そこにあるかもしれない…が好きだ
こんにちは、ひばりです。
このnoteを読んでいるみなさんには、思い出の曲はありますか?
私は題のとおり、「そこにあるかも知れない・・・」という曲が大好きです。
自分語りになります。
私の父は麻雀やパチンコなどの娯楽が大好きでした。
オタクな陽キャだった父には友人が多く、その中でも悪い遊びをする友達がいたようです。
若い頃は酒を浴びるほど飲んで、階段の2階から転げ落ちたこともあったとか。
私は酒を飲みよく奇行に走るのですが、失敗するたび呆れる母と口をきいてくれなくなる妹がいない時、「俺も若い頃は失敗した、女の子なんだから身の回りの危機感だけは持てよ」とフォローしてくれます。
怒りっぽく厳しく、子供に関心がない様に見える父の優しさを、謎な場面で見たのは悪い思い出です。
私が小学生のころ、そんな父は休みの日になるたび母を連れて、パチンコを一日中打っていました。
勝った日は食卓にお寿司が並んだり、負けた日にはご飯作るの面倒だからとスーパーのお惣菜が並びます。
両親が家にいないことに寂しさを覚えつつも、勝ったらおいしいものが食べられてお小遣いがもらえる、定期イベントの様な存在でした。
父はゲームも好きで、家ではよくエヴァのスロットや上海(麻雀牌を使うゲーム)などその類のゲームがたくさんあります。
その中でも、一際思い出に残っているのが「吉宗」でした。
ゲーム中にたまに流れる、どう考えても浜崎あゆみにしか聞こえない、アユーロ節全開の「そこにあるかも知れない…」に私は心を奪われました。
私はDJを始めた時、ユーロビートやデジタル系の音楽をよく流していましたが、その源流はまさしく「吉宗」です。
吉宗がなければ、ポップンミュージックの影響が大きく、ネオアコや渋谷系のDJをしていたかもしれません。
父、母方の祖父母はパチンコが好きでしたが、私はそういったギャンブルはおろか、若い子がやりがちな火遊びを一切排除して育ちました。
未成年飲酒などを自慢するクラスメイトのことを正直バカだと思っていたし、専門学生の時、クラスメイトが未成年飲酒をツイートしたところ、特定班に目をつけられ、騒動になったこともあり、そういう手合への嫌悪感が強かったのです。
私は人からどうみられるか、に関しては誰よりも意識が強く、学生時代は学校を休みがちになっていたことをカバーするために、テストや生活態度をガチガチに意識した、バカ真面目クソ陰キャ八方美人オタクとして生きていきました。
しかし、内心では酒や煙草などの嗜好品・クラブなどややほの暗いイメージの場所・アングラ…への興味は凄まじいものでした。
しかし、バカ真面目クソ陰キャ八方美人オタクの私に手を出す勇気などなく、いつもきまって寝る時、入眠するまでの妄想のなかにそれらはありました。
私の頭の中にはたくさんの架空の世界や言葉が増えていき、それを文章にしてはこっそりどこかへ公開して、恥ずかしくなって消す、の繰り返しでしたね。
私の思春期時代はまだインターネットが周囲には広まっておらず、限られた人が見るものという印象でした。
mixiがまだ会員の招待を受けないと登録できないシステムだった気がします。
バカ真面目クソ陰キャ八方美人オタク・不登校気味の私にとっての居場所はインターネットでした。
人前でうまく話せないけれど、文章にすると自然に言葉がたくさん浮かんできて、流暢に話せる様になるのです。
言葉にするのは恥ずかしい感情も、文字であればそれがエモであり、ポエミーであり、一つの作品になる。
その魅力に取り憑かれた私は、インターネットの海を泳ぎ、若さゆえの衝動を掲示板を荒らしたり見ず知らずの人と喧嘩したり、そういうことで発散していました。迷惑。
今、インターネットを使うことが当たり前になって、通販の方が主流になって、文字のコミュニケーションが増えて、私は生きやすい時代になったなと嬉しく思います。
Twitterがもっと昔からあればいいななんて思います。嘘です、黒歴史を生み出すので無いほうがいい。
Twitterでの短い言葉でのコミュニケーションが増えた反面、長文に触れる機会が減りました。
小学生の頃はよくアメブロに、どうでもいいことを嬉々として綴っていた様な気がします。
大人になって、改めて自分の人生を考えた時、私は生きた証をどこかに残したいと思う様になりました。
例えば明日死んだとしても、ブログを見ればそんなことは一つも匂わせないような過去の記事が並んでいて、突然更新されなくなり、でもネットのどこかにはリンクが落ちている。
そんな人生がいいな、って思います。
私は基本的に生きるよりは死にたがりなので、もしかしたらふっとどこかでいなくなるかもしれません。
その時、もし寂しいと思ってくれる人がいたら、Twitterやnoteには私が生きていたことが残ってますので、酒に溺れ狂っているツイートや画像でもみて笑ってください。
この記事で何が書きたかったというと、シンフォ2で最近勝てない。
おわり