大好きな韓国に移住したはずなのに待っていたのはどん底の日々
2023年、望んでいた「韓国への移住」が叶った年でした。
これから憧れていた韓国で、キラキラした生活が始まると思っていましたが、待っていたのはどん底の日々でした。
韓国を好きになったきっかけ
私が初めて韓国を好きになったのは小学5年生の時。KARAや少女時代のグループたちが日本デビューを果たした韓流ブーム2回目の時でした。
可愛くて綺麗な女性アイドルと、かっこよくてマッチョな男性アイドルに魅了されていき、韓国を追いかける日々が始まりました。
高校生の時にはオルチャンが大好きで、前髪やメイクを真似したり、大学生になると韓国ドラマにもハマってたくさん見ていました。
気づいた時には、韓国に行きたい、住みたいという夢まで現れたのです。
韓国語を独学して日常会話を習得
ハングルや簡単な挨拶は幼い頃から知っていたものの、本格的に韓国語を勉強し始めたのは19歳の頃。
響きが可愛く聞こえるし、韓国に旅行に行く度に韓国語を習得したい気持ちが強くなりました。
教材を初級のものから始め、言語交換アプリも利用しながら、へたっぴながらもインプットとアウトプットを繰り返し、1年半後くらいには日常会話までできるようになっていました。
その頃には1人で韓国に行ったり現地の友達と遊んだりし、韓国語を使いながら観光地や人、文化に触れ、どんどん韓国という国にハマっていくのでした。
コミュニケーションが取れるようになるとさらなる欲が生まれ、韓国の生活を体験したいとまで思うようになったのです。
半年の語学留学も経験
プロフィールにも書いてありますが、私は釜山に6ヶ月ほど語学留学を経験しました。
当時私は22歳で、周りは就職先が決まっている状態。周りが手に職をつけていく中、自分はこんなことしててもいいのかなと思いつつ、自分の夢を捨てきれない私は半年だけ韓国留学を決意し釜山へ。
大変なこともあったけど、韓国語をより専門的に学んで、語学堂の友達や現地の友達と交流したり、文化体験をしたりして充実した時間を過ごせました。
なにより、自分が自分らしくいられたし、韓国人の国民柄か他人を気にしない傾向があること、思ったことは言える環境が自分に合っているなと感じていました。
やっぱりこの国で住みたい!と強く感じた留学生活でした。
実際に過ごした韓国での生活
結婚を経て、夫が韓国人であったことから、運良く韓国で住むという夢が叶いました。
これから、ワクワクした生活が始まる!きっと楽しいに違いないと期待していましたが、想像していた世界とまるで違いました。
スーパーやコンビニに行けば無愛想なレジ接客、交通機関を待っていれば容赦なく押されたり順番を抜かされる、周りで聞こえる怒鳴り声、相手はそうじゃなくてもキツく言っているように聞こえる。
これは韓国の世界では当たり前で日常茶飯事。
しかし、日本文化をもち日本の国民性を持っている私からすると、日本ではありえないような出来事が次から次へとふりかかり、元々弱いメンタルがさらにボロボロに。
外に出るのも怖くなってしまって、夫がいる時以外は外に出ることはなくなっていきました。ここから1年ほど引きこもりの生活が始まります。
在住して3ヶ月過ぎたあたりから、日本に帰りたいという気持ちが湧き上がっていました。なんでこんな道を選んでしまったんだろうって自分を責めたし、情けなくなりました。
悲しくて辛くて毎日泣いて、家事してゲームしてボーッとしていました。夫や日本の友達は毎日仕事して、他の在韓の方はお仕事したり充実しているように見える毎日を送っているのに、私は何もしてないなって自責の気持ちが強かったです。
子どももいなかったので、子育てもなく本当に家事だけ。
あんなに好きで追い続けてきた韓国のリアルはこれなのか。旅行も留学も経験してきたのに、その時の韓国と全然違う。なんで韓国は〇〇なんだろう、と日本と比較する日々。
たくさんガッカリしたこともあるし、この国で私はちゃんと生きていけるのだろうか不安しかない。先の見えない暗闇を歩きながら、毎日一歩ずつ進んでいくしかない。
いつかこんな地獄の日々が終わる時が来るのかな。