宝くじをめちゃくちゃ当てる友人A子
宝くじがもし当たったら…。
私の友人に、何故か宝くじをめちゃくちゃ当てるA子ちゃん、という友達がいるのですが、今日はその子から聞いた、奇妙で面白い。しかも「0円でできる当たり方、というか当たりやすい方法」をシェアしようと思い、noteに書きました。
なお、この方法を教えてもらってからかれこれ12年ほど経ちますが、一度も高額当選をしたことがない・・・・、でも…、というお話をさせていただきたいと思います。
・普通の子、A子ちゃん
A子ちゃんは私の同い年の地元の友人で、髪の毛はセミロング。顔立ちは普通で、若い頃はMEGUMIさんに似ている明るい印象の女性です。身長は私と同じくらいで、保育園からの仲です。
最近はダイエットを始めたらしいのですが、「食べるのが好き」な私と共通の趣味を持っているので(笑)、なかなかうまくいかないそうです。
彼女は自分で立ち上げた仕事をしながら、旦那さんと協力してお子さんたちを育てている働く普通の主婦で、好きなものは特売。セール。ユニクロという女性です。
小さい頃から何でも話せるあっけらかんとした友人の一人であるA子ちゃんですが、なんかちょっと変わってるな、と思ったのは小学校2年生の頃でした。
・見えてた??
小学校二年生の春の終わり。途中まで帰宅のコースが一緒だったのでA子ちゃんと一緒に通学路を帰っていました。
川沿いの道を二号線に向かってタラタラ歩いていた時、ふとA子ちゃんが立ち止まって、急に私の腕を引っ張ったのです。
「なに!?」
と驚いて文句を言おうとすると、ブォン!と目の前に風が吹いて、ほぼ同時にダーン!と何かが思いっきり金網にぶつかる音がしました。
吃驚して尻もちをつくと、ひっくり返っている私のちょっと目の前の先に、横道から猛スピードでなぜか突っ込んできたスクーターが、金網に突っ込んでおじさんが横倒しに倒れていました。
近くに駄菓子屋さんがある脇道があるのですが、その道からカーブを曲がり切れなかったのか、ともかく猛スピードを出してきたおじさんのスクーターが直線上にあった川沿いの金網フェンスに突っ込んだということでした。
A子ちゃんが引き留めてくれなかったら、私は巻き添えになっていたのは間違いなく、すごい音に吃驚した近所のおばあさんが「あらららら」と言いながら、こちらにやってくるまで身動きが取れませんでした。
もしかしたら私はぼーっとしていただけで、Aちゃんには突っ込んでくるおじさんのスクーターの先端が見えていたのかな、と思いはしましたがそれにしてもすごいタイミングだなぁと思いました。
・やめといたほうがいい。
小学校5年生の時です。
A子ちゃんとは別々のクラスになってしまったのですが、大休憩の時間を使ってよく図書室で二人で本を読んでいました。
私はこの頃クラスに馴染めずに、元々小心者で他人の目を気にする性格に拍車がかかり、嫌われたくない!という思いから、誰にでもいい顔をしてなんとなくクラスの一員に混ざろうと努力し、失敗してとても疲れるというような生活を送っていました。
今では笑い話になってしまうようなことでも、すごく気になってしまい、それが原因でなかなか人の輪に入ったり、楽しく遊んだりということができにくくなっていた頃でした。
その時、クラスには色々な女子グループがあったのですが、その中でよく声をかけてくれる女の子たちが居ました。クラスの中でも頭がいいグループの女の子たちで、学校の終わりには塾に行って中学受験を目指しているような子たちでした。
私は、ちょっと苦手だなぁとは思っていたのですが、自分から輪の中に入るのが苦手過ぎて孤立しがちだったので、その子たちに理科の実験や体育のグループに混ぜてもらえたりしていたので、ありがたいなぁと思いながら生活をしていました。
このグループの中に、Kちゃんということがいたのですが、このKちゃんが実はちょっと曲者で、同じ塾に通っている同じクラスの別のグループの女の子の悪口を隠れてこそこそ言うタイプの子でした。
学校で聞くのは、大体同じ女の子の悪口ばかりなので、言い始めると止まらないKちゃんの難癖を耳にしながら休憩時間はとても退屈でした。(だから別のクラスのA子ちゃんと一緒に図書館に行っていたのもあります)
ただ、クラスの学級委員になったり、なかなかアクティブで目立つ感じの子でしたので、この子には嫌われたくないなぁとグループ活動をする中で思っていました。
ある日の夕方。部活動が一緒だったのでA子ちゃんと一緒にいつもの道を帰っていると、A子ちゃんが少し言いにくそうな感じをして、話があるんだ―と言ってきました。どんな話だろう?好きな子の話かなぁ、と思っているとA子ちゃんは私の顔をじっと見て、「やっぱいうのやーめた」と言いました。
途中で話を終えられるのはなんだかおさまりが悪いので、ふざけながら「なんだよー。教えてよー」と言うと、A子ちゃんはちょっと眉間にしわを寄せて複雑そうな顔をすると、あのねぇ、嫌わんといてねぇと前置きしてから言いました。
「Kちゃんおるやん」
「Kちゃん?うちのクラスの?」
「そうそう。Kちゃん。あのね、Kちゃんとはちょっと距離を開けた方がいいと思うんよ。友達やめといたほうがいいと思うんよね」
ドユコト?
