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【マチメグリ】HBPワールドツアー訪問記:泉編-2 コペンハーゲン (2018/6/3公開)
4月23日(月)~5月13日(日)までの3週間、社員研修として、ドイツ・デンマークへのワールドツアーに行ってきました。
その様子をレポートにしてお届けします。
第1弾は泉によるHBPの動きと、各都市の概要紹介です。順番にお楽しみ下さい!
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次の街はコペンハーゲン。ハンブルグから海を渡って到着。ここで大森くん(OM環境計画研究所)と岩瀬さん(岩瀬諒子設計事務所)と合流。
コペンハーゲン/デンマーク
デンマークはパブリックライフ、健康、福祉、教育、環境などの先進性で取り上げられ、労働時間は短く経済は順調、給料の半分は税金として払う仕組みだが教育、医療などは国が全額負担で豊かに暮らしていると言われる。2016年世界幸福度ランキングでデンマークは1位、日本は53位、最新の2018年はフィンランド、ノルウェーに次いで3位とのこと。コペンハーゲンは人口56万人。都市はコンパクトで街並みは美しく、最近はニューノルディック料理が有名で世界からわざわざ食べに行く都市になっている。
日本でも有名になっている「人間の街」を体感し、今回一緒に行く岩瀬涼子さんの知人のDAVIDとゲール事務所のメンバーと、岩瀬さんや弊社の取り組むプロジェクトや考え方を議論したい、ということでコペンハーゲンを訪問。
人間の街ストロイエ
世界的に有名で、書籍や動画では何度も見たストロイエ。ここは何としてでも体験したかった場所。デンマーク語で「散歩する」という意味らしい。
1950年代には早くもモータリゼーションが進み、排ガスが増加し環境も悪化、中心市街地が衰退。反対の声も多き中で、ヨーロッパで最も早く(1962年)都心部から車を排除した。その決断が、今になり魅力的なエリアを次世代に引き継ぐことに成功している。これは厳密にプランニングしたわけでなく、クリスマス時のイベントで以前からホコ天にしていたものを、なし崩し的に実現したという方法らしい。また車両通行止めはしたものの舗装はアスファルトのままでハード整備はなしという実験的な運用。幅11m延長1.1kmの街路といくつかの広場を含むストロイエ全体が歩行者専用になった結果、人気となり歩行者通行量は初年度に35%増加、1965年にはホコ天が一時的な実験でなく常態化され、1968年には街路と広場の舗装がさえるというプロセスを経ている。1本からスタートして、成功したら徐々に広げていく作戦。ヤンゲールさんはこの施策には関わっていないが、ストロイエのパブリックライフ調査を数十年間積み重ね、それが計画の評価や展開についての貴重なツールとして機能した。
今では、デンマーク・コペンハーゲンの文化&お店&生活、アイデンティティを表現する場、都市の空気を満喫できる場となっている。なんせ人が多くて楽しそう!
(左)ストロイエ1953年→2013年 (中)ストロイエ1954年→2006年 (右)ニューハウン1979年→2007年
出典:JanGehl&BirgitteSvarre「HOW TO STUDY PUBLIC LIFE」、翻訳版「パブリックライフ学入門」
上記の場所と同じ2018年の風景
ニューハウンは衰退し治安が悪くなっていた旧港を、建築物保護法の地区指定を行い歴史的外観を保全し、低層部商業と上層部住宅に再生し、目の前の駐車場だった場所をオープンカフェに変身させ、帆船を水面に展示する博物館空間を演出するなどの取り組みを重ね、今ではコペンハーゲンを代表する景観と人気エリアになっている。
(左)(右)ストロイエの様子
(左)ストロイエ広場の様子(右)Illum最上階のレストラン
(左)Illum雑貨家具コーナー(右)LegoStoreデンマーク生まれのレゴのフラッグショップではブロックの量り売り
(左)HayHouseデザイン家具のショップから広場が見える(右)Illums Bolighusの洗練された店内
服部圭郎さんによるインタビュー →ぜひご覧ください!
