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愛機(EOS80D)を修理に出すことになった話 【修正・加筆あり】

もし私みたいにカメラで困ってGoogleなんかで探したときにこのページを見つけられた方、参考になったなら幸いです。

本来なら今頃はとっくに返ってきてまた相変わらず使っていたはずだったのだけど、また(再)修理に出すことになったので、その顛末もろもろ残しておこうと思う。

このあとノイズの入った画像も掲載しているので、苦手な方はスルーしてください

遡ること9月7日、AICHI CENTRAL CUP 2024 で6月以来久々にEOS80D(以下80D)を持ち出してバスケを撮っていた。
事が起こったのは2試合目の第3Q5分くらい過ぎたころ、突然シャッターが押せなくなった。バッテリーが切れたのかSDカードのデータがいっぱいになったのか、そんな感じでシャットダウンしたので確認したら、液晶画面に出たのはErr20

あるサイトより拝借m(__)m

初めて見るようなエラー番号。「エラーが発生したため撮影できません。電源を入れ直すか電池を入れ直してください」ってことで電源を入れ直したりバッテリーの出し入れをしたり、持っていた予備バッテリーにも入れ替えてもみたけどErr20が出たままにっちもさっちもいかない状況に。

この日それまで撮影した画像はちゃんと再生されていて問題はなかった。

出来は置いておいてデータ自体は問題なし

80Dを持ち出して約7年、保証なんぞとっくに切れているので修理するにもお金がかかるし新しく買うにもお金もかかる状況…この後しばらく80Dが必要な予定もなかったため見積出してもらうつもりで修理依頼を出すことに。かなりの修理料金になるんだろうなあと憂鬱になりながら。

ただこの80D、かなりヘビーな使い方をしているにも関わらずこの約7年の間に1回も大きな故障はなかったのである。一眼レフも4台目で以前は使って2年くらいでシャッター部分が故障して修理送りなんて普通で、スポーツ撮影するなら誰もが通る道くらいに思ってたくらいだし、今回もシャッター耐久回数(80Dクラスだと一般的に10~20万回)なんておそらくとっくに超えているので「ついにお逝きになられたか」とか「ここまでよく持った方だよなあ」と思った気持ちにもなったのだが。

おそらくどんな修理になったとしても多分買うよりは安いだろうなと思いながら翌日近くのキ○ムラに取次を依頼。Canonのサービスセンターがまあ遠い!のとそれまでのキ○ムラ側の対応に不満はなかったのとまずは見積もりは出してもらおうくらいの気持ちで。

キ○ムラのスタッフさん(以下スタッフ①)に

・いきなりシャットダウンして電源を入れ直したらErr20のままシャッターも切れないし先に進めない(設定変更すらもできない)
・それまで撮った写真(画像データ)に異常はなかった
・背面液晶にエラー表示が出ていたけど今映らなくなった。表示パネルのところにErr20とだけ表示されている。

という感じでお伝えして。

スタッフ①「おそらく10日~2週間くらいの間に修理内容と見積金額のお知らせがメール(からのURL)で送られてきますので、そこで修理するかしないかのお知らせを送ってください。修理するならそこからまた10日~2週間くらいでこちらに返却になると思います」

ということで連絡を待つことに。

エラーが出てからGoogle先生に色々聞いてみて調べたら「メカ関連の不具合」とのことで。

他に各種クチコミ等で色々見てみたら「不具合の対象を広めに取っているエラー」とか「結果シャッター部分の交換でした」とか「電源の基盤部分の交換になりました」とか、まあ色々。
80D特有のってことではなくてCanonカメラ全般のエラーに番号になるんですね。別の機種では「買って初日に早速」なんてクチコミもありましたが「80Dでそうなりました」っていうのはあまり見つけられなかったので、そもそもそんな不具合も少ない機種だったのかもしれませんが。

そんなこんなで約1週間後、見積もりの連絡が。
「症状が確認できました。基盤の部分の交換とシャッター部分の交換になると思われます。あとは見えるところの細かい所も取り替えますので修理金額(見積)は約62,000円です」って感じで。
電源入って先進まないってことは基盤はおかしいんだろうし、あれだけシャッター切ってたらシャッターが問題ないわけはないんだろうってところと、6万なら新品買うよりも安いのでそのまま修理をお願いすることに。(とはいえ痛いのは痛いし痛すぎる金額)

そこからまたさらに約1週間後、修理完了してお店に送りましたという連絡が。修理依頼してから約2週間ちょっとってところで。ただこの時諸事情が色々重なってしまって受け取りに行ったのは10月入ってからになりましたが。

で、受け取り。最終的な明細を見たら

(※11/10修正・追記)明細を見返したらシャッター部分の金額が間違えていました。検索等で見つけられた方のために金額修正しておきます

・シャッターユニットの交換(約12,000円8,000円)
・前板ユニットの交換(約12,000円15,000円)、
・見えるところの細かい部品の交換(約2~3,000円3,000円)
・特殊工費(約30,000円)
に消費税を合わせて約62,000円。あとはファームアップウェアをやりましたと。
見積から最終的な金額が変わらなかったので当初の見立て通りの修理を行ったのでしょう。
電源入れて液晶もちゃんと映ってちゃんとシャッターも切れたのでお持ち帰り。

