したxx会社との案件です。部門で過去一番の売り上げを上げることができました。(結論)
当時別の方が担当していましたが、その方の退職に伴い、私がxx会社の担当となりました。一定の売り上げはありましたが、売り上げは決して大きくなく、また、伸び悩んでいる状況でした。(状況)
そこで私はお客様先に訪問し、ヒアリングを実施しました。(タスク)
その結果xxx部門では活用が進んでいないという課題を特定し、xxx部門のキーマンへの週2回の訪問と仮説提案を行い、現場への活用の改善を促しました。(アクション)
現在は活用が改善し、またキーマンとの関係性構築ができたことで追加受注をいただくことができ、大きな売り上げを上げることができました。(結果)

いかがでしょうか??
こんな感じで答えられると、聞いている面接官も具体的に状況をイメージしやすいですし、皆さんもご自身の実績を過不足なくお伝えできるかと思います。
文章にすると当たり前のように思うのですが、口頭になると上記のように順序立って回答できる方は少ないので、やっぱり意識して準備しておくことが大事かなと思います!
面接だと実際どんな質問が来るかはわからないので、緊張もある中でパッと答えるのが難しい部分もあるのですが、少なくとも上記の順番を守って答えられていれば、コミュニケーション能力でNGになる可能性は低くなるかと思います。


余談:逆質問って準備した方がいいの??

面接の最後に逆質問の時間を取っている企業が多いかと思いますが、本音では質問がなかったとしても、ここは最低2-3個は質問してください!
質問がないと「うちの会社に興味ないのかな」と思われてしまうケースがあったり、意外と逆質問からその方の考え方などを見ている企業もあるので、逆質問はしておいた方が絶対良いです。
また、質問内容も、年収や福利厚生などについては、Hiring Managerや社長が細かいところを把握していないケースもあるので、人事面接で確認するようにしたり、逆に業務の細かい部分についてはHiring Managerに質問するなど、面接相手によって適切な質問内容を考えるようにしましょう!


皆さんへのエール!!

面接って頻繁に転職活動していない限り、なかなか経験することがない特殊な状況です。
なので、慣れないうちはうまく面接で話せなかったり、後から「これ話せばよかった・・・」など後悔する時もあるかと思いますが、ちゃんとした方向で準備すれば、すぐ改善できるポイントも多いです。
もし仮に落ちてしまった企業があったとしても、開示OKな企業にはフィードバックを聞いてみることもキャリアにとってプラスになることが多いので、ぜひ聞いてみてくださいね。

それでは、皆さんの面接無双☆を願っています!


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