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【POG2021-22傾向と対策①】エピファネイアで一発を狙う方法について

初年度デアリングタクト、2年目エフフォーリア、なんだかんだと2年連続でクラシックウイナーを出したエピファネイア。POGでね、指名してればなぁ。今ごろヒーローですよねぇ。でもね、エピファネイアは産駒デビュー同期のキズナとは違い、コンスタンスに活躍馬を出せるタイプじゃないんです。これが困った。ということで、POG2021-22シーズンに向けて、2020-21シーズンを振り返る。初回はエピファネイアです。データは6/1から皐月賞終了時のものを使用します。

データ期間中、初年度は45勝、2年目42勝。勝ち星の数に変化なし。種付け頭数は221頭、210頭。今年のPOGに該当する2019年産は220頭。ライバルが多い社台SSでこの横ばいは正直、期待のあらわれですかね。キズナは種付け金額を値上げした影響か269→212→152と減少傾向。キズナ悪くないと思いますがね。クラシックを意識するとなると、エピファネイアなんですかね。

エピファ①

今年のクラス別成績。POGのポイントは1年間で最低1勝、できれば2勝馬を指名すること。という意味では1勝クラスの勝率13.6%は頼りになる。というのも、

エピファ②

初年度は1勝クラスを勝てず、2勝馬が少なかった。デアリングタクト(リステッドとGⅠ)を除くと、メイショウボサツ、パドゥヴァルス、シーズンズギフト、ロールオブサンダーの4頭。パドゥヴァルスとシーズンズギフト以外はデアリングタクトも合わせて非ノーザンF生産馬。なんとも指名しにくい。ところが、今年はここまで6勝。オーソクレース(アイビーS)、エフフォーリア(共同通信杯、皐月賞)のほかにスペシャルドラマ、スパークルとノーザンF生産の2勝以上が4頭。指名しやすくなった。

エピファ③

これが生産者別成績。やっぱりノーザンFが質量ともに抜けている。こと情報が少ないPOGとなれば、やはり細かく検討しにくいので、ノーザンF生産馬から指名すれば、だいたいOK。大雑把だが、桜花賞と皐月賞の出走数を見たって、もはやPOGを勝つには割り切りたい。

エピファ④

馬主別成績だと、4勝エフフォーリアのキャロットがトップ。募集価格総額2,800万円はこのクラブとしてはお手頃価格。セールの値段と同じで、得てして高額価格帯ではないところから大物が出る。気になるのは、ほかのノーザンF系クラブ(シルク、サンデーR)が入っていないこと。キャロットは初年度の2勝馬(パドゥヴァルス、シーズンズギフト)も所有。今年はオーソクレース、エフフォーリア。エピファネイアについてはキャロットが掴んでいる可能性は高い。キャロット×エピファネイアは、エフフォーリアの直後のドラフトではベタすぎる恥ずかしさはあるわけだが、そんなプライドはうっちゃって、正直に指名すべき。この2年、キャロットのエピファネイアのジャッジは正確だ。

エピファ⑤

POGの材料としては、母の父(いわゆるブルードメアサイアー)ぐらいか。エフフォーリアは母の父ハーツクライ。この4勝を引いてもいいが、ほかの馬で2勝あげたので、あんまりひねらず素直にいっていいかも。キングカメハメハ、アグネスタキオン、ディープインパクト、ネオユニヴァースと、わりとベタにキンカメ+メジャーなサンデー系を狙った方がよさそう。これも恥ずかしがらずにいきたい。

エピファ⑥

最後は生まれ月。2、3月がよさそう。エフフォーリアは3/10生まれ。母が前年なんらかの事情があっただろう1月生まれはよかったりするが、エピファネイアはそうでもなさそう。昨年は1月生まれシバリで指名馬を探し、ユーバーレーベンを指名したが、ドラフト当日にダノンザキッドを落とした私。今年はね、反省してこの月シバリ、辞めます。あくまで種牡馬ごとの傾向を参考にする程度で。

2年連続クラシックホース、1勝クラスの成績が上昇、種付け頭数も微増。19年生まれ世代もエピファネイア産駒は引き続き注目してよさそう。ディープインパクトが今シーズンこっそり成績を落としているので、世代交代が早めに進むと予想するならば、エピファネイア産駒はぜひ指名しておきたい。期間が短いPOGは一発長打狙いも有効だ。

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