HDEX Contents:クロスチェーンDEXと従来のDEXの違い (3)
マーケットメイクメカニズム
皆さんがご存じの通り、UniswapやPancakeSwapなどのこれまでのDEXは、AMM (自動マーケットメイカー)という技術を利用して暗号資産の取引を実現しています。AMMとはその名の通り、自動でマーケットを創り出すプロトコルです。暗号資産の保有者が流動性を提供し、売却されるほど価格がさがり、購入されるほど価格が上昇するという仕組みを持っています。これに対して、中央集権的な取引所の注文板では、取引相手が存在する必要があります。しかし、AMMにも欠点はあります。注文板での取引のように、希望する価格での指値ができなかったり、大きなサイズの取引では価格がスリップするなどの問題があります。
クロスチェーンDEXであるHDEXは、AMMと注文板両方での取引に対応しており、相互に流動性プールを共有しています。また、中央集権的取引所に比べて手数料が安いため、ユーザーはコストを大幅に削減することが可能です。
トランザクションサイズ
従来のDEXでは、それぞれ独自の流動性プールを持っていてもお互いにそれを共有することはできませんでした。これは、それぞれのプールが属するチェーンやベースとなっているスマートコントラクトが異なるためです。取引量は限られているため、多くのDEXの流動性プールは十分ではなく、大きな取引量のトランザクションを処理することもできません。
これを改善するため、HDEXはOpenDexプロトコルを採用しています。DEXを開発したい事業者はこれを利用して独自のDEXを開発することが可能です。特にこれは、初期のDEXが抱える流動性の不足という問題に対するソリューションとなるのです。
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