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中古品の寄せ集めで急行「日南」を組みたい話

座席車と寝台車の混結って萌えますよね。

客車列車は同じ形式で整った編成も美しいのですが、あえてそれを崩すのもオツなもの。以前、14系座席車と寝台車を買って急行「能登」ごっこをしましたが、その熱冷めやらず、別形式で同じ事をしようと思い立ちました。

で、他に混結の列車って何があったんだろ〜と調べていたら、ちょうど良い両数の列車を発見しました。それが急行「日南」です。

急行「日南」について

国鉄時代、関西と九州を日豊本線まわりで結ぶ急行列車として誕生した「日南」。後に九州島内のみの運行となり、晩年は12系と24系が使用されていました。この2形式の組み合わせが珍しくて面白いな〜と思い、今回はこの晩年のイメージで組成することにします。

車両の確保

とりあえず、必要な客車はこんな感じ↓↓

・スハフ12×2両
・オハ12×2両
・オハネフ25×1両
・オハネ25×1両

12系はもう1両組み込まれることもあるようですが、今回は閑散期の設定として4両のみとします。

24系2両はいずれも銀帯にするのがミソ。もちろん、牽引機となるED76も必要です。

で、早速あちこち巡ってかき集めてきました。

あっさり揃った

それにしても、なんでこんな首尾よく見つかるんだ!!お財布が大変なことになるでしょう!!!

ま、まぁ?模型との出会いは一期一会だし?その時を逃せば他の方に買われちゃうかもしれないからね??見つけた時が買い時なのです。

ただ、中古品なのでこれだけ買っても犠牲者は渋沢栄一1人だけで済みました。

車両の整備

さて、買ってきた車両たちはいずれもジャンク品なので、少し手直ししましょう。

まずED76。TOMIX製ですね。

解放テコが…

買ったときから連結器の解放テコが一部折れていたので、これは代わりのパーツを買ってきて交換。なお、ランナーから切り離すときに1本折ったのは公然の秘密です。

解放テコを交換

あとは後述の客車との連結に備え、片側のカプラーを付属のTNカプラーに交換します。

つづいて12系と24系。KATO製品です。こちらも連結器の交換がメインです。車両ごとに数種のカプラーが混在しているので、台車ごと振り替えたりTNカプラーに交換したりして、編成のどちら側に機関車が来ても良いようにしました。

12系のカオ
24系のカオ

なお、TNカプラーは台車マウントタイプのものを使用。後部のツノを除去し付属のスペーサーを噛ませて取り付けました。本来あるべきスプリングが失くなっているので少しプラプラしますが、機関車と連結できているあたり、とりあえず大丈夫なようです。

TN同士で連結した図

あとはオハネフのテールサインを交換します。が、分解に手こずり悪戦苦闘。窓ガラスが抜けなくて泣けます。案の定というか、力を込めすぎて少しヒビが入ってしまいました。でも外から見える部分には影響しないからセーフです。

やっとこさ分解したところ

肝心のテールサインはペンギンモデルさんのシールを使用。「日南」の隣に「かいもん」も入っているのが嬉しいですね。他の列車のサインも沢山入っているので、後々役に立ちそう…というか、見てるだけでもワクワクしてきますね。

頑張ってパーツをもとに戻したら、南国へ向かう列車のしんがりらしい姿が見えてきました。

「日南」 が あらわれた!

だいぶイイ感じになってきましたが、まだ問題が幾つか残されています。

1つ目はJRマーク。今回買ってきた車両で、ED76にはJRマークがあるのですが客車たちにはありません。

それと12系の白帯。今回のモデルでは貫通扉と客扉にも白帯が回っていますが、実車では国鉄末期に省略されるようになっていたそうです。

このままだとJR仕様の電機が国鉄仕様の客車を牽引するというチグハグな状態に。正直それでも良いのですが、できればもう少し悪あがきしたいところ。せめて白帯だけでも解決できたらなぁ…と思っています。また進展があったら記事にしたいと思います。

というわけで今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。

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