http://www.hilife.or.jp/wordpress/?cat=89
ヤンゲール氏インタビュー(前半)(後半)、ヤンゲール氏とストロイエ
世界有数の自転車都市
コペンハーゲン市は公共空間を人と自転車に開放するという戦略が一貫している。人中心のまちをつくり、豊かで健康な暮らしのためには自転車が最適で、エネルギーやCO2対策にもなる。エネルギーのためにしているのではなく、早くて楽、という状況をコツコツとつくりだして自然と自転車にシフトする状況となっている。1980年代から自転車計画を策定して進めている世界一の自転車都市。グリーン・ウェーブという、朝晩の通勤時間帯に概ね20km/hで走行すると、信号が次々に青になる制御方法を一部の道路に導入しているのも先進的。また、コペンハーゲン市だけでなく、周辺の23市が連携して、通勤通学者の自転車利用環境を向上させて分担率を3割上げようとするプロジェクト、サイクルスーパーハイウェイも進んでいる。自転車道で安心して速く走れるし、川沿いや公園などにもアクセスできるし、主要な場所は自転車専用橋や交通規制で自転車が速く快適にアクセスできるし、自然と今日も自転車でまちを巡ろう!と思わされる。
https://www.youtube.com/watch?v=wwB0n2AgZwc
自転車で走っていてほとんどの道に自転車専用レーンがあり、相当の量の自転車が走っていてスピードも速い。私が借りたレンタサイクルは電動アシスト付きだったが、アシストなしの自転車で同じかそれ以上のスピードで走っていて、ゆっくりしていると追い抜かれる。細い女性であってもビュンビュン飛ばす。雨の日でも寒い冬でも自転車に乗る文化があるそう。
(左)サイクルポート(右)がっちりした自転車
タッチパネルのモニターですべてコントロール
このシステムには感動。2012年から新しくなり電動アシスト化されたとのこと。1時間30DKK(1DKKデンマーククローネ≒17円)。
事前にサイトでID登録をして、現地のサイクルポートに行き、自転車についているタッチパネルでIDとパスワードを入力すると自動ロック解除される。全世界に普及しているMOBIKEなどと異なるのは、その場で携帯を使わずに入力したら自転車が直接通信を行いロック解除やGPS案内をしてくれるということ。サイクルポートで返却したら自動的に充電されその電源で電動アシストや通信を行っている。MOBIKEはどこにでも放置してよいという仕組みは素晴らしいが、自分の携帯で通信するのでデータローミングサービスで3000円/日ほど払う必要があるのと、常にGPSデータを携帯からとる仕組みになっていて携帯の電源が消耗するし、蓄電を人が自転車をこぐエネルギーを利用しているのでペダルが重い!のがつらいところ。
ナビゲーションや最寄りのサイクルポートも探してくれる、長距離走ってもスイスイ。オランダと同様、ペダルを逆回転でブレーキがかかる仕組み。自転車が重いのと身長160cmより小さい人には向かないが、マチメグリには最高のツール。
自転車でめぐるコペンハーゲンの水辺
こればびっくりしたことだが、デザインされていない水辺がない。大阪では水辺にそもそもアクセスできない、快適な遊歩道がつながっていない、などが当然であるが、水辺は市民の財産という考え方によりほとんどの水辺へのアクセスが可能となっており、実際に人々がそこにたたずんでいる。ちょっと気になったのが潮位差なのだが、コペンハーゲンは潮位変動はわずかで年間を通じて水位も変わらないという恵まれた条件があり、ハンブルグや日本のように高い堤防を建設する必要がないということらしい。
(左)池のほとりは自転車やジョギングや散歩の空間(右)信号にかからないよう設計されている
(左)Cykelslangen(TheBicycleSnake)
ヴェスタブロと開発の進む対岸をつなぐ自転車&歩行者専用橋。2014年に完成し大きな話題となる。対岸とのレベル差や錯綜する動線などの課題を解きつつ美しいデザインが目を引く。これは実際に走っていても楽しすぎる!片方の端はショッピングセンターの入り口になっている。