なんでなのか、と聞いたのですがA子ちゃんはなんとなく嫌な感じがするからーとしか教えてくれませんでした。
A子ちゃん、変なこと言うなぁと思ってはいたのですが、数週間後その理由がよくわかりました。
大休憩の時、日直だったのでクラス全員分の連絡帳を職員室に持っていくように言われていた私は、友達と一緒に重いノートを半分こにして運んでいました。
その途中廊下でKちゃん達の女子グループと目が合ったのですが、なんだか様子が変なんです。私の方をくすくすと見ながら笑っていて、「ヤッホー」とあいさつしても知らんぷり。そんな小さな声じゃなかったし、聞こえたはずなのになぁと思っていると、一緒にノートを持ってくれていた友達が、「ほんま。やな奴。気にしんさんなね」と言ってくれました。
気にしんさんなね?
(※気にするな、という意味)
いったいどういうことだろうと思いながら、職員室にいる担任の机にノートを置いて、教室に戻る道中、友達が隣で怒ったような顔をしています。
どうしたの?
と聞くと、「Mちゃん(私の名前)も怒っていいんよ。ほんま、陰湿なんやけ」と言っています。意味が分からず尋ねると、友達は知らなかったのかと思ったのか、しまったという顔をしつつも教えてくれました。
Kちゃんが私の悪口を、通っている塾で喋っていたことを。
その友達はKちゃんと同じ塾に通っている子でした。
Kちゃんは塾でよく、学校では仲良くしている子の悪口を言いふらしていて、その中に私の名前もあったそうです。でも、学校では表向きは仲良くしていて、さっき通りかかったKちゃんとそのグループの子は、同じ塾に通う子だったそうです。
塾に通う子はKちゃんが誰の悪口を喋っているか知っていたのですが、私やA子ちゃん、他の子はその塾に通っていないので知らない話でした。
A子ちゃんはこのことを知っていたのかなぁ、と思いながらも、この日以降少しずつグループからフェードアウトし、別の友達と一緒に行動するようになりました。(Kちゃんは、その日の放課後何事もなかったように接してきていたので、なんだかとても腹が立ったのを覚えています。)
・宝くじの当て方
そんなA子ちゃんとのエピソードは色々あるのですが、今日はその不思議なエピソードの一つ。宝くじの当て方を最後に書こうと思います。
冒頭にも書いたのですが、A子ちゃんに教えてもらったこの方法を何度か試しているのですが、未だかつて高額当選はしたことがありません。
A子ちゃん自身はどうなのかというと、実はA子ちゃんもわたしが知らないだけかもしれませんが、高額当選はしたことがありません。ただ、目の前で1000円や3000円、1万円を当てて換金しているところを目の前で見たので、まずはその時の話を。
A子ちゃんは時々一緒に遊びに行くと、何かのきっかけで「宝くじ買いにいこっかな」と突然言い出します。あるいは、本屋さんに行く途中でチャンスセンターという宝くじ売り場の前を一度通り過ぎて、すぐに戻って買う、ということがごくたまにあります。
そしてそういう時、何故かA子ちゃんは一等ではないけれどよく宝くじを当てます。
この時の宝くじ、と言うのがいわゆる「スクラッチ」のことで、その場で結果がすぐわかるものばかりでした。
大学の時、学校からバス乗り場まで一緒に帰った時のことです。この駅には大きなロータリーがあり、併設するショッピングモールの、現在はモスバーガーが入っているお店のちょうど正面に、その宝くじ売り場はありました。
電車までの時間があと20分ほどあるので、ちょっとジュースでも買おうかと、モールの一階に入っているスーパーに行こうとした時でした。(スーパーの方が自販機よりペットボトルの値段が安いので)
宝くじ売り場を二人で話しながら目の前を通り過ぎて、二秒後、A子ちゃんが突然「宝くじ買う」と言ってささーッと一人で、宝くじ売り場に行きました。私も慌てて後ろをついていくと、A子ちゃんがうーんと唸りながら宝くじの一覧表みたいなものを見下ろして、「100円頂戴」と私に手を出してきました。
なんでお金がないのに、買おうとするんだろう?
