作曲初心者向け王道進行実験ボカロ「亜麻色の赤い桜雨」作り方
序文
練習用の短いボカロ曲を作ったので、作り方を紹介します。極端に荒削りな作品ですが、備忘録兼後進の反面教師として記録を残しておきます。
王道進行(F-G-Em-Am)に含まれる「ファラド、ソシレ、ミソシ、ラドミ」だけでメロディーを作りました。
楽器
メロディーはUTAUで、他はBANDLABで作ります。
メロディーは重音テトに歌ってもらいます。
コードはグランドピアノで弾きます。
バスは Punchy Jazz bass で弾きます。
ドラムは BANDLAB SOUNDS の DnB_172_Drums_02_8bars を使います。
1小節
メロディー
ソ(g4)ラシ
コード
F G Em Am
バス
ファ(f3)ソ(g3)ミ(e3)ラ(a3)
ドラム
スネアを1小節に4回叩きます。
2小節
メロディー
ド(c5)シドシラソラシ
コード
FF GG EmEm AmAm
バス
ファ(f3)ファ(f3)ソ(g3)ソ(g3)ミ(e3)ミ(e3)ラ(a3)ラ(a3)
ドラム
BANDLAB SOUNDS の DnB_172_Drums_02_8barsです。
3小節
メロディー
ファ(f4)ミファミレミファラ
コード
FF GG EmEm AmAm
バス
ファ(f3)ファ(f3)ソ(g3)ソ(g3)ミ(e3)ミ(e3)ラ(a3)ラ(a3)
ドラム
BANDLAB SOUNDS の DnB_172_Drums_02_8barsです。
4小節
メロディー
ドシドシラソラミ(e5)
コード
FF GG EmEm AmAm
バス
ファ(f3)ファ(f3)ソ(g3)ソ(g3)ミ(e3)ミ(e3)ラ(a3)ラ(a3)
ドラム
BANDLAB SOUNDS の DnB_172_Drums_02_8barsです。
5小節
メロディー
ファ(f5)ミファミレドシド
コード
FF GG EmEm AmAm
バス
ファ(f3)ファ(f3)ソ(g3)ソ(g3)ミ(e3)ミ(e3)ラ(a3)ラ(a3)
ドラム
BANDLAB SOUNDS の DnB_172_Drums_02_8barsです。
歌詞
4文字の単語を極めて適当に並べました。
適当に思いついた歌詞を元に「亜麻色の赤い桜雨」という意味不明な曲名を思いつきました。
赤い
雨降る春の日
朝霧相手に
花束亜麻色
あなたは桜よ
編集後記
王道進行が多用される理由が、白鍵盤を全部含む故に不協和音を起こしにくいからだとわかりました。
メロディーの音数を4の倍数以外にできないという自分の弱点もわかりました。計算して作曲すると、エディターにきれいに当てはまる曲しか作れないのです。DTMの目盛が4の倍数なので、音数を4の倍数にすると音が丁度よく収まるのです。
コードを元にメロディーを作れば、不協和音を避けられます。しかし、リズムが微妙になります。サンプルと即興ピアノを合わせた曲は、不協和音だらけになります。しかし、リズムが良い曲になります。
不協和音を避けつつリズムが良い曲を作ることが当面の課題だと思いました。
歌詞に関しては、無理に韻を踏むよりも適当に作った方が良い歌詞になることがわかりました。今回は、「なんでもいいから季節の単語を歌う」というコンセプトで作ったので、以前の「韻を踏んだ」作品よりも自然な言葉になりました。相変わらず歌詞の内容は意味不明ですが、「てにをは」だけは守って作詞したので、どうにか聞くに堪える歌詞になったはずです。