見出し画像

誕生石とパワーストーン

おはようございます♪
MACRAME KANOの石野です。

10月に入り、日中はまだ暑さが残っておりますが、少しずつ秋が深まっている香りが致します。さて、本日は「誕生石とパワーストーン」について書いてみようと思います。


・誕生石とは、そもそも…

皆さんは、ご自身の誕生石をご存じですか?
また、誕生日石を知っている方はどれくらいいらっしゃいますか??

パワーストーン云々は横っちょに置いておいて、「誕生石」についてでしたら、おそらく多くの方がご存じではないでしょうか?

そもそも、誕生石と言うのは宝石組合が定めた比較的新しいもの、というよりも。かなり古くから利用されてきた、ということが知られています。

誕生石の由来については、『旧約聖書』の『出エジプト記』に出てくる祭司の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石という説や、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』にある神の都の神殿の土台に使われた12種類の宝石という説などがある[1]。誕生石をお守りとして身につける習慣が始まったのは18世紀頃のポーランドとされ、移住したユダヤ人が広めたともされている[1]

誕生石を整理したのはアメリカ鉱物学者であるジョージ・フレデリック・クンツ英語版)で、1912年にアメリカの宝石商組合[注釈 1](現在のジュエラーズ・オブ・アメリカ英語版))によって広められた[3]。今日の誕生石は1952年にアメリカ宝石小売商組合など複数の団体によって個々に改訂されたものが基準となっている[1][3][4]。誕生石の習慣はイギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、日本など各国に広まったが、それぞれの国情に合わせて種類には若干の違いがある[3]

誕生石 - Wikipedia

昔は宗教的にも重要な価値や存在であった「宝石」。
裁きの胸当てに使われていたという旧約聖書の記述もあり(裁きの胸当てに嵌める12個の貴石)、何とも厨二心をそそられるものです。

最近では、これまでの誕生石が見直され、新しい天然石が加わるなど、なんだか「選べる幅」が増えたような気がして、個人的にはとても嬉しかったのを覚えています。(誕生石は国によっても違う部分がある、という点も面白いですよね)


Wikipedia下記ページより引用

・私の誕生石は…

私の誕生石は「アメジスト」なのですが、「クリソベリル」が追加されてとても嬉しくてはしゃいだ記憶があります。クリソベリル、いいですよね。いつかハニーイエローのキャッツアイの美しい粒大きめのルースが欲しいです。(注文が多い)

昔は「アメジスト」、いわゆる紫水晶は水晶と同じくらいかなり身近な存在で、当時は身近すぎて高くない平凡な天然石と言う印象しかありませんでした。だから、友達がダイヤモンドとか、オパールとか、トルマリンとか、特にサファイアとカルビーとかの「ザ・宝石!」に類する月に生まれている場合は、すごくすごく羨ましかったです!!!!

その価値観が変わったのは、この仕事に就いてからで、しかも何年もたってからでした。

私は当時「ベラクルスアメジスト」を「ヘラクレスアメジスト」と間違えて覚えていて、「めっちゃ強そうなアメジストがあるんだなぁ」と今では爆笑ものですが、そう思っていた頃があります。

アメジストにもいわゆる天然石レベルから稀少価値の高い鉱山産出の原石だったり、高貴なる宝石に類するものとしてのアメジストを知るに至り、アメジストを心の中で下げていてマジほんまごめんなさい、と懺悔したものです。

近年ではチャールズ3世の戴冠式の折に、カンタベリー大司教が身に着けていたあの美しいアメジストと言ったら、もう。目が幸せどころのレベルではありませんでした。

また、紫というのは古来より、最高の貴族あるいは一部の特権階級や王室の者しか身につけたり纏うことが禁じられていた「禁色」の一つと言うことも、私の厨二心をくすぐるには十分の要素でした。

さてさて、かなり脱線してしまったのですが、身近だからこそ隣の芝生は青く見えるというお話でした。


・誕生石とパワーストーン

とはいえ、一番は好きな天然石を自由に身につけたり観賞したり、楽しんだり!が重要だと思うので、「誕生石だから~」とか「誕生石を身に着けて開運!運気アップ!」とかは個人的に思っていません。

ただ、思い入れがないかと言うとそうではなく、自分の「月」を司る身近な存在としての天然石があるんだなぁ(たとえそれが商業的にでも!)、という印象です。

でもやはりどこかでミーハーな私は「ツキ」とか「開運!」とかいう美味しい話には弱いので、そういうものにあやかりたいな~、あやかれたらいいなぁ~という俄か心は捨てきれないわけです。

実のところ、どっぷりはまって信じてはいませんがちょっと困った時の打開策になればと、未だに石の意味を調べたりしますし、家にも辞典がたくさんあります。ちなみに言うなら11年前に取得した「パワーストーン系の資格」」も持っていたりします。(気になる方はDMでどんな資格ですか~っと問い合わせてみてくださいね(笑))

プラシーボ的な部分だとしても、あやかりたいという欲深い人間です(笑)

・自分の心の向きを調整する道具として

何が正しいとか、それは間違っているとか。
そういうのは人の心の尺度や考え方、大切にしている心情や生き方、倫理観や価値観によるところが多いので、他人に押し付けない限りは自由に楽しんでいいと今では考えています。

誕生石だって楽しんでいいし、パワーストーンだって楽しんでいいし、誕生日石だって楽しいエンターテイメントの一要素です。

誕生石にこだわらず、好きな石や心惹かれる石、目を奪われた石を自由に身に着けて楽しんでいいし、これを身につけたら気分が上がるし、なんかいいことありそうだなーと個人的に思い込んでもいいんじゃないかな、と思います。

それほどに天然石は魅力的ですし、冒頭に戻りますが、かつては不思議な力があると信じられて呪術や宗教的に使われてきた歴史を振り返れば、そうしたある種の「あやかり」を自由に楽しんでもいいのではないか、と考えています。

大切なのは「呪いのする」のではなく、自分へのちょっとしたご褒美だったり、毎日のちょっとしたご褒美だったり(美しい天然石の指輪を指にはめて仕事中にふと眺めるとか、好きなペンダントブレスレットを触ってにんまりしたりとか!)、明るい方向にベクトルを向けられるツールとして自由に使うということなんじゃないかなぁ、と思っています。

・今月の誕生石は…

10月の誕生石は「トルマリン」「オパール」だそうです!

トルマリンもオパールも様々な色合いがあり、小さい頃すごく憧れました。

トルマリンは個人的にはブルーやグリーンが好きですが、イエローもオレンジも、ピンクも可愛くて好きです。

沢山の色の中から、自分の好きな色を選べるって、いいですね✨

めっちゃ羨ましいアメジスト族の石野でした♪

天然石を極細の糸で編むマクラメクリエイター。天然石をマクラメの技法を駆使して宝石いっぱいのペンダントにしています。