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「年金見える化」旗振る補佐官 国民の不安どう和らげるか

今日は日経ヴェリタスセレクトからご紹介したいと思います。

要約すると…
・今年(2022年)4月からねんきん定期便に2次元コードが記載されており、自分が受け取る年金のシミュレーションを取ることができる。
・同じく今年4月から年金受給年金の繰り下げが70歳→75歳まで延びた。これは健康な高齢者が長く働くという選択肢を増やし、年金の支え手の方を増やすという狙いもある。
・「年金は政争の具にされた不幸な歴史がある。与党議員が年金を語ると票が減ると言われる」と村井英樹首相補佐官は語る。

確かにねんきん定期便って「あなたの受け取り予定金額は〇〇円です」って出るのですが、あくまで今現在までの納付額までしか反映されていないので、20代・30代は実際自分がいくら受け取れるようになるのか、わからないですよね。
今月から送付されるねんきん定期便の2次元コードを使って生年月日を入力すると、今後の年収とか受給開始年齢なども含めてシミュレーションを取れるみたいなので、届いたらやってみたいと思います(私の誕生日は1月…)。
日本は外国に比べて過去30年全く年収が上がっていないことが問題になっていますが、逆に上がらない前提が染み付いてしまっているので、年金のシミュレーションはリアルに感じられるそうです(インフレを考えなくていいから)。

記事の中に「年金は政争の具にされた不幸な歴史がある」というコメントが有りましたが、私はこの言葉を読んで、この春与党が「年金受給者に5,000円支給する」と提案した話を思い出しました(結局この話はなくなりましたが)。
私達現役世代はこの話を聞いたときに「誰もそんなの望んでねぇよ」と思いましたが、与党の人は違ったように感じたのでしょう。
それは年金受給者が彼らにとって大事な票田であると同時に、政治家に対してよく声が届くのだと思います。

景気の悪化を受けて年金の受給額が0.4%減りました。
それによって生活が苦しくなった人もいると思います。
そういった高齢者の多くは選挙によく行ったり、若者に比べて政治家との距離が近いので、政治家に声が届きやすいのだと思います。

そんな声が沢山届いたら、政治家も「ん?年金受給者が苦しいのかな?」と思ってしまうのではないでしょうか。
やはり20代・30代が積極的に選挙に行ったり、街頭演説している候補者に話をしたりして、直接声を届けることの大切さを感じました。

最後に…今回のこの年金の見える化を推進したのが先程書いた村井英樹首相補佐官だそうです。
私と同じ埼玉県出身で、年が4歳しか違わないので親近感を感じました。
もともと財務省のキャリア官僚だったところから、32歳で政治家に転身。
非世襲議員ながら活躍している人物とのことで、今後も注目していきたいと思います。

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