凍結と熱想のあいだ~宣伝のための思考~

Twitterで「バ BURN バ BURN BURN BURNwww」って歌ってたら永久BANされました。




皆様、ここ、笑うところです。





客観的見たらめっちゃ笑いの神降りてきてると思うんですよ。これは美味しいんですよ。ですが個人的にはめっちゃ腹立っています。ええもう2/3の集団誤凍結事件に巻き込まれて以来、凍結解除される気配はありません。Twitter社によると何やら私はルール違反を犯しているようです。具体的な違反内容もメールに書かれているのですが全く身に覚えがございません。異議申し立てを送りますがTwitter側のメールサーバーがダウンしているようで届いてくれません。なので私はずっと凍結されっぱなしです。Twitter側から今回の件(メールサーバーがずっと落ちてることも含めて)の説明もありません。皆言ってるけどどうすんのこれ。
一応サブアカも持ってますが、凍結されてる人達の中にはサブアカも続けて止められてる人もいるじゃないですか。もう呟くの怖いんですけど。だって見に覚えのない罪で罰を受けているんだもの。何しても理由つけてBANされる気がしてならない。

おお、私が何をしたというのでしょうか。こんなに寒い日、暖炉の前で告解せざるを得ません。

それではお聴きください。『ノートルダムの鐘』より、この名曲です。


Beata Maria
You know I am a righteous man
Of my virtue I am justly proud..








Hellfire!!!!!!!!

Dark fire!!!!!!!!!!

Now KUSObird it‘s your turn!!!!!!!!!!!!!!!!

Choose me or!!!!!!!!

Your pyre!!!!!!!!

Be mine or you will burrrrrrrrn!!!!!!!!!!!!!!!!





ご清聴ありがとうございました。『ノートルダムの鐘』より『Hellfire』でした。『ノートルダムの鐘』はアニメーション映画そして映画劇伴の中でトップクラスで好きな作品でしてこれはまた別の記事で書きます。

はい。



Time Capsule Orchestra(TCO)の生放送会議について、事前に何個かツイートもしていましたし、当日も思っていたことをいくらか呟こうと思っていたのですが、不慮のアイスバーンですっかり何も出来ませんでした。なんか悔しいのでここに書きます。ご意見募集要項ではない空間なのはわかっていますが、不完全燃焼故の自己満足です。


宣伝活動の話。炎を広げていくという話をします。

ひとつめ。どうやって宣伝をしていくのか。

突然ですが、昨年読んだこの本の『獅子座──表現の星座』の序盤がかなり刺さっています。若い頃の和辻哲郎や佐々木倫子の作品を引き合いに出し、「感動」の炎が人に燃え移っていく仕組みを考えている部分。

芸術作品がある。音楽の演奏がある。それを受け止めて、私たちは「感動」する。でも、本当に「それだけ」なのだろうか。芸術と自分、一対一の関係の中だけで、感動は完結しているのだろうか。
(中略)
それを見るものは、他者の感動を「介して」、自分の中に感動を燃え移らせている。バースデーケーキのロウソクの最初の1本は、ライターで点火される。その最初の炎が、他のすべてのロウソクにゆきわたる。

石井ゆかり『星占い的思考』P68

自分が「2番目以降のロウソク」である場合も、1本目が巧まずして燃えているのでなければ、その火は燃え移ったりしない。

石井ゆかり『星占い的思考』P69

非常におもしろいくだりなんです。「私が素晴らしいと思うものをどうやってこの世界の人々に知ってもらえるだろうか?」という衝動に対するアンサーを貰えるような(この章自体はそこから「感動の表現」を占星術師らしい切り口で考察していて飛躍していくんですが、面白いです。ちなみにこれは占いの本ではないと思う……文芸誌で連載された文学をフックにした占星術師のエッセイ……エッセイ…? なんかよく分からん本ですが面白いです)。要約すると、芸術作品や音楽鑑賞その他スポーツにおいて人為でコントロールができないところから感動が生まれるよね、芸術と鑑賞者の関係だけではなく他人の感動体験を介して心を揺さぶられることもあるよね、っていう話。きちんと読みたかったら本を読んでくれ。

