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人にどう思わせるか

 計器の先輩の試験三日目が終わった。皆さんかなりお疲れだと思う。残すところあと1日。乗り切ってもらいたい。計器の先輩の中には、仕事をされながら遠方から、週末に訓練為に鹿児島へ来られている先輩もいる。その分ご苦労もされていると思う。諦めずに地道に努力を重ねてこられて来たのだと思う。そういう姿を見て、この方には試験に受かってもらいたい、エアラインパイロットになってもらいたいと思った。なぜなら、パイロットは運航中は、何が起ころうとも諦めてはならない職業だからだ。個人の能力の差はある。だが、最後は気持ちだ。根性だ。

パイロットの入社試験は、究極は諦めない心を示すことだと思う。そして、諦めない心とは、どんな綺麗な言葉で着飾っても表れるものではない。その人の内面から滲み出るものなのだ。

この人に試験に受かってもらいたいと思わせる人物であるか。この人にパイロットになってもらいたいと思わせる人物であるか。この人に命を預けても良いと思わせる人物であるか。

諦めない先輩の姿を見て、率直に感じたことだ。

明日は、皆さん美味しいお酒を飲んでもらいたい。