HDEX Contents:クロスチェーンDEXと従来のDEXの違い (1)
今年は、DeFiをキーワードにした暗号資産に触れた方も多いと思います。その中には、DEX (Decentralized Exchange) も含まれているのではないでしょうか。ある程度の暗号資産に関する知識をお持ちの方なら誰もが知っている UniswapやPancakeSwapなど、数多くのDEXがこれまでリリースされてきました。
では、クロスチェーンDEXとこれまでのDEXの違いは何なのでしょうか?
アセットカストディ
既存のDEXもクロスチェーンDEXも、ユーザーの資産を分散して管理しています。ユーザーは自身のウォレットで自身の資産を管理するのです。最も有名なウォレットの一つにMetamaskというものがあります。ユーザーはMetamaskからDEXにアクセスし、資産を取引することができます。
クロスチェーンウォレットは秘密鍵を直接預かることなく、分散技術によってフラグメントという形で各ノードに割り当ててウォレットの作成と署名を行うという点でこれまでのウォレットとは異なります。セキュリティ面ではより安全性が高まっていると言えます。
資産の多様性
これまでのDEXでは、そのDEXが利用しているパブリックチェーン上の暗号資産のみしか取引することはできませんでした。例えば、Binance Smart Chain上に実装されているPancakeSwapでは、Binance Smart Chainをベースにした暗号資産のみが取引できます。EthereumベースのERC-20トークンをPancakeSwap上で取引することはできません。
PancakeSwapのトークンリストを見ると、確かにETHがそこにあるので混乱する人がいるかもしれません。これはETHをロックアップして発行された厳密には別のトークンであり、Binance Smart Chain上で発行されています。ETHをBinance Smart Chain上のウォレットに送ることはできませんが、ブリッジングによりETHをロックしてBinance Smart Chain上のETHの合成資産を取得することで実質的にBinance Smart Chain上でETHを保有することができます。
クロスチェーンDEXではそのような制限はありません。接続されたパブリックチェーン上のすべての暗号資産を取引することができ、これまでのDEXやウォレットのように入出金が制限されることもありません。また、ユーザー目線で見ると、何度もスワップする手間をかける必要もなくなります。このように、資産の多様性のあるこの分野においてクロスチェーンDEXは圧倒的な優位性を持っていると言えます。今後、クロスチェーンウォレットがアクセスできるパブリックチェーンの数が増えれば、クロスチェーンDEXで取引可能な資産が増えていくことになります。
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