訪問看護ステーションでアロマを届ける
「臨床アロマセラピストⓇってなに?」と、この言葉を初めて聞く方がほとんどだと思います。
臨床アロマセラピストⓇとは、症状や病いに苦しむ患者様に対して、アロマセラピーを通じて、症状緩和やQOLの向上を目指す上級アロマセラピー実践者です。セラピストにはアロマセラピーの知識や技術はもちろん、痛みや苦しみを抱えた患者様を受け入れ向き合う心が求められます。その実践現場は病院など医療機関、施設、在宅など多様です。
そのひとつの活動を知っていただくために、本日は、ホリスティックケアプロフェッショナルスクール東京校3期卒&現在臨床アロマセラピストⓇコースで受講中の今城さん(千葉・看護師)のインタビューをご紹介します。
訪問看護で出会う利用者さんはどんなにつらくてもそれでも生きていかなければならないという現実の中にいます。アロママッサージを通して寄り添い、力になる、アロマセラピーにはその可能性があると感じています。末期がんの利用者様は浮腫や吐き気、下痢などのつらい症状があり睡眠もままならない状況でした。真っ青な顔をしていることが多かったのですが、アロママッサージの時間はうとうとお休みされ、「天国にいるような時間だった」と喜び顔色もよくなっていました。末期と知らされていたら天国にいるという表現はなかなかできませんが、それほど心地よい時間になったと想像します。また、ご家族を亡くし不安発作がある利用者様は、朝起きるとどうにもならない不安に襲われ過呼吸になります。つらさから逃れるために過剰内服をしたり緊急電話を頻回にかけていましたがアロママッサージで気持ちが楽になることを体験し、朝起きるとご自身でアロマオイルを塗布し気持ちが落ち着くようになりました。これからもアロマのいい香りと優しいタッチが在宅療養されている利用者さんの生活にもっともっと届き、アロマの時間が少しでもつらさや苦痛を忘れる時間になったらと心を込めてアロママッサージをお届けしていきたいです。
今城さんのステーションではアロマセラピーがとても好評のようです♪学んだアロマを活かして、患者様とよい時間を持てていること何よりです。現在進級し、臨床アロマセラピストコースを受講中の今城さん。ますます頑張っています!学びを活かし患者様に対してできるケアが増えいって、さらにいきいきと活躍してほしいです今城さんは訪問看護師としてだけでなく、ケアルームも運営されています。
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