大切なお届けものだからこその梱包方法
いつも当店のアクセサリーを楽しみにご覧いただき、ご注文をいただき誠にありがとうございます。
MARAME KANOの石野でございます。
本日はリニューアルオープン後よりの「梱包方法」、ラッピングについてのお話です。
・胸を張って「推し」できる桐箱でのお届け
当店では、リニューアル前、リニューアル後共に、上記写真のちいさな桐の小箱でペンダントやブレスレット、時にはキーリングやピアスなどをお入れしてお届けをさせていただいております。
リニューアルすこし前に、いつも桐箱を仕入れているお店との連絡ができなくなり、桐箱でのお届けを断念せざるを得ない時期がございました。
近年の世界状況から、初期の頃こちらの桐箱を仕入れた時よりの仕入れ値がかなり上がり、別の桐箱屋さんで同じ規格の商品を製作してもらおうとすると、ひとつにつき価格が五倍ほどになってしまうため、今後の利用も難しいだろうと一度諦めておりました。
そうした折、今まで使用していた桐箱の規格でほぼ同じとは言えないものの、仕入れ値は上がってしまったのですが、別供給してくださる仕入れ先も見つかり、従来通り桐箱をご提供いただいていたお店とも連絡がつき、なんとか今年いっぱい分までの仕入れをすることができました。
この桐の小箱との出会いや「桐箱」に込めた思いと言うのは過去のこちらの記事
にも記載しております。2022年ですので2年前の記事になりますが、根幹の部分は同じです。
現在は細かなラッピングや掛け紙などの変更点はございますが、長くお使いいただくからこそ、大切に届けたい、という思いを引き継ぎながら今後も継続していきたいと考えております。
桐の小箱でのお届けはできれば今後も続けたいと思っておりますが、近年の社会情勢や経済状況の変動を鑑み、さらに仕入れ値が上がることになりましたら、一時的に採用をしておりました化粧箱でのお届けに変更させていただくこともございます。
その際は、重要なお知らせとしてお伝えさせていただけましたらト存じます。
・リニューアル後に大きく変わったこと
リニューアル後に大きく変わったことの一つとして、「送料」と「梱包資材」があります。
・送料について
郵便局の配送料金が値上がりしたことも受け、レターパックは430円に変更となり、定形外郵便料金も値上がりとなりました。
が。こちらの記事やSHOPなどでお知らせの通り、
当店では商品の全品を定形外送料無料とさせていただいております。
正確には当店が定形外郵便の料金を負担し、お届けをさせていただくということとなります。
また、メンバーシップ会員様でメルマガを受信されているお客様は、毎月300円分の回数無制限のクーポンをご利用いただけますので、送料分+300円分の割引が毎回ご利用いただける、と言うこととなります。計算すると約500円から場合によっては、650円ほどお得になる場合がございます。(3個以上ご注文で重量があるものなど)
また2万円以上のご注文の場合は、レターパック送料が無料となります。
・梱包資材について
梱包資材については、「桐箱」のお話でも触れたのですが、その他に大きな変更点がございます。
それは、「封筒」から「箱でお届けへ変わった」という点です。
かなり以前からお届けのための梱包資材について様々な検討を行ってまいりました。8年ほど前は手のひらサイズのちいさな段ボール紙箱でアクセサリーをお届けしていた時期もございます。(まだ桐箱ではない時代)
様々な作品を長年お届けする過程で、どの梱包資材がお客様にとってはもちろん、当店にとっても使いやすく利用しやすいだろうか、と検討してまいりました。
きちんとお届けする、と言うのが何よりの前提で、そこへ安全にお届けするという項目であったり、安心して受け取っていただくということや、開封後できるだけ処分の負担にならないもの。ゴミの分別の際に厄介でないもの等を考えてまいりました。
また、発送にかかるコストはもちろん、発送に必要な資材のコストが増してしまうと、製作のための材料を削ったりしなければならず、それが商品全体の品質の低下やサービスの悪化につながらないようにしなければならないと、様々な角度から考えを重ねてまいりました。
リニューアル前までは「封筒」をメインの梱包資材としてお品物をお届けしてまいりましたが、リニューアル後からは「長方形型箱」でお届けをさせていただくこととなりました。
