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『文』『詩』

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思ったこと感じたことを書き殴ったような文。 共感やこんな感情もあるのか、をコンセプトに。 不定期更新。
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2023年2月の記事一覧

文【会話というのは恐ろしい】

相手の話のペースに乗せられた。 乗ったつもりはなかったけれど。 気付いたら泥船の上。 相手の質問に答えているだけなのに。 心に爪を立てられ、牙を剥き出しにされた。 過去を否定し、未来を潰しにかかろうとするその姿は、善も悪も無い、ただの狂気のようだった。 泥船の行く先は雷鳴の中。 このまま相手と共に進みたくないと、荒波に身を投げようとすれば。 言葉の網で雁字搦めに捉えられる。 必死に逃れようと、こちらも牙を剥き出しにすると。 「そんなふうに聞こえてたの?」 「そんなつもりじゃな

詩【私の希望は君だった】

頭の中が空白だ こんなことは初めてだ 何して良いか分からない 私は 私は 誰だっけ? 疲れ果てた先にある 何かを探していたはずだ 描いた地図も空白で 私の 私の 夢は何処? 不安が隙間を埋め尽くす 希望が姿を見せなくなる 闇に落ち着き 光を嫌う こんなはずではなかったと 心の底では求めてる あのとき掴んだ私の居場所 眩しすぎて戻れない 私は 私を 変えられない あなたのままで良いんだと ありのままで良いんだと 言ってくれた君はいない 大切な君はもういない 頭の中が空