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走らないOMM 〜 OMM Japan 2020 Nozawa Onsen 〜 (後編)
走らないOMM 〜 OMM Japan 2020 Nozawa Onsen 〜 (前編)の続きになります
スタートで地図を受け取り現在地点(スタート)とゴール地点を確認。当然の事ですが、Day 1から入れ替わっているだけです
今日は昨日きたところに戻るわけでですから、基本的には下り基調。最短ルートから寄り道できる方法を考えます
パッと見でBD(50)が目に入ります。道路経由で緩い傾斜を登り、スキー場のバーンにある"建物の西"と分かりやすそうなCPです。その後は県道をくだり、DG(20)、BF(40)を獲得して、AN(20)を取った後は登り返して、BM(40)、CC(10)、CN(30)を取る作戦にしました。これで合計210点を確保です。その後はCNを取った後の体力と残り時間によってCF(10)、CH(30)を取りにいきます
Day 2は行動時間が5時間となりDay 1より一時間短いのと、前日の疲れもあるので余裕をもった作戦。それでもDay 1同等のポイント獲得(250点)が見込めていたので良しとしました
撤収時間を確認。早いCPで12:30撤収ですがDay 2は7:25〜のウェーブスタートのため、制限時間の5時間後(12:25〜)を考えると、どれも十分に間に合います
BDに向かいます。スタートを出発し、最初のY字路を迎えます。ここまでは昨日通った道なので記憶にあります。Y字路からは緩やかな登りを南方面に。分かりやすい道なりでいちいちコンパスを出す必要はないと思いますが、太陽の位置など確認すると南斜面か北斜面かぐらいは分かるので、たまには意識してみると良いです。県道に入ると左へ曲がり、下り始める前に右側にあるスキー場を登り、建物の西のCPを獲得。その他の特徴としては県道の両側にリフトの終点があるのが分かります。また、スキー場を登り始めるまでの県道の西側は立ち入り禁止エリアになっているので注意が必要です
ここでは説明の都合上、"右"や"左"などを使っていますがバディとの意思確認にはなるべく方角(東西南北)も確認する習慣をつけたほうが誤解が生じにくいです
来た道を戻りつつ、そのまま県道を下りDGへ。ヘアピンが2つほど現れる特徴がある。2つめのヘアピンからは2本のトレイルがでているので注意。加えて、DGに向かう徒歩道の線が崩れているので分かり難い感じします。CPは円マークの中心部分にあるので、徒歩道から少し外れる事がわかります。画像では見えにくいですが、徒歩道をまたがる谷の部分には地図上の川を表す水色の線が書いてあります。しかし実際にCPにたどり着くと、そこは谷にはなっているものの、川という川はありません。雨が降って増水したら少しぐらいは水が流れるかという程度。川が現れるのを目印にすると、スルーしてしまう可能性があります
これは他のOMMでも感じることですが、川の表記は川の大きさが全く分からないので要注意です
BFに向かいます。引き続き県道を1.5kmほど下り、ヘアピンする手前に左にそれるスキー場・車道に入り、そのまま道なりにリフトとの交点へ。かなり分かりやすいはずだが、何故かここで私はミスをしてしまい、目的のバーンより手前のバーン(スキー場)に入ってしまう(青色のライン)。バディがすぐに間違いに気が付き登り返して本来いくべき道に戻った
自分が勘違いしてしまった要因として、ヘアピンと左にそれるバーンの位置関係が思ったより近かった。よく見ればバーンの中にヘアピンがある。ヘアピンが近づいたらバーンに入る、という要素でナビゲーションをしてしまっていた。他にも、左にそれる車道は黒い実線(幅員3.0m未満の軽車道)で描かれているのでかなり顕著な道があるはず(実際に舗装されている道があった)
バディに指摘されて地図を見返したら、そもそも県道から左に逸れてBFに向かうまでにそれほどの勾配はないはず。なのに振り返ると随分下っていたので自分のミスに気がついた
ちなみに向かう途中にバディと、地図上にあるBF手前の黒い四角は何なのかね?と話をしていたが、これは建物だった。こういうよくわからないものが地図中にはあったりする(自分たちが地図記号知らなすぎなだけかも)
再度県道に戻りANへ。ANへはバーンを下って取りにいく作戦。このバーンはDay 1でゴールに向かう途中に登ったうねり道とのT字路にあるので記憶に残っている。ほぼ何も考えずに進む。とはいえ、念の為目印となるリフトなどは確認しつつ向かう。計画通りバーンを下りANを獲得
ANの後から残りのBM、CCの回収順には少し悩みました。パッと見で上の青いラインのようにANからバーンを下りCCを取り、BMを登ってとるパターンが距離が短くルートもシンプルなように見えますが、Day 1でBMのあるバーンを登った記憶がかなりキツイ印象がありました
