BHEX×VRM AMA十問十答
Q1:まずBHEXコミュニティへのゲストの自己紹介とプロジェクト紹介お願いいたします!
A:VRMは、2018年に法人化された高頻度トレーディング企業です。チームメンバーは多くの豊富な実務経験を持つクラシカルなマーケットのトレーダーと、世界中の暗号資産専門家で構成されています。深い知識と経験のユニークな組み合わせがVRMに並外れた結果をもたらすこととなりました。私たちは小さなポケットマネーから取引を始めましたが、今では1日の取引量は約200億ドルとなっており、暗号資産マーケットの7~8%を占めています。
Q2:あなたのチームについてもう少し詳しく教えていただけますか?
A:私たちは数学者とデータサイエンティストによるコアメンバーで構成されています。国際色も豊かで、中国、マレーシア、ヨーロッパ、アメリカ、日本、ロシア国籍のメンバーが集まっています。CTOは25年以上、ウォール街でマッチングエンジンの開発に携わっていた経緯を持ちます。トレーディング部門のチーフは、欧米の伝統的なマーケットで20年以上勤務していた人物が務めています。研究チームには世界有数の大学で博士号を取得した5名が所属しており、高度なAIベースのアルゴリズムや予測メカニズムの開発に取り組んでいます。マーケティングチームは、主要な暗号資産取引所 (HuobiやOKex) の元エグゼティブが担当しています。その他のキーパーソンは、イノベーションやベンチャービジネスでの豊富な経験を持っています。チームの主要メンバーの詳細な経歴は Black Ocean のウェブサイト (bo.market) にてご覧いただけます。
Q3:VRM (FLY)、Alameda (FTX)、Kronos (WOO) は現在のマーケットで著名な三大定量トレーダーとなっていますが、VRMについてより詳しく教えてください。他の2社と比べての強みは何ですか?
A:私たちの最大の強みは、チームと知識です。このようなレベルでの競争は頭脳戦となります。そのなかで比較するのは非常に難しく、長期的な結果でしか測ることができません。だからこそ、私たちは人材とテクノロジーに多大な投資をしているのです。私たちは、才能、高度なソリューション、そしてAIや量子コンピューティングなどの新分野での開発を常に追求しています。
加えて、何かマーケットでチャンスを見つけた際には、すぐにそれを追求します。このようにして私たちはBlack Oceanを拡張してきました。これはどの他の暗号資産企業とも異なります。大口のプレイヤーが安心して取引できるようにするためには何が必要かを理解したうえで、以下の要件を最も満たせるようBlack Oceanを開発しています。
1. 技術的な完成度 (秒間数百万トランザクションを実行できる最先端のプラットフォームであること)
2. 資産の安全性 (プラットフォームには一流のカストディアンが組み込まれており、顧客のすべての資産は常にカストディアンに保管されていること)
3. 深い流動性 (プラットフォームは最大の流動性プロバイダーに接続しており、あらゆるサイズの取引を実行することが可能であること)
Q4:VRMエコシステムの主要な構成要素は何ですか?
A:私たちは、トレーダーが成長し、収益性を高めるためには独自のエコシステムが必要であると考えています。そのため、私たちは事業をトレーダーの経済圏に沿って拡大しました。私たちは最初、トレーダーチームの教育、インキュベーション、アクセラレーションから取り組みました。現在のエコシステムは以下のように構成されています。
VRM Education: 文字通りあらゆるレベルのトレーダーに実践的なアドバイスを提供することを目的としたオンライントレーディングコースです。トレーディングコースは、VRMだけではなく、エコシステムのメンバーによっても提供されています。
VRM Incubation: 非常に若いトレーディングチームを探し、評価し、組み込むための研究チームです。現在、VRMは30以上のチームを監督しており、そのうち2つのチームはすでに多額の投資を受けています。
VRM Acceleration: 既に成熟しているトレーディングチームのパフォーマンスをさらに向上させることを目的とした投資ファンドです。
投資ファンド: トレーディングビジネスのあらゆる部分に投資することを希望する投資家の集まりです。
取引所: 取引を行うための特定の場。
ローンチパッド: 新規プロジェクトのIDOを行う場で、他にも多くのコンポーネントがあります。
Q5:VRM、Black OceanとFLYの関係性について教えてください。
A:これらはすべて、世界中のトレーダによるエコシステムを構成する要素です。FLYトークンは、エコシステムの血液のようなものであり、決済やエコシステムのサービスへのアクセスを可能な限り容易にすることを目的としています。Black Oceanは、トレーディングエコシステムの一部であり、ダークプールと流動性プールの役割を果たしています。この取引所は暗号資産と伝統的な金融という2つの異なる世界を繋げるものです。この取引所の需要は高まっており、ローンチ後にはさらに急増することになると思われます。
Q6:ダークプールとは何ですか?また、流動性プールとの違いについても教えてください。加えて、Black Oceanのプロダクトの機能にはどのようなものがありますか?
