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【晴れる屋七夕セール】週刊セールウォッチング【日本語非Foil】


はじめに

本記事は、株式会社晴れる屋とは一切関係なく
セールを眺めるのが趣味の筆者が手入力でデータをまとめたものである。
当然報酬もデータも貰っているわけではないので、
入力ミス等々がある可能性を考慮してご覧いただきたい。

先週の様子(20240703取得)

週刊販売数から見るカード人気

今回も取得したデータから先週の
「アーリーサマーセール」を振り返ってみようと思う。
日本語非Foilのカードは全部で584種類だった。
カードの採用実績は「晴れる屋」や"MTGGOLDFISH"などを参照した。

まずは個別のカードの週間TOP10から見ていこう。

週刊Top10

128枚

1位(299)《山》[NEO]
今回の1位は『神河:輝ける世界』の山。
富士山?霜剣山?なにかは分からないが、
とにかく雪に染まった火山がトップを取った。
今見ると251点売れて品切れ状態である。

82枚

2位《軍団の成形機械》
完全に見落としていた『ビッグスコア』のアーティファクトが2位。
現在は600円だが、当時は480円でネット最安値。
めちゃくちゃに売れたからか、セール最終日には100円値上がりしていた。

67枚

3位《願い爪のタリスマン》
『エルドレインの王権』から、
サーチ効果を持つアーティファクトがランクイン。
こちらもネット最安値で、最終日には100円の値上げ。
相手に使われる前に勝てばいいという理論で使われる印象。

65枚

4位《ドラゴンの女王、ラスリス》
『基本セット2019』からドラゴンの母がランクイン。
ドラゴンストームなどで活躍する印象はあるが、
なぜここまで売れているのかは謎だ。
モダンの赤ストームに採用されているようでもない。
シンプルにいいカードで安かったからか?

64枚

5位《人目を引く詮索者》
ゴブリンコンボでお馴染みの、
『基本セット2021』のレアカードがランクイン。
大体《鏡割りのキキジキ》などをコピーして、
フィニッシュするカードの印象。

58枚

6位《ネズミの群棲》
構築ルールを破壊するドミナリアのネズミたちがランクイン。
《影の群れの灰毛》が9枚ほど売れているため、
一緒に買われたように見える。
統率者やレガシーで使われるのだろうか。

54枚

7位《金脈のハイドラ》
『サンダー・ジャンクションの無法者』から、
神話レアのハイドラがランクイン。
シンプルに効果が強いので、
スタンダードやパイオニアなどに採用実績がある。

51枚

8位《命取りの論争》
スタンダードでも大活躍したドロー呪文がランクイン。
300円以上がザラなので、180円は安かったか。
統率者から通常構築まで役に立つ一枚。

48枚

9位《ウラブラスクの溶鉱炉》
『ファイレクシア:完全なる統一』から、
赤のアグロにピッタリなアーティファクトがランクイン。
普段は800円程度なので、120円の値引きと需要の高さが噛み合ったか。

45枚

10位《不憫な悲哀の行進》
『神河:輝ける世界』から黒の行進サイクルがランクイン。
特別安いという訳ではない。
となればモダンホライゾン3の影響だろうか。
調べるとモダンの【ネクロドミナンス】の影響が大きそうだ。
ライフの回復と、手札の消費が噛み合っているのだろう。

週刊販売数から見る色の人気

無 32枚 4種類
白 559枚 72種類
青 438枚 62種類
黒 746枚 63種類
赤 688枚 70種類
緑 629枚 69種類
金 383枚 69種類
茶 553枚 99種類
土地 784枚 69種類

先週のセールではこれだけのカードが売れた。
合計でセール商品は4,824枚売れたようだ。
この内、枚数を種類で割った際の値で比較すると、
多色と土地を無視すればトップは以下の様になる。

1位 黒
2位 赤
3位 緑
4位 白
5位 青
6位 無色

ではここで多色と土地の色指標を加えるとどうなるだろうか。

1位 黒
2位 赤
3位 緑
4位 白
5位 青
6位 無色

今回は全く順位が入れ替わらない素直な結果となった。
《願い爪のタリスマン》や《ネズミの群棲》など、
安いカードが人気を支えた形になる。

売れているカードピックアップ

36枚

モダンでは禁止になった《豆の木をのぼれ》だが、
他のフォーマットでは活躍中。
パイオニアの【5Cニヴ=ミゼット】などに採用されているようだ。


29枚

《うろつく玉座》は安かったこともありちゃんと売れたようだ。
現在は在庫も枯渇している。
一枚買っておけば良かった。

24枚

黒単で《陰謀団の貴重品室》を使うなら必須級の土地。
在庫が枯れているのもあり、現在では+520円となっている。

総括

今回も価格帯の低いカードが売り上げトップを占める形となった。
4桁以上のカードだと、
《古のヤギ角》や《創造の座、オムナス》などが売れているようだ。
ランキングでは黒が復権。
合計販売枚数は4,824枚と今週も減少傾向。

今週のセール

今週のセールは「七夕セール」。
セール対象は597枚と前回から13枚増えた。
それでは前回からの差異を確認していこう。

先週からの値引き

値段差

今回も最も値段差が大きかったのは《裏切り者の都》だ。

二週連続

前回との値段差は2,000円で、現在47,800円である。
まさかの2週連続値下がり。
今売り出したいカードという事だろうか。

値引き率

さて、今週もまた値引き率を見ていこう。
先週は驚きの値引き率が1枚あったが、今週はどうだろうか。

セール常連

《弾ける呪文飛ばし》0.49倍
980円から480円と、500円の値引き。
[OTC]の値下げがブームなのだろうか。
思い切った値下げである。

安くなったカードピックアップ

-300円 0.77倍

《ピップボーイ3000》
核戦争後には必須級のピップボーイが300円の値下げ。
それぞれ良い効果を持っており、《ウルザの物語》からもサーチできる。
Foファンの方も是非。

-200円 0.84倍

《ラウグリンのトライオーム》
ジェスカイカラーのトライオームがほぼネット最安値。
モダンのWURコントロールがエネルギーの力で活躍しているらしい。
強力なデッキのために1枚持っておくのはいいだろう。

今週からの新顔

今回の注目カードを何点かピックアップしてみよう。

2,180円

《ファイレクシアへの門》が現在ネット最安値+180円。
統率者などで出せばかなりのアドバンテージを稼げる一枚だ。

1,580円

『ゼンディカーの夜明け』の黒いアンタップイン両面ランドが、
現在ネット最安値。
今回は他にも両面土地がセールになっているので集め時かもしれない。

1,180円

《大ドルイドの魔除け》がネット最安値+180円。
サーチ、格闘、帰化と便利な効果がそろい踏み。
緑単信心などで活躍しているようで、
筆者は《嵐呼びのカラマックス》の統率者デッキに入れている。


280円

《鋼打ちの贈り物》がネット最安値+100円。
すっかり安くなった装備品サーチカード。
【ハンマータイム】は最近あまり見ない気がするが、
まだまだポテンシャルのある一枚。


180円

《植物の聖域》がネット最安値+30円。
これだけでなく、対抗色ファストランドはかなり安いので今が集め時。

おわりに

今週も無事このシリーズ記事を投稿する事が出来た。
だんだんと手際も良くなってきた気がする。
データを見ていると、今回のラスリスのようななぜ売れた?
というカードが散見される。
こうしたデータに、
ズバリと回答を出す事が出来るようになりたいものである。
それでは来週またお会いしよう。

2024/07/04 HEA

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