最終的には、ANから道路を使って登り、BMは下って取る事に。そのままバーンを下って、道路を少し登り返してCCへ。イメージ的には青いラインのアップダウン系より、山の斜面をトラバースしながらゆるく登って移動する感じです
CNまでのCP獲得の解説についてはDay 1含めて十分に書いたのと、このあたりも特に難所やミスは無かったので割愛します
しかしCNのゲレンデの真ん中にある神社ってすごいですよね
さてCNをとったのが10:19。制限時間までまだ2時間ちょっとあるので、予定通りCF、CHを取りに行きます
CF、CHをミスなく取り、時間は10:55。まだ一時間半以上余裕があります。このまま戻れば1時間以上を余らしてのゴールとなる。もちろんそれでも計画通りに全てのポイントを取れたので満足です
しかしCM(50)が目に入りました。さらに、CM(50)からゴールまでもシンプルなルート(青いライン)が、、、
ここCHから戻るも、CMから戻るも、実質同じぐらいのエフォート。それなら、CHからCMがんばるだけで+50になるならかなりお得では??というウリ文句で登る気のないバディを説得。2km弱の200mアップ、かなり大きくバッファとっても1時間はかからないでしょう。そこからの30分ほどの帰路。かなりタイトにはなってくる。加えてCMは”尾根”となっているのでトリッキーかも知れない。しかしそれなりに向かっている人たちはいるなぁ、と自分の教訓に反して周りに惑わされる
結局CMは軽車道沿いから見える場所にあり無事ゲット。この時点で11:22分。結局30分弱で登っちゃっているんですよね
ちなみにCMは軽車道沿いから見える場所にはあったが、かなりの急斜面の尾根に設置してあった。皆、足を滑らしながら周りの根っこなどを掴みパンチ(CPを獲得)していた。中には、軽車道沿いにザックを残置する人たちもいたのだけど、それはルール違反。何よりも、何かあった時のための道具を背負っているわけだから、何かが起きそうなところでザックを残置するっていうのはナンセンスな気がする。ザックを背負う事により危険度が増すと思うなら、そもそも降りない方が良いのでは。ほぼ自己満足のためにあるような競技なのでルールがどうこうって言いたくはないですが、何かあったときは最終的にはイベントの今後に影響するわけで。同じ事をDG"川”のCPでやっている人たちもいましたね。ザックは常に背負って行動しましょう
CMからはゴール一直線!と思いきや、そう思い通りに行かないのがOMMですね。スキー場を突き抜けて、来た道に合流する作戦でしたが出てきたゲレンデ(青いライン)がかなりの急斜面。野沢温泉スキー場のビクトリーコースという斜面でした。調べたら傾斜35度。しかもかなり荒れ地になっていて、折れたヤブなどが突き出ててかなり危ない!1mmも登り返したくないという思いから、そのまま強引に下降。バディは指を負傷(軽い傷)していました。。。(申し訳ないのでバンドエイドあげました)
急斜面もバーンの半分ほどで済み、無事通過。後は軽車道をゴールまで。ゴール直前の100mだけ走りました。カメラマンがいたので
Day 2に関しては300点の獲得で総合順位は12/64
距離18.95km、移動時間4:00:58、ペース12:34/km (時速4.7km/h)
下り基調だった事もありDay 1より少し早いペースで動いていますね
Day 2に関してはかなり良かったんじゃないでしょうか。時間もそれなりに使って、30分ほど余らせたものの、計画を上回るポイントを獲得
結果から見ると、スタート地点付近のCPをもう少し取れたのではと思ったりしますが、そうしていた場合に最後のCMを取りに行く覚悟ができなかったかも知れない。このあたりは自分達の地図読みの経験値があがればもっと正確に時間いっぱい行動できるようになってくるものだと思います
リザルト表には各チームが取得したCPと順番が記載されています。自分たちの辿ったルートの答え合わせや、他のチームがどのようなルートを辿っているのかとても参考になります。地図をみながら他のチームが辿ったルートを推測するのもスキルアップに繋がると思います
ポイントのおさらい
Day 2はDay 1の情報を活用する
Day 2はバッファを多めに
太陽の位置を活用できる習慣をつける
立ち入り禁止エリアに注意
左右などの向きによる指示と方角の両方を活用
CPは○の中心にある
川には注意
ザックは残置しない(ルールは守る)
開けたエリアが歩きやすいとは限らない(急斜面)
リザルト表で他人の動きを参考にする
キャンプ地でカレーを用意しているバディ
私たちもまだまだ未熟ですが、参考になれば幸いです。他にも”こうした方がいいよ!”などのアドバイスなどあれば是非twitterのアカウントにでも投げて頂ければ幸いです
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