A:ダークプールとは、公開されたオーダーブックを持たない取引所のことです。非常に大きな取引をマーケットから隠し、資産の価格に影響を与えないようにするためのものです。ダークプールサービスは、大口トレーダーが昨年末に活動をはじめたばかりのもので、かなり新しいものとなっています。また、ダークプールはマーケットの成熟度を示す指標にもなります。大口トレーダーにとって市場が面白くない場合、それは非常に未熟なものとなるでしょう。大口トレーダーは市場に取引量と安定性、新たなツール、新たな顧客、新たなサービスをもたらします。
このようにして、マーケット全体が新たなサイクルに入ります。サービスとしてのダークプールは昨年末まではあまり需要がありませんでした。今ではだいぶ変わり、大企業や銀行、ファンドがいかにして暗号資産の波に乗ろうとしているかがわかるようになっています。Black Oceanは、他のすべての既存の取引所とは異なる適切なダークプールプラットフォームです。私たちは従来の金融マーケットにいる人々のニーズを深く理解したうえで開発を行っています。
Black Oceanのアイデアは、成熟した金融マーケットを補完する適切なダークプールを構築することにあります。成熟したマーケットは、特定の金融ツールが無ければ運営できません。ダークプールも間違いなくその一つであると言えます。Black Oceanは伝統的な金融世界と暗号資産世界の架け橋となります。昨年、私たちは銀行やファンド、企業からの暗号資産への投資需要の高まりに気づきました。多額の資金を取り扱うため、既存の取引所では資産価格を押し上げたり下げたりしてしまい、こういった方々のニーズを適したサービスを提供することができないのです。
Q7:現在、VRMが直面している課題は何でしょうか。また、それをどのように解決しようとしていますか?
A:現在最大の課題は、暗号資産を受け入れてもらうハードルの高さにあります。従来の金融関係者を暗号資産マーケットに参入していただくことを目指すほど、まだまだこのマーケットには大きな不確実性と消極性があることに気づかされます。非常に先進的で革新的な考えを持つ企業のみが、今のところあえて暗号資産で何かをしようとしていますが、私たちはその次の時代が近づいており、投資や通常の送金に暗号資産を利用する企業が大量に増えてくると考えています。
Q8:FLYはVRM経済圏のトークンであるとのことですが、FLYトークンの使い道と、VRM経済圏におけるFLYのアプリケーションシナリオについて教えてください。
A:私たちは、取引エコシステムの為のトークンとしてFLYを作りました。FLYはこのエコシステムの血液であり、決済やエコシステム内のサービスへのアクセスを可能な限り容易にすることを目指しています。そのため、FLYはトレーダーには最適なトークンです。トレーダーは運用資金、取引手数料、リベート、マーケットメイク、コロケーションなどの特定の要望を持っています。これらを満たすためには取引量、マーケットシェア、取引ペア数などの条件をクリアできるかに大きく依存し、収益性にも直接的に影響します。トレーダー、特に若いトレーダーにとってはこれらの条件は大きなものであり、際限の無いものかもしれません。そのため、私たちはトレーダーのエコシステムを構築し、若いトレーダーや成熟したチームのアクセラレータ戦略による改善の支援を目指しています。私たちは、教育チームなどのエコシステムを構築しており、このエコシステム内の決済はすべてFLYトークンで行われます。
さらに、小売店の方々もFLyの恩恵を受けることが可能です。彼らはFLYをステーキングすることでエコシステムの仮想的な一員となり、トレーダーはその資金を業務に利用できるようにすることができます。
Q9:VRMがBHEX (旧HBTC) への上場を選択した理由を教えてください。Bluehelixが、BHEX.comという取引プラットフォームやBluehelix Cloud SaaS&ホワイトラベルソリューション、BHEX Chainという3つの主要事業を持っていることは存じていますが、BHEXとの間で企業提携を行うことはありますか?
A:まず、BHEXは完成された取引メカニズムを備えた信頼できる取引所であり、多くのユーザーを抱えています。BHEXのシステム稼働率は 99.99% を維持しており、取引の平均処理時間は 80 ~ 90 マイクロ秒 (0.0001秒未満) というきわめて短いレイテンシーを実現しています。また、高いセキュリティを備え、3年間の運用で無事故という記録を維持しています。さらに、Bluehelix Cloudはクラウドの顧客にも流動性サービスを提供しており、彼らのプラットフォームトークンであるHBCは機関投資家向けのものでもあります。VRMは大手定量取引企業であるため、間違いなく協力の機会があると考えています。
Q10:FLYに関して、ユーザ―に共有したい興味深いニュースやアップデートはありますか?また、FLYのロードマップや次の計画についても教えてください。
A:最も新鮮なニュースは、FLYがBHEXに上場したことです。私たちのロードマップ上では、毎週新たな取引所へ上場することになっています。私たちは、FLYトークンをどこでも利用できるようにして、より多くの人々が恩恵を受けられるようにすることを目指しています。その他にも新たなプロジェクトを公開するローンチパッド、新たなステーキング機会、Black OceanでのNFTの追加など、ワクワクするような展開が今後控えています。私たちの事業はまだまだ始まったばかりです。
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