サーバーにはどんな種類がある?各サーバーの用途や仕組みを解説
「サーバーにはどんな種類があるか分からない」
「そもそもサーバーって何に使うの?」
サーバーの種類や用途がわからないという悩みをお持ちですか?本記事では、様々なサーバーの種類やそれぞれのメリット・デメリットを解説し、サーバー導入やクラウド移行を検討中の企業担当者の方にも役立つ情報をお届けします。
サーバーとは
サーバーとは、他のコンピューターにサービスを提供するコンピューターです。提供するサービスはサーバーの種類によって異なります。誰でもサーバーを構築できますが、通常は他の人が設立したサーバーを借りて利用します。
クライアントとは
クライアントとは、サーバーが提供するサービスを受ける側のコンピューターのことです。例えば、Webサーバーに対するクライアントはブラウザです。クライアントはサーバーにアクセスすることでサービスを受けられます。
サーバーの種類
サーバーの種類には次の3つがあります:
専用サーバー
レンタルサーバー
クラウドサーバー
これらはWebサービスを運用できる点で共通していますが、準備方法、導入費用、導入難易度が異なります。それぞれの特徴を詳しく解説します。
専用サーバー 自分で設立するサーバーで、OSやソフトウェアを自由に設定可能。問題発生時に即対応できるメリットがありますが、24時間稼働や温度管理が必要なため、運用には高度なスキルとコストがかかります。
レンタルサーバー 月額料金で利用できるサーバーで、複数人で共有します。低コストで管理の手間も少ないですが、OSを自由に選べず、他の利用者の影響を受ける可能性があります。
クラウドサーバー AWSやGCPなどが提供する仮想化技術を使ったサーバー。レンタルサーバーより自由度が高く、多くの企業が利用していますが、活用には一定の知識が必要です。
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サーバーの用途
サーバーの用途について解説します。サーバーは主に次の8つの用途で使われます。
Webサーバー:Webサイトの表示用サーバー。Apacheなどのソフトを使い、HTMLや画像ファイルをクライアントの要求に応じて提供します。
DNSサーバー:ドメインとIPアドレスの対応表を保管。ドメインをIPアドレスに変換します。
データベースサーバー:データベースを保管。MySQLなどを使い、情報の整理や操作を効率化します。ECサイトやSNSに必須です。
メールサーバー:メールの送受信を担当。Gmailなどのメールソフトが使用。
FTPサーバー:ファイルの送受信に使用。FTPプロトコルを利用し、HTMLファイルのアップロードなどに必須です。
ファイルサーバー:ファイルの保管と共有を行い、バックアップとしても利用できます。
アプリケーションサーバー:Webアプリのデータ処理を担当。Webサーバーからの要求に応じてデータを生成します。
SSHサーバー:遠隔操作用サーバー。通信内容を暗号化し、安全な接続を提供します。
これらの用途を理解することで、サーバーに関する知識が深まります。
サーバーによってWebサイトが表示される仕組み
Webサイトは次の4つの手順で表示されます。
ブラウザがDNSサーバーにIPアドレスを問い合わせる ユーザーがWebサイトのドメインを入力すると、ブラウザはDNSサーバーに問い合わせ、対応するIPアドレスを取得します。
ブラウザがWebサーバーと通信を行う ブラウザは取得したIPアドレスを使ってWebサーバーと通信します。静的サイトならそのままファイルを返却しますが、動的サイトではアプリケーションサーバーにデータ生成を依頼します。
アプリケーションサーバーがデータを生成する PHPなどのプログラムがデータを生成し、必要に応じてデータベースサーバーにアクセスして元情報を取得します。生成したデータをWebサーバーに返却します。
Webサーバーがブラウザにデータを返却する Webサーバーが生成したデータをブラウザに返し、ブラウザがWebページを表示します。
これがWebサイトが表示される一連の流れです。多くのサーバーが協力して処理を行っています。
最後に
サーバーの基礎知識を解説しましたが、構築にはクラウドサービスやOS・ネットワークの知識が必要です。自社での構築が難しい場合、開発企業に外注することをおすすめします。
株式会社エイチビーラボは、ベトナムに特化したオフショア開発サービスを提供しており、AWSを活用したサーバー構築の実績も豊富です。サーバー構築でお困りの方は、ぜひお問い合わせください。ご相談から開発、運用まで親身にサポートいたします。
詳しくは下記の記事もご参照ください。
➡ サーバーにはどんな種類がある?各サーバーの用途や仕組みを解説
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