【備忘録】リアル系モデル【おすすめ】
完全に備忘録です。
私はイラスト系のモデルを主に使用しており、発表するのはほぼイラスト系なのですが、ControlNetなんかを使う際にリアル系モデルが欲しい時がたまにあります。
現状でお勧めの2つのモデルをここで書き残しておきます。
今後、作成者の都合で公開停止などになった場合、この記事内でも追加・変更あるかもしれませんが、あしからず。
・chilled_remix
いくつかありますが、chilled_remix_v1vae がメインのモデルということです。
いわゆる美少女が出しやすいモデルで、イメージとしては韓国アイドルのような整った顔立ちが出やすいモデルとなっています。
少し前までリアル系モデルで主流だった ChilloutMiX というのがあったのですが、 ライセンス関係等の様々な理由で扱うのがめんどくさい状況になってしまいました。
そのあたりからライセンス関係をクリアにし、商用利用等にも使いやすく調整されたモデルがこちらです。
ChilloutMixのジェネリック版なんて呼ばれた事もありました。
現状では結構な日本のリアル好きSDユーザーが方がこれに移行した印象です。
若干イラストっぽい質感を持ち合わせており、プリクラ加工した感覚に近く感じました。
胸の大きさのプロンプトなど、結構強めに反応するのも特徴です。
男性向けのフェチ感を出しやすいのかもしれません。
・BRA(Beautiful Realistic Asians) V5
いわゆる整形顔ではなく、自然なアジアンフェイスが出やすいモデルです。
個人的にうれしかったので、備忘録として残しておきたく記事を書きました。
よりリアルな顔立ちをお好みの方にはこちらの方がお勧めかもしれません。
BLIP と WD でトレーニングされているため、同様のスタイルのプロンプトを使用することをお勧めします、とのことです。
詳しくはリンク先のページを確認してください。
・BracingEvoMix_v1
(追記:2023/06/03)
上で紹介した chilled_remix の作者である 鎖城郎郭@AI錬成画師 さんが、これまた上で紹介したBRAの学習開発者である BanKaiさんと直接話し合い、
有志の寄付の結果生まれたOpenBraβ・OpenBraをベースにマージしたモデルだそうです。
詳しくはリンク先をご覧ください。
推奨設定などもいろいろ書いてあるのですが、私の環境にはあまり合わなかったようで、ネガティブプロンプトは自分で書き直しました。
顔立ちはアジアンフェイス全般の平均値が出るなぁという感じです。
肌の色や光の感じもそんな印象です。
正直、上記モデルのどれがベストかというのは個人の主観によるものだと思いますので、どれも試されるのが良いと思います。
個人的には アニメ絵柄との橋渡しには chilled_remix、リアルものはBRAで用途別に使い分ける感じで使用しています。
【LoRA】JapaneseDollLikeness (v1.5)
こちらは通常のモデルではなく、LoRAですのでお間違えなく。
日本人顔を出しやすくするLoRAです。
他の国っぽい顔だな~と思うときに添えてみると良いと思います。
個人的には TaiwanDollLikeness (v2.0) の方が好みではありました。
どちらもお勧めですね。
Hugging Face では 韓国顔をイメージした KoreanDollLikeness シリーズもありました。
リアル系は、言ってみれば『リアルという絵柄』であるため、資料がいくらでも用意しやすく、イラスト系よりも描画が安定している傾向にあります。
イラスト系のモデルの背景や指の破綻を抑えるためにリアル系が階層マージで加えられるというのはよくある話ですね。
ご自分で階層マージなどを試される際に検討されてはいかがでしょうか。
それでは、また。