僕が僕である為に、その4
Country Bread.
#countrybread
僕にとても大きな
きっかけをくれたパンです
また
いつかのお話の続きを
なんとかしなきゃという
焦りの空回りと
先の見えない閉塞感から
心身共に疲弊が
ピークを迎え
動けない鬱状態にあった僕
それでも
何かに縋りたい気持ちが
あったんでしょうね
来る日も来る日も
やる気になれない日が
続いて
ただぼんやり眺め続けたYouTubeから
ある日突然
飛び込んできた
とあるベーカリーのPVに目が釘付けになりました
ナニコレ?
何処にある?
サンフランシスコ??
自由なライフスタイルに
美味しいフードと
オーガニック文化が息づくサンフランシスコ
ベイエリア
その動画で活き活きと
映し出された
一軒のベーカリー
歴史ある街角に
溶け込む佇まい
明らかに大らかな雰囲気でパンを焼く
個性豊かでカジュアルな
出立ちのスタッフ
カフェで思い思いに
食事を楽しむ人達の
ポジティブな空気感と活気
そして何よりも
圧倒的な存在感を放つ
色濃い大きなパン
それが
Chad Robertson率いる
Tartine Bakeryの
Country Breadでした
当時の僕は
目先の売り上げ欲しさに
チマチマした流行を
追うばかりで
ずっと気持ちの忙しなさに疲弊して
そうまでして追う
今の最先端の流行が
次の台頭とともに
最後端に追いやられる
虚しさに
とてつも無い薄っぺらさを感じていて
同時に
自分の信念の無さに
ほとほと嫌気が
差していました
だからTartine Bakeryの
流行や時代に淘汰されず
残ってきたものへの
信頼と尊敬を
自身の焼く
CountryBreadに
反映させて
現代のシーンを
リノベーションさせたChad Robertsonの姿が
とてつも無く
カッコよく映ったし
まさに温故知新
これこそが文化だ
と強く思いました
だから
今の自分とこの状況を
払拭する為に
このパンを
僕は焼かなきゃならない
そう強く思いました
それがCountry Breadとの出会いです
でも長い間
パンに飽き飽きしていた
当時の僕には
そこに纏わるツテも
情報も無くて
ただその動画から推測して試行錯誤を繰り返すしか
術が無かったので
今みたいに
ソレらしいモノが
焼ける様になるには
相当苦労が必要だったし
何回ももう無理だと
棚上げもした結果
数年かかってしまいました
結局見つけた答えは
素材の出自と
酵母のチカラ
そしてゆったりとした
時間の経過に全てを委ね
技術や知識というエゴで
邪魔せずにただ見守る
自分の寄り添い方で
それは
カントリーブレッドが
僕に教えてくれた
大切な事でもありました
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