One By One
今日も使用事業のパイロットの方が来ていたので、またお話した。僕はこの人が好きだ。カラッとしていて、Los Angeles の気候みたいな人だ。ネトッとしていない。
男は、カラ元気だよ。暗い顔してたら、モテないよ。常にニコニコ。三本進んで二本下がる時もあれば、五本進む時もある。それでいいじゃん。
とまぁこんな感じで、サクッと言ってくださるので、気持ちがいい。
そう、こういう人の性格がパイロット向きの性格だと思う。終わったことにクヨクヨしない、前向きである、ということが非常に大切なのだ。
なぜか?飛行機は、一度動きだすと、前に進むしかないからだ。車のようにちょっと待って、と言って、空中で止まることはできない。否応なしに、進み続ける。だから、空中では何かミスをした瞬間に切り替えて、次のやるべきことをしないといけない。いつまでもミスに囚われてあると、次のやるべきことができなくなる。それは最も危険なことなのだ。
ミスは、その場に置いていく。地上に戻ってからゆっくり反省すれば良い。
僕は、中高大とネガティブな性格だった。今でも時々ひょっこり顔を出す。だが、その性格をちょっとずつコントロールして、パイロット向きの性格にして行っている。そして、それはやろうと思えばできる。
アメリカにいる頃に教官から教えられた。パイロットに向いている人なんて、99%いない。だからパイロットのセンスは、磨いていくもの。
その教官も性格をコントロールしてかなり変わったそうだ。だから、昔の知り合いが久しぶりに会うと、驚かれるそうだ。
飛行機を通して、性格をコントロールできるなんて、なんて素敵なんだと思う。そういうことって、普通に生活していたら中々気付かないからだ。
まだまだ、パイロット向きの性格に変えて行ける。
One by one 一歩ずつ進んでいこう。