え?100円ないならジュース買えんのんじゃなかろうか?
と思っていると、早く、と急かされてしまいました。
意味が分からん、と思いながら財布から100円を取りだして手渡すと、A子ちゃんは自分のがま口のお財布から100円を取りだして、店員さんに何か言っています。
私は売り場から少し離れたところで突っ立っていて、A子ちゃんが帰ってくるのを待ちました。
A子ちゃんは嬉しそうな顔をして駆け寄ってきて、「削ってみよ」と言います。丁度その売り場の近くに、当時はプラスチックの机と椅子があったので、A子ちゃんが立ったままスクラッチを10円玉で削るのを隣で私も立ったまま見下ろしました。
すると。
「わーい。当たった当たった。ちょっと待っててねー」
「なに?あたった?」
何がどうなっているのか、全くわからないでいると、A子ちゃんはさっさと売り場に行って削ったばかりのスクラッチを販売の人に見せていました。賑やかな笑い声が聞こえて、すぐにA子ちゃんが戻ってきました。
そして、私の方に紙を差し出しました。
「はい。半分こね」
渡されたのは五千円札でした。
はい?
どうやら一万円が当たったらしく、100円ずつ出し合ったので半分こと言うことでした。
当たるのわかるの?と聞くと、「なんとなく当たる気がしたんだよね」と言っていました。
なんとなく?
・スクラッチを当てるA子の教え
共同で購入した、というのはこの時一回きりなのですが、この後も時々A子ちゃんはよくスクラッチを買って、よく当てていました。
200円は結構当たるらしく、出したけど戻ってきちゃったわー。と笑っていたり、ごくたまに3,000円を当てていたりしました。
勝率はそれほど良くないらしく、負ける時の方が多いし、高額当選は一度もないんだよね、と笑っていたほどです。それにしても、「なんとなく」で買っているのに、なんでこんなに宝くじが当たっている(ように私には見えました)んだろう?と思って、A子ちゃんに聞いたことがあります。
「なんで当たるん?」
と聞くと、「当たるやつは、なんとなく当たるなー、と言うのがわかるんだよねー」と言います。
そんなわけないだろう、とは思ったのですが、大きく当たればいいなぁと思う欲深い私はA子ちゃんに聞いてみることにしました。
「どうやったら当たるんじゃろ?教えて」
と言うと、嫌だよー、と言うかと思ったのですが(笑)以外にもあっさりA子ちゃんは教えてくれました。
意味が分かりませんでした。
特に3と4はいったい何なのか、という疑問があり、もう少し詳しく聞いてみると、「買おうかなと思っているスクラッチの用紙(一覧になっているやつ)を見て、空気が頭の奥から脳ミソの上の方に抜けるような通り抜け感覚がある時は当たりやすく、逆に鼻の下から目の裏側にかけてが塞がっていて、重いような感覚がする時はほぼ外れるから、そういう時は買わない」ということでした。
全くわかりませんでしたが、大人になってから数年。
なんとなく、こういう感じかなと言う時に買うと、200円や300円、1000円が当たっている時があります。これがロトとか、なんとかジャンボとかは全くダメで、スクラッチだけになるのですが(笑)
しかも、急な出費が(子供の行事や学校の備品などで)必要な時に、なんとなくやってみると当たるのですが、高額当選して△を実現したいとか、あれが欲しい、これを買うために宝くじをする!という時は、やはり当たりません。大きく当たればいいのに。
そもそも、宝くじの確率的にほぼ間違いなく買えば買うだけ損だし、当たらないんですよね。買ったら絶対に当たる!ということでもなく、6割くらいのあたりという感じです。
ただ、A子ちゃんが言っていることをなんとなく、騙されたと思いながらやってみると、時々当たることがあるので、もしかしたら私以外のもっと勘の鋭い人ならわかるかもしれないと思い、今日はこちらのnoteに書きました。
たまたま当たるというのは、ただのくじ運で「たまたま偶然当たっただけ」の可能性は大なのですが、突っ込みどころは万歳でもあやかりたいなぁと思っていたりします。
似たような体験あるよ!という方がもしいらっしゃいましたら、またXの方にDMいただけたら嬉しいです♪
今日は宝くじのお話でした。
☆【募集中】☆
幽霊が見えるという人はどんな風に「幽霊が見えているの?」という素朴な疑問から、共通点を見つけたい!という好奇心で、色々なお話を聞いて分類したり類似点を見つける研究をしています。
どんなお話でも構いません。オチのない話ほどウェルカムです!
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