こちらの箱でのお届けは、組み立て方や梱包のしやすさ、開封のしやすさなども、運用しながら検討しなければならないため使いやすいものが見つかれば、都度変更していく予定です。
・紙の箱でのお届け
紙の箱、資材は段ボールでございますが、こちらのしっかりとした箱でお届けしようと思った理由が大きく2点ございます。
それは、
大切なお届け物だからこそ、安全、安心、歪みなく、しっかりとお届けしたいという思いがあるから。
二つ目は、
高額な商品であるというだけでなく、せっかくの特別な贈り物であるから、大切にお届けしたい、という思いがあるからです。
二つの理由は同じような内容になってしまうかもしれないのですが、当店にとって非常に重要な考えです。
消耗品のように毎週、毎日、あるいは毎月複数個購入する商品ではないことや、価格についても決して安くはないものだからこそ、大切にお届けしたいし、買ってよかったと思っていただきたいという気持ちが強くありました。
当店の商品をご注文いただく際、レビューやご感想などでお客様が寄せていただくメッセージの中にこうした言葉をよく拝見いたします。
それは、
「一目惚れで絶対欲しいと思って購入しました」
「製作の状況からずっと追っていました」
「販売日に間に合うよう時間を調節しました」
「販売時間前から待機していました」
「どうして身につけたいと思って購入を決意しました」
「今月は自分の誕生日だったので」
「パートナーにおねだりをして絶対欲しいと買ってもらいました」
「結婚記念日で」
「以前から欲しくてずっと購入のタイミングを狙っていました」
などなどのお言葉です。
ひとつひとつこうしたお声をいただく度に、ただの商品であるという価値以上の価値をお客様が大切にされていることや、自分が選んだものがどうやって、誰によってどんな風に届けられるのかという不安や期待を強く感じます。
・小さい頃の思い出と、当店が目指すもの
私は小さい頃、百貨店が大好きで、その百貨店の店員さんたちが綺麗な包装紙を使って、たくさんの箱を美しく丁寧に包装していくのが好きでした。
お中元などで届いた箱を開けてもいいよと言われた時、丁寧に箱から包装紙を外していき、その紙の香りやさらさらとした包装紙、中から出てくる箱にドキドキしたのを覚えています。
また、欲しいな、と思うものをネットで購入した時、「箱で届く」とそれだけでテンションが上がりますし、ひとつ一つのラッピングや封筒やそこに込められた思いを知ると、よりその店を応援したり、好きになるきっかけにもなりました。
遠く離れて目には見えないし、ネットの世界では目の前で接客してもらっているようなふれあいはありませんが、少しでも人柄に触れられたと思うと、なんだか特別感が胸にあふれて、そのお店をもっと好きになってしまいます。
この経験から、「当店のことを好きだと思ってくださるお客様に、商品だけでなく人間としても応援していただけるようなお店」になりたいと思いますし、そのために努力していこうと強く思っています。
・まとめ
少し話は脱線してしまったのですが、予算を組み、先々を見通しながら、リニューアルをするのだからと思い切ってこの度から紙の箱でお届けをさせていただく、という決断を致しました。
でもやっぱり気がかりなのは、お届け用の箱は、どうしたってやっぱり外装の箱なわけで、開封をされた後のお客さまのご負担にならないかな、と言うのが不安ではあります。
ただ、段ボール資材であれば個人情報の部分を削っていただいた後は、分別の方法によりリサイクルに回していただけるので、封筒で可燃ごみになっていくよりももしかしたらある意味のエコにつながるのではないかな、と思うところではあります。
ラッピングの内容を考えに考えての変更。ビニール袋をできるだけ使わなくしたり、再生資材を利用したり。それでも、サービス全体の質を落とさず、喜んでいただけるように工夫するのはなかなか大変なことではあります。
けれど、遠くにいらっしゃるお客様の肉眼では見えない笑顔や喜んでいただける表情を想像しながら、それを糧に、「変更してよかった」と思えるように当店もたゆまぬ努力を続けていこうと考えております。
長くなりましたが、今日は当店が胸を張ってお届けする、梱包資材とそのバックグラウンドに関するお話でした。
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天然石を極細の糸で編むマクラメクリエイター。天然石をマクラメの技法を駆使して宝石いっぱいのペンダントにしています。