何もかも圧倒的に報われろ
今月に入ったくらいから仕事の調子が下がったままなかなか上がりきらず唸っている。 7月からの職場でのスタートダッシュがよすぎて、そのしっぺ返しのように停滞している。 私の悪い癖というかよくないところで、仕事できる人っぽい振る舞いをしてしまうことが多いのが悪い。 仕事が全然できないわけじゃないんだけど、じゃあめちゃくちゃできるかというとそんなことはない。 でもできない人には見られたくないから、与えられた仕事はやれます的な態度で向かってしまう癖がついていて、以前の職場だったらそれでもなんとかなってたのがまた悪い。 おかげさまで見た目も手伝ってやたらと仕事がめちゃくちゃできるっぽい人に見られる。
考えてみたら、以前の仕事って8年くらいやってたんですよね。 そりゃ気合でなんとかなる、経験があったので。 でも今の仕事は始めてまだやっともうすぐ4ヶ月で、一人で一通りの仕事を回し終えたことがない。 ので、気合で出来るわけがない。 けどつい癖で、出来る顔してしまう。 これが本当によくない。
それでもまあなんとかかろうじて前の仕事でも使えてた技術や知識をやりくりして乗り切ってたのが9月くらいで、10月になってからはそれではおっつかないフェーズに入ってきて、いよいよボロが出てきた。 でもなぜか出来る顔はしてるから、仕事で関わってた人たちが私に仕事のごく基本的な内容とか疑問を問われて「は?」みたいになったりちょっとがっかりした風な対応になったりこんなことも知らないの的な顔をしたりして、そのたびに勝手にダメージを負っている。
それもこれも、私が本当の意味で仕事が出来る人間なら出てこないはずの悩みなので、それが何よりつらいよねー。 本当に申し訳ない、見た目ほど仕事ができなくて。 めちゃくちゃ出来るようにならなくてもいいから、せめて見た目とのギャップが生まれない程度に仕事が出来るようになりたい。
先日会議で「(私)さんウチに1年くらいいるみたいな顔してるけど、実際はまだ3ヶ月だからね、この仕事も初めてやってるからね」と上司が言っていて、様々な意味で頭を抱えそうになった。 会議の場なのでこらえたけども。 私が漠然と抱えているもどかしさを特に相談せずとも察してくれてる上司、さすがにデキる上司、にしたって私ほんとに外から見てもずっと居ました仕事やれます顔してるんだな、と改めて実感して本当に残念ですよ自分のことが。 へんなプライドというかええかっこしぃなところがあるから、今更出来ない顔なんてできないので、やっぱりこれを解決する術は経験を積んで仕事ができるようになる、これしかない。 経験を積まずに仕事がバリバリできるような非凡な仕事人になりたいけども当たり前に無理。 凡人には経験を積むことしか解決策がない。 結局時間がかかる。 時間しか解決してくれない。 先は長いけどへこたれずに頑張るから応援してほしい。
KOCが終わってM-1がいよいよ本稼動となってきて、自分のスケジュールにもM-1の予選や予選を見据えたライブの予定が増えている。
賞レースが全てじゃないのも賞レースで売れるだけが売れルートじゃないのも、芸人さんにとってはあくまで目標に至るまでの活動のひとつに過ぎないという一面と一応分かっているつもりで、その上で、賞レースと賞レースに臨むまでの調整期間がとても好きです。 とても、というか、とてつもなく好き、ですね。 単純に否応なしに駆け出したくなるくらい楽しいしわくわくする。 賞レースに命がけの芸人さん側からしたらそれどころじゃないはずなので、客の立場のなんてお気楽なことかと毎年のように思う。
好きな芸人さんの中に賞レースに前のめりな漫才師さんがいると、賞レースそのものの結果に一喜一憂できることがありがたいし、それ以前に賞レースに向けてネタを作り上げて研ぎ澄ましていく、芸人さんのいわゆるネタを叩く作業を見られることがとにかく楽しいし嬉しい。 好きな芸人さんが芸事に真摯である様を見届けることができるのは、とてもとてもありがたい機会です。 試行錯誤する様でも、苦しんでいる様でも、なりふり構わない様でも、頭抱えて掻き毟る様でも、何でもいいです真剣であることの裏返しは全部得難い瞬間だからね。
