【技術】結局DXに必要なことは何か

お疲れ様です
はむたま炒飯です

皆さん、最近に技術動向で数年間ずっとDXという
ワードを耳にしているんじゃないでしょうか
このワードが示すビジネス変化を丁寧に
説明できる人はいないのではないでしょうか

私は就職して担当したプロジェクトで
「目標はDXを実現すること!」
と掲げられていたのですが、
実現できた経験はありません

今回はDXを実現するために必要なこと、
どのような事例がDXといえるのかについて
記載します

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■DX(Digital Transformation)とは
語源から読み解いていきます
IT技術を用いてビジネスを変革させることです
大きく二つの意味がありIT技術を用いることと
ビジネスを変革させることです

・IT技術を用いること
昨今のIT技術でこんなフレーズを聞いたことはありますでしょうか

クラウドネイティブ
コンテナオーケストレーション
エッジコンピューティング
CICD
ローコード/ノーコード開発
IoT/IoB

おそらく少しでもインフラ構築、
アプリケーション開発の経験があれば
概要をつかめると思います

IT技術を理解したで思うことして、
これらの技術は既存のシステム構成/システム開発を
低コスト/高品質/自動化/情報連携するもので
直接的にビジネス影響があるものではありません

例えばよく聞くワードでAWSがあります
Amazonのクラウド技術で(AWSのEC2)サーバの
自動デプロイとアプリのホスト監視を実現させたとします
ビジネス側の人はパソコンが目の前にあろうが、
クラウド上にあろうが特に気にしません
安く、早く、安心した製品であるかは気にするかもしれませんが、
結局のところシステムのことは興味がありません
技術を用いて何ができるようになるのかに、
興味があります
クラウド上に様々なユーザ情報を蓄積して、
AIやBIツールを使って分析したとします
結局のところビジネスに何の影響があるのか不明です

製造業であれば生産された製品の情報を蓄積/連携できても
商品が売れたり、効率よく生産できないのであれば、
システム管理費がかさむだけでむしろマイナスです

では後半のビジネスを変革させるについて着眼します

みなさんは普段の業務で面白いなと思うことはありますか
・頑張って作成した成果物を上司に褒められたとき
・お客様にプレゼンして契約を受注できたとき
・設定目標を大幅に上回ったとき
・社会貢献性の高いビジネスの提案/稼働したとき
様々な場面で充実感を得ていると思います
としたときにシステム管理が簡潔になることは
ビジネスの観点で本当に嬉しいことでしょうか
運用管理担当者の目標として
セキュリティインシデント0、
低コスト/高パフォーマンスなシステム設計改変
などを実施していれば嬉しいかもしれませんが、
たいていの人は興味がないはずです

スマートコントラクトといったフレーズで
契約情報をAPI連携して、
書面による契約から画面上のボタンで、
決済が自動で完結し、
契約書面がPDFで届くくらいでしょうか
これにしても初期段階で
ハンコ文化やOffice/PDFのパソコン操作が
簡易化されただけではないでしょうか

契約が楽になったからと言って
お客様からの受注数が増加することはないですよね

他の例を挙げるなら
EXCELで見積書や決裁書の計算と体裁整える仕事を
パソコンが自動でできるようになったからと言って、
受注高が増えることってないですよね

お客さんと話す機会や時間が捻出できることで、
契約につながる可能性は増えますが、
実質的なビジネスの変革はありません
ただIT技術を使って楽をしたにすぎません

ではどうすればビジネスの変革は起こるのでしょうか
実現の糸口は目的を楽をするためではなく、
関係者が思いもつかなった事象を作ることです

毎日人手を使って農作業を取り組んでた人に
トラクターを渡してドローンで農薬をまく技術を
渡したとしたら喜ぶ人がいるかもしれません
収穫が自動でできて、検品され、
箱詰め、発送、販売、
利益確定、確定申告書の作成、
これらの流れを全部連続動作として
実現できてビジネス変革を迎えます

ただ実業務で農作業の自動化のような
マニュアル作業で行われている作業は
ほとんどないかと思います
工場でモノを運搬する
設計書通りにパーツを組み立てる
製造された食品の衛生管理チェック
どれも最近なら機械かカメラの自動認識で
達成されているはずです
人が使われているのは、
機械のメンテナンスや運用管理ではないでしょうか
工場の過酷な現場に入って騒音が鳴る中、
配線工事をしたり、
異常音が発生したときに機械の再起動をさせたり、
画像認識でチェックされた膨大なデータをまとめたり、
これらの作業をマニュアルで行っているにすぎません

現在マニュアル作業を自動化したからと言って
DXは実現できません
システム管理者等の担当業務を奪うのみで、
生産性の向上や低コスト化は程遠いです
一時的にはメンテナンス費や人件費を削減できますが、
サーバ管理費、データ量の課金が重なり、
結局のところコストが増大するのです

本当に必要なDXは現場レベルで実施することが難しいのです
新しい技術を学んで、システム改修をすることは、
一時的な改善であり、業務影響はありません
経営者がいち早く情報を察知し、
企業の舵を切れるかにかかっています

データマーケティングをしようと決めても、
機械学習で売り上げに関連ある項目を発見し、
データ分析により結果が予想されたとしても、
結局のところ、ビジネス影響を生み出せるかは
経営者次第です
DXでするべきことはシステム管理やIT技術を知らない
経営者に対して、便利な技術を用いることで、
予想される結果を説明し、
これまでアプローチできていなかった、
ターゲット層や製造方法を説明することであり、
日々の業務を楽にすることではありません

経営層へのアプローチに必要なことは
皆さんが仕事をするうえで、
最近の世界情勢を調べるような感覚で
現場の事情を調べ、
改善したことで予想される利益を説明し、
経営層からGoサインをもらうことが必要です

そこにIT技術が絡んでいればDXです
絡んでいなければただの提案です
つまるところDXは新しいことに挑戦するうえで、
IT技術が絡んでいたにすぎず、
DXを実施するためにお金を投じるのは
経営者がかじ取りに失敗しています
最初のデータ蓄積や自動化には役立つかもしれませんが、
結局集めたデータや楽になった生産能力で
何を実現したいかを想像できない経営者には
何も起こせません

上司が無能だから、
他部署の承認が下りないから、
そもそも新しいフィールドの挑戦なんか無理だから、
このようなことを思ったとしたら、
一生DXは実現しません

今出来ていないことに対して、
やる方法を考えて、将来的なリターンが大きいことを検討する
これだけやれば十分です
競合から市場争いで優位に立つ、
お客様満足度の高い製品を作る、
販売戦略に役立てる、
モノこと販売からサービス販売に切り替える、
このような切り口から自分ができることをやってみてください
おそらくIT技術にこだわらずに発想できると思います

行きつく先にIT技術が必要になれば
DXと呼べるかもしれません
優先すべきはあなたのビジネス変革のはずです

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今回はDXを実現するための方法について
記載してみました
なかなかうまくいかないことばかりで
楽しくない仕事も
変えてみようと思ったときにDXになるかもしれません
この記事を読んだ方とその先のお客様の
ビジネスにプラスに働けば幸いです


ではでは

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