読書メモ『本の声を聴け-ブックディレクター幅允孝の仕事-』p190

 「[中略]本がインテリアの一部として捉えられるようになったのと重なっているように思えます。それまで本は”裏方”でした。それをディスプレイの素材として扱うようになった。本が好きな人や、本に特別の感情を持っている人は、本をそんな風に扱ってはいけないと考えるでしょうが、本が町のいたる所でふつうに見られるようになるにつれ、潜在意識として記憶されるようになったことは確かです。

高瀬毅『本の声を聴け-ブックディレクター幅允孝の仕事-』p190

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?