心の余裕
今、僕の一番の課題は、心に如何に常に余裕を持たせるか、だ。この、常に、というところがキーポイントになる。余裕がある時に、心に余裕があるのは当たり前だ。一見余裕がなくなるシチュエーションでも余裕を持っておく技術が必要なのだ。
今日もオブザーブをしていて、こんな場面があった。ランディングしてタクシーアウトする時だ。横をチラッと見るとジェットスターがRWY07にタクシーしている。通常T3でタクシーアウトするのだが、ジェットスターの動きを見れば、T3で出たところで、どうせホールドショートさせられる。ならば、少しタクシーアウトを遅らせて、T4まで伸ばす、という頭に切り替えるのだ。もちろん、タクシー、ファイナルの後続機が来ていないことを目と耳で確認済の上での話になる。この時ならこう、この時なら、こう。とカチカチと頭を切り替えられる余裕がいる。
意識して自分の動き、思考、感情を制御して、余裕を作り出す。
見ていて分かる。余裕がある人は、どしっと構えて見える。一度、社長に聞いたことがある。社長は、どうしていつもそんなに余裕があるのですか?と。
いや、余裕があるように見せているんだよ。内心は、結構焦っている時もあるよ。
と、こんな感じのことをおっしゃられた。そう、意識をして余裕を作ろう。必ずできる。
余裕は、隙間だ。
隙間には何だって生むことも入れることもできる。やってみよう。