DISSING+WEITLING architectureサイト
http://www.dw.dk/cykelslangen-bicycle-snake/
(右)水上バスの乗り場
(左)川沿いは気持ちよい遊歩道がずっと続く、目の前の川にはプールや水球場(右)以前の工場街の記憶
(左)簡単にボートが借りられる、自分で運転しているひと多し(右)もうひとつ歩行者橋がかかる
(左)ブラックダイアモンド(図書館)とそれをめでる帆のような橋(右)図書館の中からの風景
(左)KrøyersPlads 1Fが店舗の集合住宅 http://www.cobe.dk/project/kroyers-plads-0#kroyers-plads-0
(右)Inderhavnsbroen(InnerHaverBridge)
インナーハーバーのニューハウンと対岸のクリスチャンハウン・ホルメンをつなぐ自転車&歩行者専用橋。様々な問題があり完成が伸びて2016年7月に完成。なので観光本にはまだこの橋が載っていないものもある。下に船が通るため跳上橋となっているが、そのため施工が難しく、3度も施工会社が変わったという代物らしい。Inderhavnsbroenの先にはTheButterflyBridgeがあり、この橋は長さは短いが三矢状になっていて、帆船が通れるように2つの橋が蝶々のように跳ね上がる。これもまたテンションがあがるのだ!
Inderhavnsbroen(InnerHaverBridge)の概要
https://web.archive.org/web/20140501041949/http://www.studio-bednarski.com:80/COPEN.php
Trangravsbroen(ButterflyBridge)の概要
http://www.feichtingerarchitectes.com/display_project.php/2/448
下記はInnerHaverBridgeを批判した記事、しかしこれをやり遂げるのはすごいことだ。
http://www.copenhagenize.com/2017/04/copenhagens-fantastic-stupid-bicycle.html
(左)ButterflyBridgeには自転車が行きかう(右)橋のすぐ横は王立劇場
(左)ニューハウンは人が多すぎて自転車は押していく
(右)Kalvebod Bølge 水面のレクリエーションスペース http://jdsa.eu/kal/
(左)おもわずはしゃいでしまう私(右)ウォータースポーツの倉庫や基地の機能もビルトイン
(左)水辺ではないけど自転車道ネットワークが広域に広がる(右)緑の中を走る
(左)ホルメンの水辺(右)クリスチャンハウンの水辺
コペンハーゲンの街の中心部を流れる運河(海?)は両方の海をつなぐ。手前下の橋が先ほどのCykelslangen(TheBicycleSnake)、オレンジの橋のたもとがショッピングセンター。奥の川沿いは水辺エリアの開発が進んでいる。後ほど紹介する港湾開発は一番奥のところ。
出典:「CityVisions」Topos95/June2016
ノーポート駅
(左)(右)ノーポート駅は乗り換え客の人でごった返している
ノーポート駅(COBAサイト)/各種鉄道、バス、自転車のターミナルの再編 http://www.cobe.dk/project/norreport-station
トーベヘルネマーケット(TornehallerneKBH)&イスラエル広場(Israels Plads)
2012年にオープンしたマーケット。ノーポート駅からすぐでイスラエル広場に隣接している。夜は明るい19時には閉まってしまうので昼や午後に行くのがよい。詳しくは別途岸本のレポートをご覧ください!
(左)マーケットは2つの建物と真ん中の広場で構成される(右)イートインコーナーも多い
(左)魚屋さん(右)肉屋さん
(左)名物のスモーブロー(右)むっちゃおいしい!
