素材の話:ワックスコード
こんにちわ(^^)
MACRAME KANOです。
今日はマクラメアクセサリーの要の素材。「ワックスコード」にスポットを当ててお話ししてみたいと思います。
・ワックスコードとはどんな素材?
通常、マクラメアクセサリーに使用する糸の素材は「ワックスコード」といって、ポリエステル製の撚り合わされた糸に蜜蝋を塗った状態の糸を使用します。
耐火性はありませんが、多少の耐水性があり、汗や土汚れ、皮脂汚れにも強く、お手入れも簡単にできる扱いやすい素材です。
・ワックスコードの産地(製造地)について
私はワックスコードを専門に製造しているマクラメアクセサリーの本場。ブラジル製のものを使用しています。
ワックスコードはこの他に、中国、韓国、フランス、イタリア、そして日本でも製造されており、それぞれの糸に特徴があります。
マクラメを始めたばかりの頃は、ダイソーのコットン紐で練習をしたり、ヘンプ素材の紐を使ったり、ウールとコットン、麻とコットンの糸を使ったり、色々な素材にも挑戦していきました。リリアンで使われる糸や組み紐などでも編んだことがあります。
日本国内のワックスコードは2社ほど試したのですが、ロットに対する価格の単価や糸の粘り、ワックスのつけ具合や編み心地、編んだときの糸の絞まりや目の美しさなどから様々検討して、現在のブラジル製のワックスコードを使用することとなりました。
・ワックスコードの太さについて
さて、ワックスコードにも様々な太さや色があります。
メーカーによっては2mmのものから
1.5mm、1.25mm 、1mm 、0.75mm 、0.5mmと様々な太さがあります。
私がよく使用する糸の太さは0.5mmと0.25mmです。
最近では0.3mmの極細糸も登場したり、金や銀の糸も登場しました。(中国産のワックスコードではラメ入りや玉虫色の美しいワックスコードなどが既にありましたが)
様々な色合いや太さを検討していく中で、たくさんの失敗や経験を積みながら、使用する天然石に合わせて使う糸の色、太さを決めています。
・ワックスコードの保管について
最後にワックスコードをどのように保管しているのか、私なりの保管方法を書いて終わろうと思います。
ワックスコードはロール状に巻いてある糸のため、むき出しの状態で置いておくと糸の端があっちにこっちにバラけてしまうことがあります。まとめて整えておかないと、次に使う時他の糸と絡まったり、だまになったりしてしまいます。
また、糸の表面に蜜蝋が塗ってあるため長期間棚の上などにそのまま放置しておくと埃が付きやすく、小さなごみが付きやすくなってしまいます。
埃や小さなゴミは糸を炙って焼く際に、燃えて黒く焦げ、そのまま折角編み上がった糸に付着してしまう原因になるため、注意が必要です。
色々な保管方法を検討した結果、蓋付きの箱に入れておくとそうした問題に直面しにくく、片付けも保管も、保管後の使用もとても簡単ということがわかりました。
ちょっと前までは100円ショップで500円で購入した頑丈なボックスに入れていたのですが、内側のワイヤーが朽ちて折れてしまい危険だったので、現在は木のトランクボックスを購入しそこに入れています。
上から見た時、どの色の糸がどこにあるかがすぐわかり、在庫の発注が必要な糸がどれかもわかりやすく、取り出しも片付けもしやすくとてもおすすめです。
(糸が少なくなると、ロールに巻いていた糸の幅が少なくなるので、上から見た時一目でわかります)
・まとめ
今回はワックスコードについてご紹介したのですが、いかがだったでしょうか?
最後のトランクに入れてのBOX保管は棚の隅に立てて保管することもでき、場所の節約にもなってとてもおすすめです😊
次回は「絹糸」についてお話しをしてみたいと思います。
この記事の感想などがありましたら、Twitterでリプいただけたら嬉しいです♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。