TCOのこの企画を見た時に思い出したのがこの本のこの章でした。

収支の話が既に盛んにされています。大事なことです。安定した活動をするにはまずキャッシュが大事でありそのためにはファンを増やさないといけない。どうやって増やすのか。ロウソクを、炎を燃やすのです。

うまく演奏を聴いた人間、ライブを観た人間がその情景を熱狂のまま表現する、感動の炎を聖火の如く掲げて走る、沿道の人々にその暖をおすそ分けしていく。そのためにブログでレビュー記事を書いたり声の配信メディアで語ったり、が、大事なんだろうなって。文や話の巧拙は問題ではなく、自分の心の中でBurningしてる炎を自分で見つめて、自分の言葉で炎の色をそのまま表現する。その情景こそが第三者の胸を打つのではないでしょうか。


ふたつめ。誰に向かって宣伝するのか。

炎が燃え移っていきやすいところを目指す。風向きもあると思います。そして、既に燃料を積んでる人もいます。TCOを知って「これは私が出会うべくして出会った運命のバンドだ!」と感じてくれるような、このバンドを求めてる人。

TCOというバンドについて一度整理します。

  • ボーカルのいない中年男性の4人バンドだ

  • 昨年バンドデビューした

  • ライブは計3回した

  • ジャンルはプログレ(だが過去3回のライブはアコースティックだった)

  • 音源をサブスクで配信してない

  • アルバムはライブ会場限定発売かつ「プレイボタン」なる特殊な音楽プレイヤー

……って書き連ねるとまず「マイナーバンドなんだな」ってなる。さらに続けると、

  • 実はメンバー全員が有名アーティストのバックバンドで経歴の長いプロミュージシャンだ

  • このバンドとしてのデビューは2022年だけど前身のバンドは茅原実里のバックバンドで実はだいぶ歴長い

……ってさらに書き連ねると「なんだこのマニアックなバンド」ってなる。さらにさらに続けると、

  • おじさんと言っても年齢に幅がありそれぞれ個性が強い

  • 皆仲良しでごきげんな雰囲気だ

  • おじさん達のニックネームがちゃん付けだ

  • なのにやりたい音楽はゴリゴリのプログレらしい(多分本番のライブではニコニコしながらゴリゴリの音を鳴らしてくる)

ここまで要素積んだら好きな人絶ッッッッッッ対おんねん。絶対『癖』な人がいる。そこにどう届かせるかなんですよね! 分かりますか!

各メンバーは恐らくそれぞれが局地的に有名人だし、固定ファンもきっといるし、「おじさん」が好きな女性は結構多いし、仲良しの雰囲気が漂ってるバンドは癒されるし、プログレを聴く人もいる。そういうクラスターまで伝わったら、きっと予想外の熱が突然生まれてくる。


みっつめ。宣伝の仕込み方。 

そういう「まだ見ぬご新規様」へのアプローチ。どうやって炎を受け取ってもらい、そして自分自身でも炎を燃やしてもらえるか。私は、「僕/俺/私がこのバンドを自分で『発掘』したんだ」という体験をお客さんにしてもらったら、そしてお客さんがそれを自分の物語として語る=炎を燃やしたら、あとは燃え広がるのが早いと思うんです。

「自分の力で世間にまだ知られていない良いバンドを見つけた」という体験から来る感動ってめっちゃ強くないですか。自分が見つけたこのバンドを人に教えたくなるし、自分とバンドとの出会いを語りたくなるし、このバンドを見守りたくなる。超強烈なファン活動の推進力になる。実際はプロモーション活動ありきなんだけどあくまでも「自分の力で見つけた」と思わせる。SNSのハッシュタグを駆使して演奏動画を拡散する、レビューも拡散させる。上述のように、自分の心で燃えてる炎をそのまま表現して、着火しやすい素地を既に持ってる人達に届けたら、きっと点火して、今よりもっと大きな炎になっていく。

素敵やん。

なんかまとまらない、思ったことを書き連ねていっただけなのですが、誰かの何かのアイディアの一助になったら幸いです。そう思いながらこの文章をネットの海に放流させることとします。

それはそうとおじさん達のBURNで私のTwitterの永久凍結を解かしてほしい。マジで。

助けてくれ~!

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