中山記念の下調べ

中山記念といえば、春の中山開幕週の伝統あるGⅡ戦。

19、20年はGⅠ馬が5頭出走と時期的なものから有力馬の始動戦だ。そして1800mのスペシャリストが強く、バランスオブゲームやカンパニー、ウインブライトとリピーターが多い。

しかししかし、今年の登録馬はなんともいえない。昨年覇者ダノンキングリーは予定変更、GⅠ馬はゼロである。重賞勝ち馬はオウケンムーン、クラージュゲリエ、ケイデンスコール、ゴーフォザサミット、トーセンスーリア、バビット、ヒシイグアス、マイネルハニーの8頭。だが昨年から今年にかけて重賞を勝ったのはケイデンスコール、トーセンスーリア、バビット、ヒシイグアスのみで、残りはいつ勝ったのか正確に覚えていないような馬ばかり。

なんだか過去データが当てはめにくく、いきなり難題にぶち当たった。

当然ながら前走GⅠ出走は【6-5-3-24】で好成績。だけど、これに該当するのは有馬記念に出走したバビットだけ。JBCだったブラックバゴもいるが……。バビットはまあいいとして、残りはどうするのか。

使えそうなのは前走中山金杯。中山金杯と中山記念って相手関係が違いすぎるため使えない印象だが、中山金杯とAJCCの関係よりマシ。同じ開幕週の内回りコース(中山金杯を開幕週というか微妙)だから親和性はありそう。

だが本来は相手が強くなりすぎて使えないことが多い。逆をいえば、このメンツなら十分使える。

前走中山金杯を勝った馬は過去10年で【2-0-0-2】。12年フェデラリストと19年ウインブライトが連勝した。19年は豪華メンバーを負かしたウインブライトが強かった。12年は今年とちょっと状況が似た形。やはりGⅠ級の実績馬が手薄ならば、このデータがもっとも信頼できる。ってことで、一週前時点ではバビットとヒシイグアス。まずは堅めな馬をあげてみました。

あまり考えすぎてないです。一週前から考えすぎちゃうと週末には脳みそパンパンになりますから。まずは単純に。しかしながらこの単純が意外と正解だったりするわけで……。

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