遠距離恋愛

遠距離恋愛というのはしたことが無いが、今はそういう感覚なのだろうか。毎日、飛行機のことを想っているが、今はまだ遠い。就職活動をしながらも、稼いで生きて行かなければならない。飛行機から離れて生きる日々。

 今の職場の人には、パイロットになる為に就職活動をしていることは、聞かれたら言っている。隠す必要もない。だが、正直夢を公言するのは、しんどいのだ。どうして鹿児島に来たの?と言われる度に、正直に飛行機の学校に来ました、と答えるのだが、本当はそっとしておいてもらいたい。

そういう痛みを感じる度に、

絶対パイロットになってやると、心の奥で叫んでる。

歯を食いしばる、ってこういう事なのかな。

夢って、かっこいい言葉だけど、結構キツいなぁ。

もう少し上手い方法があったのかもしれないが、僕の生き方は相変わらず、どことなく不器用で、真っ直ぐぶつかって行くのだ。

ゾロは、ミホークに真っ向勝負して大の字にぶっ倒れたけど、また起き上がって強くなった。

この辛さは、いつか晴れるかな。

パイロットになれば、いつか晴れるかなあ。

だから、今は這いつくばって進もう。