(左)スイーツも充実(右)広場には生鮮野菜や花が並ぶ
(左)マーケットのすぐ隣、地下は駐車場(右)地面が柔らかく凹凸があり座りやすい
イスラエル広場(COBAサイト) http://www.cobe.dk/project/israels-plads-0
クルーズ
水辺が最高に心地よいコペンハーゲンを水から見てみようと、お決まりのクルーズ体験。コペンハーゲンといえばよく写真が出てくるインナーハーバーのニューハウン発のボートに乗る。
このようなおおよそ1時間のコース、女性の案内人
(左)約1時間のクルーズに出発(右)ニューハウンの堀沿いにたたずむ人たち、護岸が木材で修景されている
(左)王立劇場のテラスは気持ちよさそう(右)オペラハウスが水に張り出す
(左)奥の廃棄物発電施設の屋根はスキー場!http://www.sla.dk/en/projects/amagerbakke
(右)世界三大がっかりで有名な人魚姫の像を川から、だけど人は多い!
(左)アマリエンボー宮殿は水辺に開く(右)バタフライ橋の下をくぐる
(左)橋詰には素敵な水上カフェが(右)図書館の正面のこの橋もくぐる
(左)水上バスの乗場(右)クリスチャンボー城と国立博物館のあたりは橋も風格あり
InnerHaverBridgeは下から見てもセクシー
進行する港湾再開発(Sluseholmen)
旧市街の南西側に位置する以前の重工業地エリアの再開発、スリューズホルメンを訪問。まさに現在工事中の状況。2004年に建設が始まり、8つの人工島の上に約1000戸の集合住宅などにより構成される。http://sluseholmen.dk/
http://thematicdesign.org/wp-content/uploads/2016/04/SLUSEHOLMEN.pdf
(左)各1F住戸に水路へのアクセス階段がついている(右)集合住宅の中庭と水路を結ぶ階段にはカヌー置き場が
(左)広い運河沿いにはマリーナと小さな小屋(右)中層の囲い込み型の集合住宅が運河沿いに配置される
(左)ランドマークとなるマンション、すぐ下には海上プールがある(右)対岸には歩行者専用橋で渡ることができる
OLEさんの案内
知人のGENさんにコペンに住む知人のOLEさんを紹介いただき、一日かけてコペンのまちを案内していただいた。以下はそのほんの一部。
(左)InnerHaverBridgeを渡る(右)クリスチャニア隣の保育園、この広さと自由さに驚き
(左)目の前の並ぶ建物は銀行、1棟でなく高さを抑えて分棟(右)ブラックダイアモンド(図書館)からの眺め
(左)DACの建物には建物の斜面を使った子どもの遊び場が設計されている(右)段々のランドスケープ
(左)OLEさんのセンス抜群のお宅に呼ばれる(右)最後はみんなで食事
GEHL事務所でのプレゼン&意見交換
一緒にコペンを訪問した岩瀬涼子さんにゲール事務所のDAVIDさんにつないでいただき、岩瀬さんとHBPの関わるプロジェクトをゲール事務所の皆さんにランチミーティングにてプレゼンすることになり、その後いろいろ議論。前日夜なべしてメンバー全員でプレゼン資料の修正や翻訳などの作業をして当日を迎えるというギリギリの状況だったが、とても有意義な経験となった。
質問の中には、園田のプレイス調査のアウトプットを見て、これ使わしてもらってよいか笑?といううれしい意見も。DAVIDからの質問は、プレゼンの中で話した「人の数より活動の多様性」というところ。そこが共感できる!ということと、なぜそう思う?という質問。世界を引っ張っているパブリックという考え方に学ぶところがあり、同時に世界と日本での課題には共通点も多く、我々が関わる日本でのプロジェクトもイケている部分もあると自信にもつながった気がする。
(左)ゲール事務所の入口、豊かな空間(右)世界で何か国にも翻訳されている2冊の書籍
(左)岩瀬さんの流ちょうな英語のプレゼン(右)一方でパワポ画面の英語を読まざるを得ない私のプレゼン、、、
(左)ランチを食べながら質問も色々いただく(右)岩瀬さんの誕生日のサプライズプレゼントとゲール事務所のみんなから歌のプレゼント!