この時期、ネタを叩く中で同じネタをライブにかけ続けることについて、たくさんライブに通う客側に毎回同じネタで申し訳ない的なことを考えている芸人さんも少なくないそうで。 我々みたいな客はむしろ同じネタが叩かれる様をこそ観たいわけで、極端な話同じネタを積極的に観に行っているので、気にしないで! って言いたい。 でもそれは気にしないでといわれても気にしちゃうよねーとも思う。 こちらの気持ちは、ほんとーーーに極力気にせず思うままにやりたいネタを存分にかけてほしいだけです。 これは時期に限らずいつでも当てはまることだけども。 我々みたいなもんは、芸人さんのエゴをこそ見届けたいんです。 だってあなた方が生み出したものが好きで大笑いしているんだから。 どんなことでもあなた方の内から出てくるものに触れられることが嬉しいんです。 とここで言っても意味がないけど、どこででも言わないよりはマシかと思って書いておく。
2001年のM-1を友人に録画で見せてもらって以来私は今に至るまでこんなことになっていて、自分の記憶が確かならば2002年からはM-1の準決勝は全て現場で観られている、はず。 1年くらいあったかな、観られなかった年。 多分なかったと思うけどどうかな。 チケット取れなくても当日券に並んで当時まだルミネで許されていた客席両脇スペースで立ち見で観ていた記憶が鮮明だから多分観てると思う。
そんなM-1に、未だにこんなに前のめりになれてる自分がなかなかアレだと思いますけどそれは置いといて、芸人さんがその年一番のネタを一番の状態で一番の心意気とともに披露してくれる、それを観られる、という点が何より賞レースの好きなところです。 その結果、好きな芸人さんの漫才が、劇場をその日一番くらいに揺らした瞬間を、おそろしく仕上がった4分間を浴びて問答無用に圧倒され打ちのめされるあの瞬間を、あまりの素晴らしさにネタが終わった瞬間頭が真っ白になって息するのを忘れていたことに気付く瞬間を、片手の指より少ないくらいの回数だけ体験している、それが忘れられないです。
例えば、2006年のM-1準決勝のPOISON GIRL BAND。
例えば、2014年のTHE MANZAI本戦サーキット第3戦の囲碁将棋。
あと、2008年のM-1準決勝のナイツも忘れられない。 1000人超える満員のメルパルクホールを信じられないくらい揺らしてたあれ。
ああいう瞬間て、やっぱり賞レースだからこそ生まれるものなのかもしれないなと思っているので。
それが忘れられないのと同時に、そこに行き着こうとする芸人さんの日々の積み重ねも、それが客席で受け取れる予選期間のあらゆるライブが本当に好きです。 勿論賞レース時期に限らずネタは磨かれて叩かれているのだけれど、賞レースを見据えた上で、どのネタでいくのか、それがどう変わっていくのか、どう取捨選択されてどう輝いていくのか、それを観たい。 とにかく観たいです。
なんだろう、このとにかく観たいだけの欲求。 観たいだけというか、観た上ですごいすごいって騒ぎたいのかもしれない。 いつだってすごいすごいって騒ぎたいんです。 隙あらば騒ぎたいし褒めたい。 ヲタクは好きな人たちが凄いって言い続けたい生き物ですよね。 凄いがたくさん言える機会は逃したくないのです。
そんな日々がいよいよ本格始動して、2回戦にも少しだけ行けて、またお目当ての芸人さんが試行錯誤の末キレッキレのネタを作り上げてきて、それがもう抜群に面白かったりするものだから、サイッコーーー!!! てなってました。 最高。 最高です。 私の好きな漫才師が最高。 こんな嬉しいことないですよ。 この先もなるべく長く、年末に近い時期まで、この楽しみが持続してほしい。
ここに行き着く人たちの努力も真摯さも全て、どこまでも報われてしまえ。
はーお笑い楽しい。 賞レース大好き。
そういえば大好きなM-1の3回戦がある11月10日(日)に少し遅めの時間ですけど「仲嶺のお笑いクイズランド」が開催されますね。 なんという全部乗せDAY。間に合うのか。 間に合わなかったら泣いちゃう。
全部乗せで思い出した。 この間職場の飲み会でラーメンの話をしてて全部乗せって言葉を発したら「その顔から全部乗せって言葉が出てくるとびっくりしますねー」って言われたんだけどどういう意味だったんだろうか。 全部乗せが似合わない顔、多分それ良くない顔だよ。
あと、7月に転勤して必死で新しい職場に馴染もうとした結果、馴染みすぎて転勤3ヶ月ですでに「白米をめちゃくちゃ食べる女」「白米を特盛もしくはおかわり4杯する女」って認識で覚えられてて、それも馴染みすぎに拍車をかけた要因の気がする。 だっていくらなんでも私4杯もおかわりしないよ。 大食らいを盛大に弄られてる。 そんな奴がラーメンの話題で全部乗せって言わない方がおかしいんだってば。
おかげさまでダイエット成功して以降で一番太ったから、ここから! や! せ! る!!!
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