[報告]11/17 防災訓練②防災ワークショップ「災害想像ゲーム」
避難訓練後は午前と午後の2回に分けて「災害想像ゲーム」を実施しました。マンション周辺の地図、各種ハザードマップを使って、災害・町・人を知ることができるワークショップです。
小学生から大人まで計17名の方にご参加いただきました。お互いに「はじめまして」の方が多かったと思いますが、ワイワイしながら取り組んでおられました。
最初に町の情報に印をつけていただきましたが、意外なところが広域避難場所になっていたり、逆に避難場所だと思っていたところがそうでなかったり、自分の知らないところに病院があったり、それぞれの行動範囲を重ねていくと自分が住んでいる町について知っているようで意外と知らないことが多いということに気づかれたかと思います。
次に地震・津波・液状化・内水のハザードマップを見ながら、災害リスクを描き込んでいただきました。地図に描いていくたびに、少ーしずつ空気が重くなっていったグループも。地図への描き込みを通して気づいたこと、感じたことを一つ一つ書き出してもらいましたが、どの付箋にも発災時に想定される状況への不安が滲み出ていました。
「まとめた意見にタイトルをつけるとしたら?」というワークでは、「大丈夫か?シリーズ」と題して、マンションの安全、津波対策、災害時の対応をなどを挙げたグループもありました。
確かに当マンションは様々な災害リスクが重なるエリアにあり、不安でいっぱいになってしまう気持ちもよく分かります。ですが、ぜひその気持ちを「どう備えるか」に繋げていただきたいです。
備蓄に関する質問に、実は「備え」は専用・特別なものを用意する必要はなく、日々の生活の中で工夫できるということをお伝えしました。今回のワークショップでの気づきを「備え」という形にしていただければ幸いです。