[日記]お楽しみはこれからだなどと浮かれており
約8年ほどやっていた業務から離れてまったく新しい仕事に就くことになった。 転職とかではなく人事によるもので、職場どころか会社が変わるし、今の住まいから通うのは今以上にしんどいことになるので引っ越しも決行予定。
ここまでやってきた仕事は8年の間に少しずつ形を変えつつも、基本的な役割は変わらずやってきたので、まったく新しい業務というのは本当に久々。 今でこそそこそこ使えるようになっているものの、当初はあまりにも上手くいかず半年くらいは使い物にならなくて、当時の上司にも先輩にも色々と迷惑をかけてしまったなーと今思い出しても頭を抱えたくなる。 そんな仕事なのに8年もやっていると生意気にも少しだけマンネリを感じたりする。 逆に8年間よくマンネリを感じずにやってきたな、かもしれない。 仕事は一緒でもロケーションが変わったり人員が総入れ替えしたりがちょくちょくあったのがよかったのかも。 売るべきサービスが世のトレンドに合わせて日々変わっていったのもある。
そんなゆるっとした業務のマイナーチェンジではなく、まったく知らない会社でまったく知らないロケーションでまったく知らない人たちとまったく知らないものを売ることになった。 合わせて住まいも変わる。 久々に大きな変化が生活に起きる。
私という人間の鈍感さはこういうときに一番発揮されますね。 要するに不安がほぼない。 新たな生活新たな職場新たな人間関係に対して楽しみが99%、不安が1%。 1%は一応不安がないわけじゃないという主張をしたいだけの1%なので、これはもう実質楽しみ100%ですね。 環境が変わることに対して、とにかくワクワクしかない。
まったく知らない職場でまったく知らない人たちの中に放り込まれると知ったときは、ちらっと大丈夫かな? と思ったりもする。 するんですけど、やったー新しい環境だー! という楽しさが秒で全てを凌駕しましたね。 我ながら能天気にも程がある。
勿論新しい現場で全部上手くいくなんてこれっぽっちも思ってないし、実際今まで経験した環境の変化においても必ずと言っていいほど痛い目にも合っている。 なにがヤッターなのかというと、これはもう単純に「環境が変わる」という事象そのものがストレス発散になるということです。 私の生活、全部変わるじゃん! うっわー最高めちゃくちゃワクワクする! というだけのやつです。
初めて一人暮らしをしたときも、同級生や周囲の人たちから聞いていたホームシック的なやつが本当に一切生まれなかった。 我ながらあまりにも薄情すぎないか? と思ったけど、今思うと情云々じゃないですね、環境の変化でテンション上がってそれ以外の感情全部霧散してただけです。 あらゆる生活が全部見慣れないものになったから、ホームシックとかやってる暇なかった。
自分で新しい環境を選ぶことなく勝手に新しい環境に放り込んでくれるうちの会社、私の場合は割とありがたいですね。 業務としてめちゃくちゃこれやりたい! があるわけじゃない(これやりたくない! は明確にある)ので、次はこれやってーと言われてそれがやりたくないことでなければ全然いいです何でもやりますの心意気。 私が今の会社でやれることがあるなら何でもやりますよーでも頑張るから結果が出たらその分評価高めでお願いしたいな、くらいのものです。
強引に会社の力でどうこうしてくれないと、根が怠け者なので変わらない環境でも延々手癖でサボりながら仕事できちゃう。 なのでこういう機会はありがたいんです。 変わらないことにストレスを感じることはそれほどないのに、変化にこんなにテンションあがるのってなんだろうな。 変わりにくい生活だから変わることが事件めいててワクワクするのかもしれない。
新しい職場も今までの人生でまったく縁のない場所にあるし、仕事の内容もまだ詳しく分からないけれど多分イチから叩き込まないとやっていかれないと思われ、根が怠け者なのでそういう環境に放り込まれないと必死に仕事なんてやれないから、真面目に仕事やらないと駄目な環境はそれはそれでありがたい。 真面目に仕事します。 新たな職場の人に白い目で見られないように。
とにもかくにも仕事が変わり住まいも変わり、時間に融通がきくようになるので、いつでも飲みに誘ってほしいしこっちからも誘います。 終電をあまり気にしないで済むようになるのが本当に嬉しい。
落ち着くまではライブ縮小傾向にあり、引っ越し等々で財政がすっかすかなので、この夏は散在せず細々と暮らしてまいります。 自炊いっぱいしたいから料理上手なお友達に片っ端から色々聞いてみよう。 新しい住まいで目指すテーマは「いつでもお酒とおつまみでもてなせる」です。
愚かにも最近気付いたんですけど、 「冷蔵庫にあるものでぱぱっと作れる」というのは、要するに「買い物しなくてもぱぱっと料理が作れるくらい冷蔵庫の中が常に充実している」という意味だったんですね。 以前はこれがまったく出来ない貧相な冷蔵庫の中身での生活だったので、この機会に「買い物しなくてもぱぱっと料理が作れるくらい冷蔵庫の中が常に充実している」をキープしたいところです。
冷蔵庫の中が常に充実しているということは、野菜や卵など消費期限のあるものがいつも冷蔵庫にある、それを無駄にしないくらい日々自炊をしている、ということに他ならないわけです。 こんなのご家族がいて家事を切り盛りしている人にとっては当たり前すぎてちゃんちゃらおかしい話なんですけど、ごはん食べるのも食べさせるのも自分ひとりという生活だと果てしなく甘えちゃうんですよね。 だからこれからはいつも心に「冷蔵庫にあるものでぱぱっと作れる」を留めておきます。 あとお酒も家に置いておくようにします。 カルディの700円の赤ワイン。 700円ですけど美味しいんです。
しかし新しい職場で新しい業務の話聞いてきたら、だいぶ忙しそうだしだいぶ仕事のレベル高そうだし、どこまで求められるのかさすがにおそろしくなってきた。 早く仕事にも職場にも慣れたい。 分厚い猫を被らずにいられる程度に慣れたい。
でも、歓迎会の話になって、日本酒好き? と聞かれて食い気味に「大好きです!」と答えたらキターみたいな反応されたので、歓迎会楽しみになってきた。 あまり大きな組織ではない分みんな和気藹々とやっているらしい。
和気藹々はありがたいけど、それはそれとして平日どのくらいライブ行けるかな? 趣味の話をどこまでおおっぴらにするか、毎度のことだけど悩ましい。 100出したら絶対引かれて奇異の目で見られるからなあ。 今までの職場では100のうち5も出してないので、馬鹿馬鹿しい話だけど当人は至って真面目に考えてるんですよ。
なんにせよこんなに新しい環境なんてそんなにあることじゃないから酸いも甘いもひっくるめて楽しんでいきます。 楽しみ楽しみ。 楽しみしかないぞ。
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