宮本浩次ソロ5周年記念ツアー「今、俺の行きたい場所」感想
行ってきましたよ!ミヤジのコンサート。ツアー名は「今、俺の行きたい場所」。'俺'が行きたいところへ、私も行きたい!ということで発売間もなくチケットをとったのです。
そしていざ11月20日。何せ都心部にたどり着くのに5時間かかる秘境住みなもので、今回は電車と新幹線を乗り継ぎ横浜入り。この日は朝からミストシャワーのような雨がずっと降り続き、ミヤジに会いに、雨の日傘をさして歩いていきましたよ。少し早めについたので会場のぴあアリーナMM付近でビール🍺のあといよいよ参戦。
ビールを飲んでいる間お隣の席に私と同年代か少し先輩くらいのご婦人が2人スイーツをたしなんでいらっしゃいました。もしかしてエビバデ仲間?とも思いだんだんと気分も高まってきました。
会場に着くと長蛇の列。昨年行った「ロマンスの夜」の時もそう思いましたがお客さんの年齢層が高めな感じ。と思いきやよく見ると老若男女幅広い。さすがミヤジ、ボーダーレスな魅力なんですね。そうでしょう、そうでしょう、一度聴いたら忘れられないハートフルな歌声と他にないその佇まい。それに魅せられてしまう人はこれからも増えていくものと思われます。
ミヤジの魅力をその他にも語りますと、エレカシのフロントマンでもあり骨太なロックサウンド、俺は男だぜ!っていう野性味、そしてその中に垣間見られる可憐さにあるといえるでしょう。
さて、今回のコンサート。オープニングはハット姿で「きみに会いたい」。似合いすぎでしょ。もう目が釘付け。席は2階の3列、ちょうどステージの真正面でした。花道をまっすぐ歩いてくるミヤジがよく見えて、「本当にミヤジが近くで歌ってるんだ」と実感できました。ぴあアリーナはとても広い会場ですが、どの席でもアーティストを身近に感じられるような工夫がされてるのではないでしょうか。
1曲目で生ミヤジの感激に浸っていると「ロマンス」のデーン、デーン、デーン、という迫力のあるイントロが。もうそれで周囲の人が一斉に立ち上がりました(私も)。
3曲目のところでミヤジが「早々から盛り上がっていてうれしいぜ」的なことを言っていました。
第2部の幕開けは白いスーツに身を包んで登場。「Woman’Wの悲劇’より」キラキラ夜空のステージにしっとりと歌うあたたかな声。美しくって日常を忘れさせてくれる時間ですなあ。「喝采」では歌いはじめに歌詞飛び?でもさすが仕切り直してしっかり聞かせてくれました。そんなハプニングも、生で見てるからならでは!と実感できましたよ。そしてそのあとはもうすぐ12月。ミヤジからみんなにクリスマスプレゼントということで「恋人はサンタクロース」。花道をスキップしていく後ろ姿のかわいらしさに胸キュンです。
「昇る太陽」「Do you remember?」激しいロックの曲が2曲続きます。高音、唸るような響き、そして全身全霊を使って歌う姿の激しさ。ミヤジ節炸裂で気分も最高潮となったところで、メンバー紹介の「あなたのやさしさをオレは何にたとえよう」・・・ああ、この時間が終わらないでほしい。
「ハレルヤ」「十六夜の月」と続き、'俺のハート'がしっかり届きましたよ。
そしてソロデビュー曲「冬の花」で花弁が散る。花弁を拾ってシャツの胸ポケットに詰め込み、コンサートって素晴らしい、またコンサートで会おう、それまで(今の気持ちを)保管しておいてください、とのこと。そうですね、次のコンサートまで、私はこの気持ちを甘くほろ苦い香りの残るチョコレートの缶に入れて保管します。
私、「P.S.I love you」の歌詞がとても好きなんです。
特に好きなところを抜粋します。
”雨の日、傘をさすように歩いていこう
行こう、行こう、大人の本気でさあ立ち上がろう
・・・・
バカらしくも愛しきこの世界
・・・・
晴れた日自然に足取り軽くなるように
行こう、行こう、大人の旅路は着の身着のままがいい
・・・・
はかなくもうるわしきああこの世界”
今回生でこの歌を聞いて、この言葉たちが胸にしみわたるようでした。改めてこの歌が好きだと思いました。
ミヤジの歌は歌詞もいいし曲もいい。よくある言葉のようでいてそのつながりが生み出す妙。そしていつも「がんばろうぜ」と言う。ほんと聞いてて体の底から元気出る。そこがいいんだなあ。曲はただ激しさと迫力だけではなくどこか哀愁のあるような曲調であり、ピーカンで晴れた空ではなく、雨が降ったり止んだりの曇り空の下をずっと歩いている。人生という旅を表しているようだとも思います。
明日からまた、仕事頑張ろう。