ところが。

戻ってきて最初の撮影でこんな感じで写真が映るようになった。

このパターンが一番多い


何を撮ったかわかるかなー
ヘッドが壊れたプリンタで印刷してるみたい
こんなパターンもあった

最初はSDカードが悪いのかなと思って、手持ちの別のSDカードに入れ替えフォーマットをして撮影続行。その時はそれで問題はなかった。

そしてその次の撮影ではシャッター何十回につき数回くらいの割合で↑のような状況になり、時には連続して↑みたいな感じになったり、またある時にはErr70が出て書き込みができない状況になったり。


ある日のErr70


で、Err20の時同様、これまでこんな感じの不具合も全く出たことがなかったので軽く調べたらErr70は画像関連の不具合とのこと。これもまた経験したこともある人もそれなりにいる様子。
「こうやったら解消しました」という事例でバッテリーを入れ直したり、PCやカメラでフォーマット済みのSDカードを入れ替えたり別のレンズに付け替えたり、カメラ設定をリセットしたり、レンズ接点やSDカード挿入口周りをブロワー清掃してみたり…。


結果撮影は出来たけど、また次の時には発生しているので解消している雰囲気はない。
またJPGデータの生成(記録)に不具合がある、って説明を受けた方のブログにもたどり着いて、JPGでは先に紹介したようなノイズのある画像が生成されて記録できないけどRAWでは問題なく記録できたというのでそれも試してみたけど私の場合は全くダメ。
ファームアップウェアが問題でバージョン戻したら解消したなんて事例もあったけど、別機種だったのでこっちはやらず。

時に「このSDカードとレンズの組み合わせならエラーがほとんど出ない」パターンもあるらしく、今月一番残しておきたかったバスケットの試合の撮影はほとんどどころか全くでなかった(こんなところは無駄に持っている)。

結果、やれレンズやメモリーや組み合わせに法則性がちゃんとあるわけじゃなさそうなのでやっぱりボディ(ハード)側に問題がありそう…

実は返却されて、フォーマットをかけようとErr20が発生した時に使用していたSDカードを挿入したら、再生は出来たけどアクセスランプの赤ランプが点滅したまま止まらないって症状も出たのでちょっと嫌な予感がしてシャッターも切らず、そのSDカードは持参せず別のSDカードを持って行ってた。振り返ってみれば最初のErr20も含めて兆候だったのかもしれない。

Err70に関して色々調べていた最中に、80Dの前のEOS70DではErr70に関するメーカー無償修理対応の案内も出ていたようで(現在は対応終了)。

デジタル一眼レフカメラ「EOS 70D」の一部の製品において、電気基板の構造に起因した内部通信不良により エラー"Err70" や "Err80" が頻繁に表示され、その後電源が入らなくなる現象が稀に発生することが判明しました。本現象は、多くの場合、繰り返し動画撮影を行う等、カメラの内部温度が高くなる状況で継続使用すると発生することがわかっています。

Canon HP デジタル一眼レフカメラ「EOS 70D」のエラー表示”Err70/Err80“頻発時の無償修理のご案内(対応終了)より

まさに私の80Dもこの状況になってしまっている様子。

手元に返ってきて撮影再開して約2週間、騙し騙しでも使えない状況でもなかったけど頻発する状況にもなっているので、先に交換した部品に不具合があったんじゃないかという可能性も考えられてしまい、再修理出せる間にやっておこうと決め、先のErr20の修理の明細持参で再びキ○ムラへ。

今回また別のスタッフさん(以下スタッフ②)が対応してくださり、明細を見せながら先の修理からの顛末を話し

・「返却されて最初に撮ったときからこんな感じ(ピンク色)で撮影されて…(実際そんな画像を見せながら)」
・「同じ日でもちゃんと撮れたりこんな感じになったり…(スマホで撮っておいた画像を見せながら)こんなエラー(Err70)も出ました」 

スタッフ②「この明細だと前回と同じ個所の不具合と認められないかもしれないですねぇ…」
私「返却されて最初の使用からこんな感じになったので…先日初めて修理に出すまでは出たこともなかったんです」

と私の中ではかなり主張しまくって。

スタッフ②さんにレンズなし、SDカードを入れない状況で実際に何回かシャッターを切ってもらって症状が出たことも確認されて再修理として依頼を出してもらえることに。
送った明細にも「前回返却されて最初の使用から」と記載してもらったのも確認したので、再修理扱いとして受けてもらえると願って。


そんなことがあった話をカメラの先輩に聞いてもらったら

先輩「最初の状況(Err20)なら大体基盤を取り換えてシャッター部分が悪くなくてもシャッターを交換。電源入ってシャッター切れたからOKでそれから確認すらしない修理屋さんもいるくらい。返却されて最初からなら再修理対応じゃないとおかしい」
「Err20のときにErr70の不具合の兆候もあったのかもしれないね。Err20しか出なかったからそっちの修理と確認はするけども」
なんて言ってくれたり。

そんなわけで実際どうなるか、はまだ少し先になりそうなので続きはまた改めて。
チケット取った分の次回のBリーグは間に合わないのでレンタルで乗り切って、その次には間に合うかな…。

見出し画像は先週行ってきた金閣寺。まともに撮れた部分。
ちなみにこの日もまともに撮れたのもあればこんな感じのデータも生成されました。

色が出てないだけで写ってはいるか

【11/20加筆】返却されてきたので続きみたいな形で書きました。


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Hazuki Oshima
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