【デート本】【テクニック】冗談を言う時は、極端な表情&声色のギャップを作って言おう(15/◯◯)

キミ達はお笑いは好きだろうか?
私はCS(Chyotto Suki)だ。

コントや漫才を思い出してほしい。
「ボケ」と「ツッコミ」という役割が明確に作られていることが多い。
※ボケ&ボケというネタも稀に存在するが、それほど多くない。

なぜこのような構造になっているのだろうか?
なぜ「ツッコミ」なるものが存在するのか、キミ達は考えたことがあるだろうか?

ボケこそが笑いだ。マジレスするだけのツッコミは笑いには不要だ。

10年前のバンビーノ(筆者)

20代前半まで、私はこのように考えていた。
そしてその考えの大枠は、今も変わっていない。

ボケこそが笑いを生み出す源泉であり、ツッコミは素人でも練習すればできる。
ツッコミだけの笑いは、ただの揚げ足取り合戦だ。
だいたい「ボケ」と「ツッコミ」の構造が市民権を獲得していることがおかしい。
そのせいで我々の周囲の関西人は、笑いのセンスもないのに会話でいちいちツッコミを入れてくる。一体、面白くもないツッコミにどう反応すればいいというのか?
なぜ「ツッコミ」が幅を利かせているのだ?

なぜだ???


ところで先日、オリエンタルラジオの中田敦彦というYouTuberがこう言ったらしい。

中田で笑うには知性が必要だ。

高慢卑屈男

私は中田個人のネタをちゃんと見たことがない。
だから間違っていたら申し訳ないが、彼の笑い&コンテンツはむしろ、知性を否定するもののように思える。
オリエンタルラジオの「武勇伝」や「Perfect Human」の笑いは、知性を要するものとは程遠いように思える。「よくわからないけど勢いで笑っちゃう」という類のものだ。
「さあさあここで笑ってくださいよ〜」と分かりやすくお誂えされた、アホに向けた笑いだ。
「中田敦彦のYouTube大学」の解説動画は、学問的な観点から内容の誤りを指摘されることが多々ある。
ただただ語り手の中田が、オーバーリアクションかつテンポ良く喋っているだけの動画だ。

「知性がある」人は脳を溶かすことが不得手だから、リズムネタで笑うのは難しいかもしれない。思うに、本当の意味で聞き手に知性が求められる笑いとは、当たり前のことを小声でボソッと呟くだけで集める類の笑いのことなのではないだろうか。


「知性」といった。
そう、キミ達はデートにおいて女性に知性を要求しすぎなのである。
※女性側の方がもっと酷いことは言うまでもないが、恋愛は男女平等ではない。

とりとめもないトークを聞かされた時に、
・即座に前提条件を理解し、
・明示されてもいない要点を把握した上で、
・笑ったり共感したりといった的確な反応をする
には知性が必要だ。

一度デートでの会話を文章化してみるといい。
今時Apple Watchで録音できるから、デートの議事録を取るのは簡単だ。

詰まるところ何が言いたいのか、共感してほしいのか?笑ってほしいのか?どう反応するべきかわからないことが多い。
だからこそ、説明力が要求されない「共通の話題」なるものがデート本に蔓延るのだ。
重要なのは「何を話すか」ではなく、「どう話すか」なのだ。
※もっと突き詰めると「誰が話すか」になる。

非モテは身内で群れる。
話が盛り上がるのは決まって内輪ネタだ。ここに問題がある。
・文脈設定
・聞きどころの明示
という重要な二要素を欠いたまま会話することに慣れきってしまっているのだ。


話を脱線させてしまった。
「ツッコミ」の話に戻そう。

お笑いを見る時、意識してほしいポイントがある。
笑いが巻き起こるタイミングはどこか、である。
耳を澄ませて聞いてみよう。

多くの場合、観客が笑うのはツッコミの直後である
ボケの直後に笑いが巻き起こることはそれほど多くない。

ボケが面白くて笑っている、と勘違いしている人も多いだろうが、実際はそうではない。
「ここが笑い所です」と説明されてはじめて、安心して笑えるのだ
「ボケ」によって生じた違和感を、相方が「ツッコミ」という形で言語化(≒バカに)する構造に乗っかり、カタルシス(≒マイルドな集団的嘲笑の愉しみ)を得るのが、ボケ×ツッコミ型のお笑いというものだろう。
お笑いを観にくる観客は抽象的なイジメをしにきているのであって、内容の面白さは関係ないのだ。

Tipsの回収に入ろう。

今回のTips

もう多くを説明する必要はないだろう。
冗談に、中身の面白さはそれほど必要ない。

本来笑いを取る上で重要なのは
・しかるべき文脈設定
・笑うべきポイントの明示
であるが、笑えるための適切な文脈設定を行なうのはキミ達にとって難しい。
一朝一夕では身につかない話術、そして頭の回転の速さが求められるからだ。

だからこそせめて、ここは笑いどころなんだよ、これは冗談なんだよ、ということを明示してあげることで聞き手を安心させることが重要だ
※笑いを取ることの重要性については、過去のTipsで何度も説明している。

関係性の浅い男と一対一で会話する時、女性にとって一番辛いのは「どう反応していいかわからない時」である
過剰演出なくらいが丁度いい。声色&表情に変化をつけるのはもちろん、身振り手振りもつけよう。

世の中のモテる男の大半は、大して面白くもない話を、面白く聞かせているものだ。


そして今回のTipsの本題からは外れるが、一つだけ。
笑いに限らず、相手の感情を動かす時には「ギャップ」を意識しよう。
利用シーンには気をつけた方がいいが、例えば以下のようなテクニックである。

・常識とのギャップ

  └誰もがわかる常識とは真逆なことを常識だと言い張る。
・話している内容と話し方のギャップ
  └できればふざけた内容を神妙な顔で言うのがいい。
・よくある絵面とのギャップ
  └ex:お酒を飲む時、ドヤ顔をしながら人差し指と中指と小指を立てて、親指と薬指だけでグラスを持つ。
・印象とファッションのギャップ

  └ex:明らかな陰キャ顔なのに、ふざけたエビフライのTシャツを着ていく。
・話題の対象の扱い方についてのギャップ
  └ex:態度の悪い店員にポップなあだ名をつける。
・提案内容のギャップ
  └ex:こんなこと言うのちょっと早いかな〜と思うから、嫌だったら断ってくれて全然構わないんだけど、、、僕、レモンサワーおかわりしていいかな?



↓関連Tips:ふざけて空気を和らげることの重要性

↓関連Tips:喋り方の重要性

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?