自分の演奏を世の中に広めたい!今こそ「プレスリリース」という手段をもっと知るべき。
「こんなコンサートをします」「〇〇ホールで歌います」
念願のイベントが決まった時、どうやって周知しますか?
こんな方法があります。
・詳細を文書にしてメディアに送り、新聞やテレビなどで取り上げてもらうために働きかける。
この方法、すごくないですか!メディアに自分のイベントを紹介してくれるようにお願いするなんて・・・
これが「プレスリリース」です。
私も、数は少ないけれど、過去に自主コンサートの出演経験があります。
お客様にたくさん来ていただきたいから、その時は一生懸命周知をはかりました。
でも、実際に何をしたかというと、
「ホールや学校などにお願いして、掲示板にチラシを貼ってもらう」
それだけでした・・・
そしてチケットは
「友人や知り合いを頼って売る」。
もちろん、はじめはそれもよい経験です。
でも、いつまでもお客様が知り合いばかりじゃつまらない!
演奏するにもだんだん張り合いがなくなってきた・・・
「新しいお客様に、自分の演奏を聴いてもらいたい!」
そう思った私は、何か自分の力でできることはないか考えました。
その時に「プレスリリース」を知ったのです。
プレスリリースって何だろう?
プレスリリースは、メディアが記事を作成する時や番組を制作する時、その材料となるものです。
たとえば、今、あなたがコンサートを企画しているとします。
そこで、テレビ局や新聞社などのメディアに、プレスリリースという手段を使って、コンサートの情報を知らせます。
「こんなコンサートをするので取り上げてください!」
というように。
もしかしたら、プレスリリースを見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
企業のホームページでは「ニュースリリース」というタイトルで掲載されていることもあります。
メディアに直接働きかけるなんて、大企業しか使えない方法じゃないの?
そう思われそうですが、プレスリリースは誰でも出すことができます。
中小企業でも、フリーランスの個人事業主でも。
コンサートの情報、もちろんOKです。
「誰でも簡単にできるならみんなやってるんじゃないの?」
「そんなにうまくいくはずない・・・」
はい、実はそのとおりです。
記事化したりテレビで取り上げてもらうには、自分の出したプレスリリースが、記者や番組担当者の目に留まらなければなりません。
実際、メディアには大量のプレスリリースが届きます。
いかにして記者たち担当者たちに読んでもらえるかが「キモ」になります。
さらに読んでもらうだけでなく、実際に取り上げてもらうには、
「そのプレスリリースが、どれだけメディアにとって有益か」
が問われます。
つまり、メディアの先にいる読者・視聴者にとって、価値のある情報だと判断されなければ取り上げてはもらえないのです。
簡単じゃないけど、自分の演奏活動のために
音楽活動、どのくらい続けてきましたか?
その成果、たくさんのお客様に聴いてもらいたくないですか?
演奏を聴いてもらいたい、たくさんチケットを買ってもらいたい。
そのためには、お客様にとっての価値とは何なのかを知って、提供する必要があります。
プレスリリースを書く、ということは、その価値を知るきっかけのひとつ。
自分の企画したイベントを、いろんな角度から眺めてみる。
そしてプレスリリースに取り組みながら、お客様に何を提供できるのかを考える。
メディアに選ばれるプレスリリースを書いて、新たなお客様をお招きしませんか。
次回は、実際にメディアに向けて出されたプレスリリースを見ながら、お話したいと思います。
11月29日(金)の公開をお待ちください。