(左)色々思いをぶつける、大きなキッチンがあり所員がランチをつくる(右)ランチミーティングが終了しても話は続く
(左)お互いに思っていることを語り合う(右)なんと!この日はゲール事務所の18周年記念日、そして岩瀬さんの誕生日、偶然の一致だ~おめでとうございます!
(左)最後にみんなでパチリ
加藤さんとの時間
岩瀬さんが紹介してくれた加藤さん。日本では藤本壮介のアトリエ、日建設計を経てコペンハーゲンへ。現地の設計事務所で働いたり自らのプロジェクトを進めたりされている。彼のプロジェクトのプレゼンを聞いてわくわくした。ヒッピーがつくりあげたクリスチャニアを案内してもらい、葉っぱの煙の中で自由と責任の大切さをしみじみ実感した。彼とは何か一緒にしたいなあ。
クリスチャニアの詳細は、別途有賀のレポートをご覧ください!
(左)加藤さんの所属する事務所で彼のプレゼンを聴く(右)クリスチャニアは本当に魅力的
(左)クリスチャニアのカフェと広場、葉っぱの香りがいたるところに(右)サウナ、この中が混浴で驚きの光景が!
(左)AIRBNBの部屋でパチリ
世界一のレストランNOMA体験
うわさに聞いていた世界一と言われているレストランNOMA。予約開始後すぐに数か月後まで世界からのファンで予約が埋まってしまう。日本でもサイトは見ていたが満席なのであきらめていたが、もう一度チャンスがないかと1週間ほど前にふとサイトを見るとなんとキャンセルが出たのか2席空いている!すぐに予約をして、しおりと訪問。冬から春はシーフードシーズン。現在の場所に移って3年、新たなにメニュー開発ブースをレストランの水辺側に建設中。以外にもフレンドリーでカジュアルな雰囲気、ほんまに最高の時間だった。7万円の価値ある!
詳しくは、別途岸本のレポートをご覧ください!
西田さんと遭遇 DACオープニング準備
現地で突然、西田司さんからメッセージがあり、今コペンにいるとのこと。西田さんはDAC(DANISH ARCHITECTURE CENTER)の移転オープンを5月7日に控え、オープニング展示「デンマークの家」とオープニングイベントに招待されていて、その準備を確認するために前入りされていた。ヨコハマアパートメントhttp://www.ondesign.co.jp/works/032/#workTitleの巨大模型を持ち込み、スタッフが組み立てられてすでに完成していた。我々は西田さんに案内していただき、オープン前のDACを満喫。
(左)まだオープン前のDAC(右)オープニング展示会のメインビジュアルはヨコハマアパートメント
(左)予定通り組み立てられた模型(右)本物みたい!
(左)(右)内部展示
(左)作業スペース(右)子どものWSではRadisson Collection Hotelを改造した模型がたくさん
(左)ブラックダイアモンドが見渡せるテラスカフェ(右)川沿いのトランポリンで妙に飛びたくなる
カールスバーグ醸造所の再開発
1847年にこの場所に誕生したカールスバーグは、1904年にはデンマーク王室御用達として認定され、今では世界第4位のビールメーカーとなっている。その本社兼醸造所は2008年までの移転が決定し、その跡地活用のプロジェクトが進んでいてまさに現在工事中。ビール醸造所を含む古い建物は国の重要文化財として残しつつ活用。サッカー場66個分という広大な跡地を、市や建築家も一緒に、住居、オフィス、店舗、施設、文化、都市生活などの機能に再生中。住宅は100平米で1億程度。 http://www.carlsbergbyen.dk/
ルイジアナ美術館
旧市街から電車に乗って訪問。海沿いの丘の上にあり、回廊型の廊下と展示室をめぐるだけでその風景の移り変わりが美しい。これは私設の美術館。子どものWSコーナもある。草間弥生の展示も。
最後にDAVIDさんとゲール事務所の皆さん、OLEさん、加藤さん、そして一緒に訪問した岩瀬さんに感謝です!
(泉英明)