スタートアップに転職する際の注意点
みなさまおつかれさまです!
今年ももう半年が過ぎようとしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
へっどはんたーちゃんは、外資の不況に見舞われながらもなんとか社会人を頑張ってますw (上半期の戦いは厳しかったですが、なんとか首の皮一枚つながった気分です。涙)
さて、今回はスタートアップへの転職について、色んな方から問い合わせをいただくことが多いので、実際どんな感じなのか書いてみたいと思います。
もしスタートアップへの転職を考えている方がいらっしゃいましたら、ぜひ最後まで読んでみてください!
市場状況:スタートアップ求人は増えている
へっどはんたーちゃんが担当しているIT業界では特に、日系・外資問わずスタートアップの求人が出ることが本当に多いです。
外資だと、「日本法人の立ち上げメンバーの一人として参画しませんか?」というようなお誘いを受けている方も多いのではないでしょうか?
昨今だと大手IT企業が以前ほど採用を活発化していないこともあり (だれかが退職した際のReplacementを採用することはあっても、成長戦略のために新規採用をガシガシやっていく、という企業は少ないかなと思います) 、体感ではありますが、昨今の求人はスタートアップの割り合いが多くなっているのではないかと感じます。
スタートアップへの転職って「良い」のか?
では、スタートアップへの転職は良い選択肢となるのか、へっどはんたーちゃんの独自の見解を書いてみたいと思います。
結論、「経験値を積むのであればスタートアップへの転職はあり。ただし、ワークライフバランスや人間関係で安全パイを取りたいのであれば、避けた方が無難」という意見です。 (あたりまえすぎますかね?w)
前半の「経験値を積む」というのは、その経験がスキルにつながっていくのでキャリア形成において本当に重要なのですが、大手だとなかなかビジネスの全体感を考える機会がなかったり、その職種の中で経験できる範囲や責任も限定的かと思います。
一方でスタートアップは人数が限られていることもあり、
・そもそもの仕事の仕方をどうするか?(ここまでは誰がやって、ここからはこの人がやるというような役割定義も含む)
・マーケットへのメッセージや、お客さんへの提案をどうするか?
・そもそも、その成果を何で計測していく? (KPI設定)
など色んなことを考えていかなければならないし、それを実行するのも自分という結構タフな環境になりますw
ある程度会社として大きくなってきた組織であれば、上記のようなことって当たり前にもう仕組み化されていると思うのですが、スタートアップだとイチから考えていかなければいけないので、使う脳の筋肉は必然的に鍛えられるのではないかと思います。
そして、その「仕組み化」を作れる人は市場で本当に少ないので、今後キャリアを形成していく上では、強みとなることは間違いないかと思います!
一方で、後半の「ワークライフバランス・人間関係」という観点では、正直、スタートアップへの転職を考える際には注意が必要かと思います。
当たり前ですが、スタートアップはメンバーが少ないので、ひとりひとりに掛かる業務負担は大きくなりがちですし、外資だとアメリカなど海外との深夜や早朝のミーティングが入るケースもあるかと思います。
それがたまにならいいと思いますが、常態化していないかどうかなどは面接内で絶対に確認しておくべきところですし、できれば中長期的な採用計画も聞いておけると良いのではないかなと思います。
(新しい人を採用できるかどうかは、実際会社の売り上げ次第だと思うので計画通りにはいかないかもしれませんが、そもそも自分と同じポジションで採用をする計画があるのかないのかは確認したほうが良いです!だって、ずっと一人とか、少人数でやっていく計画だときつくないですか?w)
あと、意外と見落としがちなのですが、仲間がいない1人目ロールだと、自分のやっている内容を理解してもらいにくかったり、お休みが取りにくいなどといったことも出てくるので、ある程度周りとのコミュニケーションコストがかかることや、孤独が生まれることへ覚悟は必要かと思います。。
そして、「人間関係」の部分ですが、これはもう運としか言いようがないものの、スタートアップだと関わるメンバーも限られてしまうので、その人たちと相性が合うかどうかは、転職の命運を分ける要素になると思います。
ただ、へっどはんたーちゃんがいう「人との相性」って、面接で感じよさそうだったとかそんなぬるい話ではなくて、嫌な話ですが、「その環境の中で自分が活躍できて存在感を出せそうか?」というのを基準に見てほしいなと思っています。
なぜなら、「仕事ができる・できない」というのは相対的なものなので、限られた人数の中でそれが如実に露呈されると、人間関係の上下も如実に出てしまいがちなんですよね。。
(意気揚々とスタートアップにチャレンジされた方でも、入ってみて、なかなか活躍ができず、居場所を失ったと仰られる方もいらっしゃいます。。)
また、当然スタートアップだと人事がいないことも多いので、組織全体のバランスについては社長やリーダー格の方が調整する必要が出てくるのですが、そこを意識して組織開発できるリーダーは本当に少ないと思っています。
その辺り社長やリーダーがどのようにとらえているか、面接で聞いてみるとよいかもしれません。(どこまで本音で言ってくれるかはわからないですがw、そもそも考えているかどうか自体は分かる気がします)
まとめると
スタートアップ転職への色々を書いてみましたが、転職をする目的が経験を積むことなのであれば、経験できる幅や業務のスピード感も大手では絶対経験できないことだと思うので、スタートアップへの転職も前向きに考えてみるとよいと思います!
ただし、明るい側面だけでなく、ネガティブな側面も考慮して、それが自分の納得できる範囲なのか、許容できる範囲なのか真剣に向き合って、最後結論を出してみてくださいね。
なんか真面目になってしまいましたが、みなさまのお役に立つ情報であれば嬉しいです★
それでは、今年下半期もがんばりましょうー!!