![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68937885/rectangle_large_type_2_c4f62c8b7e3b377b2dc0609365ad3b9a.png?width=1200)
「老後のお金」 不安なら見える化してみよう。
あなたは、「ねんきん定期便」をチェックしていますか?
人生の折り返し地点を過ぎ、考えることは「老後のお金」について。
・勤労所得はいつまで得られるのか
・公的年金はいつから、いくら受給できるのか
・そのほかの収入はどのくらいあるのか
漠然と「不安」だった1年ほど前、本を読み即座に「目に見える化」の作業にとりかかりました。
「正しい家計管理・長期プラン編 老後のお金」
林 總・著
管理会計専門家の著者が、
■ 節約ではなく、価値のあるものにお金を使う
■ 削るのではなく、価値をゼロから作り上げる
そんな視点で家計管理、老後のお金についてわかりやすく書いて下さっています。
日頃の家計管理の考え方や、実践のしかたも重要ではありますが、私の場合は、老後の収入がどのぐらいになるのかを見える化することが先決でしたので、まずはそこから。
本で説明されているとおり、90歳まで生きるとして、年間で入ってくるお金を年齢ごとに見える化していきます。
例えば60歳から90歳までとして、
縦方向に、毎年の年齢を書き込んでいきます。 紙でもパソコンでも、使いやすいほうで。 ご紹介した本には、書き込める表が付録としてついているので便利です。
横方向に、収入の種類別に項目を分けて記入します。
「見える化」収入の種類別 わたしの場合
![](https://assets.st-note.com/img/1641040389451-qhVEQBcmuE.jpg?width=1200)
■勤労所得
65歳までは現状維持で働く予定なので、現在の年収を60歳から65歳まで記入。 その後70歳まで時間を減らして働く計画なので、その年収を記入。
■公的年金
62歳から厚生年金部分の支給開始、65歳から国民年金部分の支給開始。
「ねんきん定期便」を確認して、年間受給額を90歳まで記入。
90歳まで生きますから (笑)
■確定拠出年金
30代の頃、勤務していた会社が確定拠出年金を導入したため、強制的に積立てスタート。 一括受給の予定なので受給予定の年齢のところに予定金額を記入。
■個人年金
生命保険会社の個人年金積立を29歳からスタート。
10年間受給。開始時期は60歳から69歳まで選択可能。 後にずらせば受給金額も増加。 私は63歳から受給開始で設定、72歳まで。
以上、収入の種類別記入が終わったら、毎年の収入合計額を算出。
65歳までは現状維持の働き方をする予定なので、その間に支給される公的年金、個人年金は、まるっと貯金または積立投資に回す。
65歳以降、時間を減らして働く予定なので、不足分を貯金から補填。
何歳の時点で黒字から赤字に転換するかを算出。
「見える化」私の結果
上記のように書き出していった結果、私の赤字転換点が判明しました。
75歳、それが私の赤字転換点です。
赤字を埋めるために考えていく事
漠然とした不安がこの作業によって、
75歳から90歳までが赤字になるという事実がわかり、見える化することができました。
それによって今後、赤字を補填する方法を考えていくことができるようになったのです。
私の場合、見える化した後すぐに、つみたてNISAを始めました。
(つみたてNISAについての詳しい説明は割愛させていただきます。)
参考にしたYoutubeがとても分かりやすかったので、あまり迷わずにスタートすることができました。
もし興味があればぜひご覧になってみて下さい。 ネコのシータではなく、飼い主さんがていねいに説明してくれていますよ。
老後を見据えて、しっかり蓄えてきた人もいれば、ほとんど蓄えがない人もいるでしょう。 見える化したその後に、考えていかなければならない事は、人それぞれです。
私も、つみたてNISAだけでは十分な赤字補填にはならないので、まだまだ老後資金調達の道半ば、現在進行形です。
「老後のお金」について漠然と不安な方が、なにかしら動きはじめるキッカケになれば・・・と思い、人生の折り返し地点を通過した私の一例をお話ししました。
見える化に取り組むと、「一歩前に進んだ」という達成感が得られます。
それは、次の一歩をふみだす勇気にもなると思いませんか?
☆☆健康に、楽しく、少なくても90歳までは生きていきましょう!☆☆