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蹴りをつけよう

フライトも、試験も、やることは同じ。

いかに欲を抑制して、自分のフライトに専念するか。

やり返そうとか余計な感情を排除して、安全運航に最大限の集中を注ぐ。

基本は、常に家族を後ろに乗せて飛んでいるという覚悟で飛ぶこと。お母さんを後ろに乗せて、生半可なことができるか?お父さんが見ている中で、いい加減なことができるか?

試験は試験であって試験にあらず、試験を超えて、実運航なのだ。

その根本を押さえておかないと小手先に走る。親の前で小手先が通じる訳がないし、それでは今まで受けた恩に対しては薄情なのだ。

だから、高ぶる感情を抑え、沈む感情を持ち上げ、人に見せようとするのではなく、ただただ丁寧に確実にフライトをする。

それが、僕のフライトに臨む姿勢。普段も試験も同じこと。

さぁ、蹴りをつけよう。