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【創作BL】シスコン貴公子の真実の愛⑤

 口の悪い店主は、「お祝いだ、この野郎」と、おまけをたくさんくれた。いくつかは自分の口にも入るので、ありがたく受け取って帰路につく。

 裏口から屋敷に入り、キッチンへと買ったものを運ぶ。すると、同僚たちが何やらドタバタと忙しなく立ち働いていることに気がついた。

「どうしました?」

 最も年かさのメイド長に尋ねると、「ああ、隣の領のケント様とアンナ様が突然いらしたのよ」と、苛立ちを隠さずに言う。

 ケント・サーヴェイの名前を聞いた瞬間に、ルゥは眉間に皺を寄せた。

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2,560字
万が一続きで中編サイズのものを書くことになったときには、500円に値上げします。(たぶんない)

子どもの頃に自分を助けてくれたレオンに忠誠を誓い、あれこれと世話を焼くルゥ。美形で賢い貴公子のレオンには、唯一の欠点があった。それは極度の…

いただいたサポートで自分の知識や感性を磨くべく、他の方のnoteを購入したり、本を読んだりいろんな体験をしたいです。食べ物には使わないことをここに宣言します。