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スプリンターかマイラーか、それが問題だ
芝もダートも1400m戦は難解な競馬が多く、結果も上位人気で決まりにくい。GⅠがない非根幹距離はスペシャリストにとってここでしか輝けない場所。ワンランク下に見られるも、この条件であれば上位人気に負けないという自信がある。
1400mはスプリンターもマイラーも走る。そしてスプリンターでもマイラーでもない専用馬がいる。京王杯SCを攻略するカギは展開。このレースはスローになれば、スプリンター。早くなればマイラーが好走する。
前後半600mを調べると、
17年36.4‐34.2 1着レッドファルクス、18年34.2-34.1 1着ムーンクエイク(2着キャンベルジュニア、3着サトノアレス)、19年34.2-33.9 1着タワーオブロンドン、20年35.2-33.1 1着ダノンスマッシュ
平均近いとマイラー、遅いとスプリンターが強い。ここ2年は連続してスプリンターが活躍。今年も平均ペースになりそうにない組み合わせ。スプリンターに優位な競馬になる。
かつてヴィクトリアマイルの同週開催だから、ここに回ってくる牝馬は狙いだった。06年Vマイル創設以降、牝馬は【1-2-0-16】。ところがここ10年で牝馬は【0-1-0-12】。19年リナーテのみ。リナーテもマイラーではない。スプリンターっぽい牝馬が見当たらない今年は、牡馬のスプリンターに絞る。
狙うなら⑦セイウンコウセイ。昨年の京王杯SCは0.3差5着。8歳だが、この春はシルクロードS0.5差、高松宮記念0.5差、パフォーマンスは落ちていない。逃げられそうな馬が見当たらない組み合わせ、自ら先手をとってもいい。若い頃のようなオーバーペースはもうない。