作曲初心者向け「カチューシャの唄( Space Bot arrange )」作り方
序文
自称犬型新人DTMer のHBBP です。この記事では「カチューシャの唄( Space Bot arrange )」の作り方を紹介します。本作品はBANDLABだけで作ったので、デジタル機器を使えれば誰でも真似できます。DTM1日目の人は手本として、中上級者の人は反面教師としてご活用ください。
今回は、島村抱月(1871~1918)と相馬御風(1883~1950)が作詞し、中山晋平(1887~1952)が作曲した名曲「カチューシャの唄」を再現&アレンジします。テンポはbandlabのデフォルトの120にし、作者の時代には存在しなかった(と思われる)楽器で弾きます。コードは再現したメロディーを元に適当に付けます。
楽器
メロディーは Space bot で弾きます。
コードは Arcade Lead で弾きます。王道進行(4)を1小節に1回弾きます。メロディーが白鍵盤だけなので王道進行にしました。テンポが原曲よりも早いので王道進行を1小節に1回弾きました。
バスは Acid Bass で弾きます。ファソミラ(2)を1小節に1回弾きます。
ドラムは Electro Splat で叩きます。 Electro Splat を使う理由は、作詞作曲者が生きていた時に存在しなかったことが確実な楽器だからです。1小節に4回叩きます。
1~2小節
メロディー
ド(4)ファ(4)ソラド(5)レ(5)ドラ
3~4小節
メロディー
ファ(4)ソラソファレソド
5~6小節
メロディー
ド(4)レドレファソファレド
7~8小節
メロディー
ド(4)ラソファソファレド
9~10小節
メロディー
ド(4)ファソラドレドラ
11~12小節
ファソラソファレソファ
編集後記
極めて簡単な音階で構成されていましたが、音の間隔を再現するのに苦労しました。今回も名曲を弄って滅茶苦茶にしてしまいましたが、名曲の美点を現代に生かすためには一度滅茶苦茶にする必要があるのかもしれません(多分違う)。
この曲は、作詞者と歌手が悲劇的な最後を迎えた曲なので、聞くたびに人生の悲哀を感じます。テンポが遅い民謡なので、なおさら悲しく感じるのかもしれません。しかし、テンポを速くして電子楽器でアレンジしたら全く悲哀を感じえない曲になりました。このような珍現象が起きるので、著作権が切れた曲をアレンジすると面白くなるのです。