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宮崎・乗り鉄の旅

毎年10月後半に、会社の出張で福岡に行く用事があるのですが、今年も行くことになりました。仕事は金曜日で終了の予定。ということは、土日遊べるじゃん!!

ということで、今年も出張ついでに九州で乗り鉄しようと思い立ちました。今回は未踏の路線に乗るべく、宮崎を中心に色々乗っていきます。今回はその1日目の模様をレポートします。

空港線と日南線

10月26日土曜日。宮崎駅近くのホテルのベッド上で私は目覚めました。前日、福岡で仕事を済ませ、ここまでやってきていたのです。

今日のお目当ては宮崎空港線・日南線・吉都線です。

ホテルからの景色

とりあえずホテルを出て宮崎駅へ。駅ナカの豊吉うどんさんで天ぷらうどんを食べて元気をチャージ。例によって写真はありません笑

宮崎駅前のようす

腹ごしらえを済ませホームに上がると、程なくしてやってきました。

いちど乗ってみたかったんです

イエエエエエーーイ!!!!!空前絶後のぉぉぉぉぉ!!!超絶孤高の試作電車!!!九州を愛し九州に愛された車両!!!そう!!!我こそはぁぁぁぁぁぁ!!!サンシャイィィィィィン!!!ジャスティス!!!!!

…713系サンシャインです。ホントすいません、サンシャインと聞いたら言わずにはいられませんでした笑

もともと少数派の車両ですが、この奇抜な塗装がさらに個性的な存在へと仕立て上げています。

サンシャインのマーク

何とも言えないこのサンシャインの表情もウケる。

10時41分、宮崎駅を発車。特急車両からの転用シートに腰かけ、宮崎空港までのショートトリップを楽しみます。それにしても、モーターの音が独特ですね。こんな音、初めて聞いたかも。

宮崎空港駅にて

宮崎空港駅では折り返しが6分しか無いので、すぐに引き返します。まぁ飛行機に乗る用事も無いですし、とんぼ返りでも良いでしょう。

36ぷらす3に会えました

ひと駅戻って田吉駅で降りました。2路線の分岐駅とは思えないほど小さな駅です。この狭いホーム、模型鉄だとTOMIXのミニホームセットを思い出しちゃいますね。

15分ほど待って、日南線の南郷ゆきに乗り継ぎます。やってきたのは…

今日のラッキー

首都圏色のリバイバル車両!屋根に何もなくツルツルになっているなど、オリジナルとは相違点もありますが雰囲気はじゅうぶん。今や貴重な存在ともいえる国鉄型DCを堪能することにしましょう。

1両のローカル列車は意外と人が乗っていて、座席の6、7割くらいは埋まっています。とりあえず、空いていたロングシートに着席。

車内が混み合っていたのであまり写真は撮っていませんが、海沿いを走るかと思えば山の中をトンネルで突っ切るなど、車窓は変化に富むものでした。

海沿いを行く

そしてポヨンポヨン跳ねるキハ40。コレですよこれ。エンジンの振動とレールのジョイントによる揺れ、私の大好物です。

西武線の駅かと思った

1時間半ほどで南郷駅に到着です。ここは西武ライオンズのキャンプ地が近くにあるらしく、駅舎もライオンズ一色。宮崎の地でこれを見ることになるとは思いもしませんでした。

折り返しまでの数十分で駅の周りを少し歩きます。

駅近くの歩道橋から

さっきと同じ車両で南宮崎まで戻ります。

やっぱりこの色

南郷駅を出た時はガラガラでしたが、南宮崎に着く頃には通路まで人が立つほどの混雑になってびっくり。とはいえ1両編成なので人数は知れているのですが…

14時54分、終着の南宮崎に到着です。乗ってきたタラコ色は回送となって引き上げていきました。

817系との邂逅

ここから日豊本線の普通列車に乗り継ぎ、いったん宮崎駅に戻りました。

吉都線で小林へ

宮崎駅から、折り返し日豊本線〜吉都線直通の吉松行に乗ります。

この宮崎発・吉松行6759Dは電車ばかりの日豊本線をディーゼルカーで行くことができます。編成はキハ47の2両編成でした。

発車を待つキハ47

乗客はまばらで、のんびりと車窓を眺めることができました。とくに青井岳駅の前後は山越えで木々を分け入るように走るのが素敵。この日は曇天でしたが、こういう山あいの景色は曇りのほうがかえって心が落ち着くんですよね。うーん、心が疲れてるのかな?笑

森の中を抜けていく

宮崎からのんびり1時間半ほど走って都城に着きました。ここで乗客全員が降りて車内は空っぽに。吉都線に用事があるというより、都城に行きたい人が乗っていたということになりそうです。

乗客をすべて吐き出した列車

というか、この列車は吉都線直通ではあるものの、都城で40分ほどの長時間停車があるのです。そりゃそうなるわな。

せっかく時間があるので、私もいったん駅の外に出てみます。

昭和を感じさせる駅舎

意外とこじんまりとしてる駅だなぁ。駅前は飲み屋さんが集まっていて、その他のお店は近くの道路沿いに並んでいるようでした。

時間つぶしに近くのブック◯フを物色し、駅に戻ります。

吉都線のりばにて

さすがに発車10分前となると乗客も集まっていましたが、それでも2両では持て余すくらいの人数でした。

そのまま定刻になり発車。最初は日没間際の田園風景を見ながら黄昏ていたのですが、列車が縦に激しく揺れるので車窓どころではなくなりました笑

縦揺れとピントに負けた一枚

揺れる車内で姿勢保持に悪戦苦闘しているうち、すっかり日も落ちて、18時30分、小林駅に着きました。

私は知人に会うためここで下車。

駅は近年新しくなったようだ

夜の小林市街を歩いて思ったのは、明かりが少ないということ。駅前出たらもう真っ暗闇、というのを久々に味わいました。

あと地方あるあるの「何もない」。たとえば飲食店なら、飲み屋街は駅の近くにあるようですが、普通に夕飯を食べれる場所は見当たりませんでした。チェーン店で駅から一番近いのはおそらくジョイフル。それでも駅から徒歩20分かかります。

ジョイフルで食べたラーメン

知人によれば、かつては遊べるところも色々あったようですが今は軒並み閉業してしまったとのこと。

でも都会と違ってせかせかしてない、そんなのんびりというか穏やかな雰囲気を感じました。鉄道ファンとしてはアクセス路線たる吉都線の本数だけがネックになりそうですが、それもまたのんびりした街の雰囲気に合っていると思います。

夜の小林駅に入線する列車

そして夜遅くに付き合ってくれた某氏ありがとう。良い街だったぞ。
―――
1日目はこれで終了。翌日の模様は次回の記事でご紹介できればと思います。

というわけで今回はここまで。ご覧いただきありがとうございました。

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