選択的週休3日制の導入と360度評価
今日は日本経済新聞の2つの記事からお話します。
まずはこちらの記事です。
要約すると…
・「選択的週休3日制」を導入するよう提言があった
・育児、介護との両立がしやすくなり、リカレント(学び直し)、兼業などに時間を使える
・給与が減る、労務管理が複雑になる、大企業と中小零細企業間で差が出る
私がとにかく思うことは「プレミアムフライデーの二の舞になりませんように」(笑)
プレミアムフライデーは半ば政府が企業に押し付ける形で勧めていましたが、今回は各企業の自主性に任せるそうです。
私自身が今後大学院に行きたいと思っているので、勤務先でこの制度を導入してくれたら嬉しいなぁと思っています。
さて、問題となるのは給与・評価の面です。
先に導入した企業は「出勤日の労働時間を長くして給与水準を維持」とか「給与を2割減らす」ということでバランスを取っているそうです。
私が普段働いている会社は「長く会社にいるほうが評価されやすい」という上司です。
だから定時で時間を切り上げる人より、朝早く出勤している人のほうが評価されています。
そのような会社で週休3日制を取得したら、評価はガタ落ちでしょう(笑)
そこで私が紹介したいのがこの記事です。
要約すると…
・上司、同僚、部下の意見を反映させる「360度評価」を採用する企業が増えている
・アイリスオーヤマの例では一般職員は一人あたり10~15人を評価し同数から評価される
・下位10%は降格の可能性もある
私が今まで働いてきた会社は上司一人が部下を評価します。
だから能力のある職員でも無能な上司とソリが合わないと出世できないということがありました。
私の勤務先で言うと「長時間労働がいい」と思っているのは上司だけで、同僚たちはお互いにどの程度の重さをどの程度のスピードで処理しているのかきちんと把握しています。
そういう意味で、フラットな評価ができるのはむしろ横のラインと言えると思います。
先程書いた週休3日制の導入と360度評価を組み合わせることで、より透明な人事管理ができると思います。
そうそう「取締役の交代も透明化したほうがいい」という内容をこのyoutubeで話していたので、リンクを貼っておきます。
後半からが人事の話になるのでよかったら見てください。
今回もstand.fmでこの話をしたもで、よかったら聞いてください。
次回は「京都市が企業誘致の副業人材募集 勤務は週イチ」について2021年5月17日6:30配信予定です。