【創作BL】食べられたいけど
※いい肉の日に合わせて肉を食べる「偽りの魔法は愛にとける」の優×海老沢のss
※当日に思い立って書き始めても、当日には書きあがらない(今月2回目)
※※※
夜中に帰ってきて、慌ただしくシャワーを浴びてからセックスして。目が覚めたら、もう昼近かった。いまだまどろみの中にいる海老沢は、むにゃむにゃと不明瞭な発音で、「優くん、明日の準備はぁ?」と尋ねる。
そもそもの体力も違うが、若さの有り余っている優は、すでにしゃっきりと目覚めて着替え終わっている。途端に恥ずかしくなった海老沢は、もじもじと布団の中で小さくなった。
「明日の仕込みは簡単なんで、夕方から店に行きますよ」
おはようのキスは、その日の気分によって異なる場所にされる。今日の彼は、頬というよりもこめかみあたりに、外国人の挨拶のように掠めるキスをした。
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