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【自己紹介】こんにちは はざま きおです。
21卒が8ヶ月で適応障害になって休職するまで
初めまして。
はざま きおと申します。
福岡県出身の東京都民、21卒の24歳、社会人1年目です。
(計算が合わないのは1浪してるから)
略歴はこんな感じ
21年3月に福岡県の大学卒業
21年4月に総合職として入社
21年6月に部署配属。聞いていなかった現場配属で肉体労働
21年12月に適応障害の診断を受けて休職
現在に至る
詳しく話させてください。
新卒で上京してきて、総合職として就職したら、あれれおかしいぞ〜〜?
入社前に聞いていた労働条件と全然違う〜?
あれ、1個上の先輩全員辞めてるってマジっすか?
え、同期の中で私だけ現場配属ですか?
土日休みじゃなくてシフト? 夜勤もある? 朝五時起き?
同期がもう辞めたって?
約半年で勤務地4か所ってなんか変じゃないっすか?
てな感じで体調がどんどんと悪化していき、上司に相談したものの
自己責任!
というすっごい昭和なノリで片付けられてしまい、その上で人格否定に近いようなことを言われたり、泣くまで怒られたり、が何度か起きました。
その結果、体がおかしいことになりました。
・出勤前に動悸、息切れ、手の震えが出て、マラソン直後みたいな呼吸に
・めまい、ふらつきで真っ直ぐ歩けない(接客だからつらかった!)
・仕事の前、仕事中は食欲がなくてゼリー飲料メイン
・寝ても覚めても仕事の失敗が頭から離れない
・だから夜も眠れない
そんなときに、会社内のストレスチェックの診断がありまして、一筋の光が見えました。
蜘蛛の糸でカンダタが糸を見つけたときみたいに、目の前が明るくなった感じでした。
素直に回答していけば、「ストレスMAX!」という診断結果が出ました。
ここまでは予想通り。
この結果を持って産業医面談にまで漕ぎ着けました。
面談を受けられるまでにちょっと期間が空いたので、それまでの期間も体調不良で2日ほど続けて欠勤していました。めまいがひどくて、起き上がれなかったんです。
産業医面談では、産業医の先生と保健師さんが丁寧に話を聞いてくれて、すぐに「休職!」という判断になりました。
休職に至るまでの経緯等を保健師さんたちが件の上司と人事に報告してくださり、翌日からはお休みすることと相成りました。これがすごい助かりました。報告にかかるエネルギーはきっとすごく大きかっただろうから。
ずっと、会社、会社、会社、で頭がいっぱいで苦しかったのですが、診断をもらったその日から何もしなくていい状態になり、とても楽になりました。
ストレスの原因が会社(とそこでの人間関係)だったので、休み始めた途端症状は完全に消え去りました。
ただ、元気になったかといえばそうでもなくて、心身ともに疲労が溜まりに溜まっていたので1ヶ月くらいは眠り続ける毎日を過ごしていました。
1日12時間くらい寝ていたんじゃないかな、と思います。
そしてある程度復活してきて現在。
いまの会社は合わないと感じて退職の準備と転職活動を同時進行で進めています。
そして、今回の経験の中で、書きたいこと、考えたいことが出てきました。
note.で書きたいこと
「障害者手帳に至らない人が働くこと」
転職活動をする中で、いくつかハードルを感じました。
入社1年も経たずに辞めようとしていること、社会人としての経験値が足りないこと、女性であること。
それらの条件よりも、はるかに立ち塞がったのが、
「適応障害になったこと」でした。
伝えた瞬間に、今までいい方向に進んでいた面接の流れが一気に逆風になったのも、一社や二社ではありません。
適応障害を発症したことを知った瞬間、働けるのか、なぜ発症したのか、薬は飲んでいるのか、と「病気」のことについてのみ質問が集中していきました。ついさっきまではスキルのことを尋ねてきて、見込みがありそうだ、と言ってきた面接官が、問診のようなことを始めました。
面接の進め方とか、伝え方とかの話はさておき。
ここまで門前払いの空気を感じたのは初めてでした。
こんなに「どうせ働けないだろう」と扱われるのは初めてでした。
(結局、正直に伝えて、それでも受け入れてくれるところを探す方向にシフトして、割り切って転職活動をすることにしました)
ここで立ち止まって、ふと考えたんです。
私は、早めに気づけて、状況の改善に時間がかからなかった。
でも、そうじゃない人はどうなるんだろう。
働く上で、さまざまな制約がある人がいます。
フルタイムで働くのはしんどい、肉体労働はきつい、立ち仕事はできない、とか。
(こちらも完全とはいえないというか、問題だらけなのは知ってますが)
障害者雇用の枠であれば、障害者としてカウントされる労働者であれば、
『合理的な配慮』を要求することが可能なのだと思います。
(法律では手帳の有無は関係ない、とされていますが、実態は手帳で判断される部分がとても大きいと感じています)
ただ、手帳取得に至らない程度の場合はどうなるのか。
・素直に伝えれば面接で弾かれる
・黙って働けば配慮が得られない
こんな二者択一の選択を迫られているのではないでしょうか。
(素直に伝えた人を弾く現場に立ち会ったことがあります。リスクあり、と平気で書いていて、見ていてつらかったです)
手帳にまで至らない、障害や病気。
体質、アレルギー、特性。
花粉症が酷い、腰が悪い、生理痛が重い、後遺症があるけど手帳上の障害者の定義には当てはまらない、とか。
私の場合も、一時的な適応障害と、(おそらく)生まれつきの軽度の難聴があります。でも、どちらも程度は軽いので、障害者雇用とかの枠にはよほどじゃない限り(or 悪化しない限り)入らないと思います。
ただ、業務には支障は出るんですよね。
ぼろぼろになるまで働くとまた症状が出そうだから、外回り中心の仕事とか、残業どんとこい!って仕事はおそらくきついですし、聴こえの問題で電話応対ばかりの仕事や騒がしい場所での業務はできないと思います。
(これらの業務も、短期間ならどうにかこなせて、長期でやると崩れていく、というのが難しいところ……)
話を戻して。
・素直に伝えれば面接で弾かれる
・黙って働けば配慮が得られない
こういう状態にある人。
障害者と健常者の「はざま」にいる人が、
自分らしく働くためには、働きやすい場所を見つけるためにはどうすればいいんでしょうか。
この、答えのない問題を、ぐるぐると考えていきたいと思います。
今後、書いていきたい内容としてはこんな感じ。
・自分が転職期間にしたこと
・転職と再就職の実体験
・「はざま」にいる人へのインタビュー記事
インタビューを受けてくださる方を募集しています。
詳しくはこちら
「インタビュー対象者募集!」
https://note.com/hazama_kio/n/ncac86fdad8c7
焦らず、でも確実に書き進めていきたいと思っております!
また、別の投稿も見てくださると嬉しいです!
よろしくお願いします!
2022.01.10 はざま きお